「結婚はガチャ。」3度の結婚を経験したえとみほさんに聞いた「相性の良い相手とは?」
2020年の婚姻者のうち11%が、人生の一大イベントである「結婚」相手を、オンラインマッチングサービスを使って見つけています。
でも、「いい人がいない」「どんな人と結婚すればいいのかわからない」と悩む婚活男女が大半です。
今回は、3回の結婚を経験したえとみほさんに取材しました。
えとみほさんは専業主婦も経験しながら起業し、経営者として実績を残しているえとみほさんは、2回の離婚経験の結果、どんな理由で今の旦那さんとの結婚を選んだのでしょうか?
えとみほさんに「長続きする相手を見極めるコツ」を聞いてきました!
「なんであんな良い人と?」専業主婦をやめて家を出た1回目の結婚生活
伊藤:えとみほさん、今日はありがとうございます!noteやTwitterを前からチェックしていて、えとみほさんといつかお話ししてみたい!と思っていたので取材が実現してとても嬉しいです。
伊藤:早速質問なのですが、えとみほさんは2回の離婚と3回の結婚を経験されていて、今は3人目の旦那さんと入籍されているのですよね。どういう経緯で今の旦那さんと結婚するに至ったのですか?
えとみほさん:お相手のこともあるのであまり詳しくは話せないのですが、最初の結婚は23歳の時でした。学生時代に知り合った方と結婚して、しばらく専業主婦をしていました。
伊藤:今のえとみほさんを見ていると、専業主婦をされていたとは信じられないです。
えとみほさん:そうですかね(笑)当時は専業主婦になりたくてなったというよりも、就職氷河期で、働きたかったけど働き口がなかったのでしょうがなく...という感じでした。ただやっぱり、子どももいなかったので家でじっとしていることができなくて、学生時代からお付き合いのあった出版社の方からお仕事をもらうようになって、それで在宅でテクニカルライターの仕事をするようになりました。
2年ほどライターの仕事をしていたのですが、とにかく仕事が面白くてどんどんのめり込んでしまい、家庭を顧みることができなくなってしまいました。家事もそれまでは自分が全部やっていたのですが、「どうして私ばっかり。私だって働いているのに」と思うようになり、ある日些細なことで不満が爆発して家を出てしまいました。
伊藤:旦那さんからしたら、奥さんが突然出て行ったらびっくりしますよね。
えとみほさん:周りからは「なんであんな良い人と?」って相当言われました。「自分が我儘なのかな?」と悩んだ時期もありましたね。
振り返ってみると、当時は「(結婚によって)自分が幸せになりたい」ということばかり考えていて、「相手を幸せにしてあげたい」という気持ちが持てていませんでした。自分自身に余裕がなくて、結婚生活を送るには若すぎたというか、人として未熟だったんだと思います。
「自分はもう絶対結婚しないほうがいい」と思った2回目の結婚
伊藤:2人目の旦那さんとは、それからすぐに再婚されたんですか?
えとみほさん:少し間があって、ちょうど30歳になる前でした。
2人目の夫との出会いは、実はインターネットでした。
伊藤:えぇ!すごい。mixiとかアメブロとかでしょうか...??
えとみほさん:もっと前ですね。まだホームページの時代です。お互いの外見からでなく、内面から入って親しくなったので、最初の旦那さんと比べると趣味とか考え方とかは合っていたと思います。共通の話題もありましたし。でも、離婚はものすごく早かったです。
伊藤:え?!なぜ...??
えとみほさん:相手の問題というよりは、自分の問題ですね。当時自分は、ライターの仕事も休業していて、印税は入ってきていたので収入はあったんですけども、自分の中に「軸」がありませんでした。
伊藤:「軸」ですか。
えとみほさん:最初の結婚もそうなんですが、自分自身が安定していない時に「結婚」って魅力的に思えるんですよね(笑)
それでどんどん話が進んでいくのですが、その中で次にやりたいことが出てきちゃったりして、これはもう今結婚しても相手に迷惑をかけるんじゃないかな、と。
伊藤:なるほど!不安定なときに結婚したくなる気持ち、すごくわかります…!
