車が横に押された話
祖母が助けてくれた話です。
駅から職場までの間に国道があり、
本来なら地下道を通るのですが
信号をみて国道を横断する人も多くて
私もその一人でした。
西行き・東行きの間に、高速道路の降り口があり
そのための信号もあるという交差点。
同期の何人かで出勤する朝、
信号を待っていたら
スピードを落とさずに高速から降りてきてしまった車が
停止線で止まることができずに飛び出し
他の車の間を縫いつつ、私たちに向かってきたのです。
まっすぐに。
「!」
車のボンネットとフロントガラスがどんどん近づいてきます。
横からぎゅぎゅぎゅぎゅーと押される感じがして
またまたスローモーション。
私たちの横をすり抜け、歩道に乗り上げて停止。
青になったので、私たちは何事も無かったかのように歩き始めました。
車を押しやってくれたのがおばあちゃんだったかどうかは
わかりませんが、
これも私の奇跡のひとつ。
こんなふうに、何かに助けてもらったことありませんか?
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