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1を積み上げるマーケティング

単位の大きな商いをしていると、新しいお客さまに対する感度が鈍くなる。
最近、それがとても危ういことだと気付かされた。

SNSが世の中に浸透して以降、ひとりのお客さまが属するコミュニティの大きさが無視できない影響力を持つようになった。

「艦これ」絡みでボクが呟いた一言が、瞬く間に18万インプレッションまで駆け上がり、にんべんとは無縁だったコミュニティからのお客様来訪のきっかけのひとつとなることができた。

「艦これ」界隈の皆様とはSNS上での会話を続けている。引き続き我が社の商品をお買い上げいただいたりお店を訪ねてきてくれているからだ。

ひとりのお客様の売上は小さなものかもしれない。事業の売上規模が大きくなると、その小さな1が持つ価値を疎かにしてしまいがちだ。

社内で話をしても「たったひとりでしょ?よくて数人、そんなの意味ないじゃん」みたいな反応があってすこし哀しくなった。

でも、その小さな1がキチンと育ってくれたら、そんな風に思っていた社員の考えも変わってくれるんじゃないか。

そんなことを考えながら、微力でも確実にファンを増やしていくコミュニケーションを続けていきたい。

そして、これは仕事ではないとも思っている。
なぜなら、ボク自身が「にんべんだしアンバサダー」に登録したアンバサダーだからだ。

※2022年2月26日にFacebookへ投稿した記事の転載