えとみほさん:ただ、結婚式だけは止められそうになかったので、式を挙げて、お別れしました。
今回のタイトルでも3回結婚しているということになっていますが、実は戸籍上は2回です。当時は、「なぜ入籍を渋るのか」と言われたりもしましたが、私自身どうしても1度目の失敗が尾を引いていて、ギリギリのところで再婚に対して前向きになれなかったので、お相手の方のためにも、あの時頑として譲らなくて良かったと思っています。
伊藤:確かに…。
えとみほさん:ただ、自分としては結婚式も挙げてしまっているので、これで事実上のバツ2になりました。そこから「自分はもう絶対結婚しないほうがいい」と思うようになりましたね。結婚に向いていないんだな、と。最初の会社を起業したのはこの直後だったのですが、この時はもう一生一人で生きていく覚悟をしていました。
期待値0だったからこそうまくいっている3度目の結婚
伊藤:そんなえとみほさんが、3回目の結婚をした今の旦那さんとの出会いを教えてください。
えとみほさん:東京で起業してその事業を譲渡した後、地元に帰って働いていたのですが、そこで同僚だったのが今の夫でした。
彼からはよく仕事の相談を受けていたのですが、私自身がかつてテック業界にいたこともあり、彼が優秀なのは一緒に仕事をしていてよくわかっていたので「東京に行ったほうが能力が活かせるのでは」という話をしていました。それが、最終的にはなぜか「一緒に東京に行こう」という話になり、そのまま結婚しました。
伊藤:すごい流れですね!(笑)「もう自分は結婚しないほうがいい」と思ったえとみほさんが、今の旦那さんと結婚しようと思ったのはなぜだったのでしょうか?
えとみほさん:なんでだったんでしょうね(笑)でも、3回目の結婚となると「もう別にダメでもどうでもいいや」ぐらいの気持ちになっていたと思います。結婚に対する期待値が0でした。
えとみほさん:あとは、私も夫も子供が欲しかったというのもありました。結果的に産まない選択をしたのですが、その頃私は38歳で「もし産むなら今が限界だな」と思ったタイミングと重なったのもあります。
伊藤:期待値0だったけれど、結婚してみてどうですか?
えとみほさん:彼は、毎日「本当に良い人と結婚したな」と感謝しているぐらい良い人です。めちゃめちゃ相性はいいですね。
伊藤:結果的に、今の旦那さんと結婚して良かったと思えたポイントってなんでしたか?
えとみほさん:過去2回の結婚と違って、恋愛の初期の盛り上がりみたいなものが全くなかったんですよ。でもそれが逆に、相手の本質を冷静に見極められた要因だと思っています。
伊藤:なるほど!
えとみほさん:最初の結婚のときは「すごく好き!!状態」で勢いよく結婚しました。でも、すごく好き!!状態って、他の「合わない部分」が見えなくなってしまうんですよね。見えているけど、一緒にいたいから見なかったことにしてしまうというか。
でも、熱烈な恋愛感情ってそんなに続かないから、長く一緒にいれば誰しも冷静になってしまいますよね。それで、1〜2年経って、人として合わない部分が出てきてしまったんだと思います。
恋愛感情はいづれなくなるものなので、それよりも尊敬できるポイントがあるか、一緒にいて楽か、といったことが大事だと思います。
伊藤:確かに、大抵の離婚原因って「恋愛感情がなくなった」とかは聞かないですよね。
恋愛感情がなくても人として尊敬できるかが大事ということですね。
「結婚はガチャ」。
伊藤:3回結婚してみてわかった、「相性の合う相手」の見極め方ってなんでしょうか?
えとみほさん:正直言って、結婚は「ガチャ」だと思います。どれだけ長く同棲してみても、付き合ってるだけではわからなくて、運命共同体として生活しないと相性が合うかどうかなんてわからないです。だから、失敗は一定確率であるものという前提で、なるべく早くガチャを引いてみることが大事なんじゃないでしょうか。私も、最初の結婚が早くなかったら、今の夫まで辿り着いてなかった気がします。
伊藤:「ガチャ」...!!3回結婚したえとみほさんが言うと、説得力がすごい...。
えとみほさん:ただ1つ言えるのは、話し合いができるかどうかは大事です。恋愛は話し合いができなくても成り立ちますが、結婚は話し合いができないと成り立ちません。結婚生活は解決すべき課題が山積みなので、お互いに意見を言える関係であることは最低限必要だと思います。
伊藤:確かに、結婚が決まると結婚式をどうするかでいきなり喧嘩するカップルも多いですよね。そのあとは住む家もそうだし、出産、育児、日々の生活…。
えとみほさん:よく、相手の嫌なところがあっても「結婚したら変わるんじゃないか」と我慢する人がいますが、結婚して相手が変わることは基本ないです。もちろん人は変わる生き物なんですが、自分にとって都合良く変わってくれることはないと思っておいたほうがいいですね。
私は今の夫と結婚する前は、パートナーと話し合いをしなかったり、話し合うことを最初から諦めてしまっていたので、そこは大いに反省しました。
伊藤:たしかに「結婚はガチャ」であるならば、ガチャで当たった相手との結婚を自分の力でいかに正解にしていくかのほうが大事ですよね。
そういう意味では、結婚してもえとみほさんのように自分で働いてお金を稼げるようになっていくのって大事なんだなぁと改めて思いました。例えもしも話し合いの末「この人違う」と思っても、我慢し続けずに「次にいこう」と踏み切れると言うか。
えとみほさん:私の場合は二度とも子供を持つ前に離婚しているのですが、、子供がいる方は離婚するのはもっとずっと大変だと思います。でも、我慢しているだけだと相手は一生わかってくれないし、折り合いもつけられないのでので、自分の意見も主張できる状態でいることは必要だと思いますね。
私は専業主婦も経験していますが、やはりその当時は生活のことを考えて言いたいことも飲み込んでしまっていました。今は、別に1人でも生きていけるけど、それでも一緒にいたい人がいると心底思えているので、たまに意見が合わなくてケンカもしますけど「100%自分の意思で選んだ人生を生きている」という納得感はありますね。
伊藤:「100%自分の意思で選んだ人生」って素敵ですね。みんな、意外と「しょうがなく」「なんとなく」「我慢して」生きて、不満やストレスを溜めてたりする。えとみほさんはガチャといわれる結婚について、する・しないを自分の意思で決めたからこそすごく説得力があります。
人が人を繋げる婚活マッチングサービスヒトオシ
伊藤:とはいえ、さあ婚活しよう、と思った時に「自分って本当はどんな価値観を持っていて、どんな人と結婚したいんだっけ?」というところから止まってしまう方ってとても多いんですよね。
なので、転職エージェントと同じように、「理想の相手の言語化」から一緒に行い、目指す方向性と合いそうな異性を人が介在して紹介するサービスということでヒトオシを作りました。
えとみほさん:AIが盛んなこの時代に、あえて人を間に介在させるのって面白いですよね。しかも、間に入る人が、自分の経験を生かすことができますよね。
伊藤:そうなんです。間に入る人マッチングプランナーは、自身も婚活経験者である副業の女性で、ユーザーにとって上から目線になりすぎず、共感もできるしアドバイスもします。
みんな大企業や会社経営者など本業もしっかり働いて、家庭とも全力で向き合って、かつヒトオシが第三の場所になっています。
えとみほさん:結婚って人生の一大事だから、どんな相手と結婚するかで、人生が全く違います。
そのお手伝いができて関わる人もみんな嬉しい仕組みはとてもいいなと思いました。
伊藤:えとみほさん、今日はありがとうございました!
ヒトオシのホームページはこちら!
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