見出し画像

マッチングアプリ専門家が知っておいて欲しい「マッチングアプリの前提知識」

こんにちは!マッチングアプリ専門家の伊藤早紀です。

現在はマッチングアプリメディア「マッチアップ」を運営しながら、ヒトオシという婚活サービスを展開しています。

マッチングアプリを始めるみなさんや始めてるけどうまくいかないみなさんに、「これだけは前提条件として」頭に叩き込んで欲しい事実があります。

それが、「同性が見えないこと」です。

いや、当たり前じゃん!知ってるし!と思うかもしれませんが、今一度よく聞いてください。

マーケティングの基本となる考え方の競合分析、3C分析では、必ずCustomer(顧客)、Company(自社)、そしてCompetitor(競合)について分析し、自社の商品が成功するにはどうしたらいいか?を考えます。「婚活市場」という市場で、自分の価値を売り出し、顧客のニーズを掴むために必ず必要なのは、競合の存在です。

でも、マッチングアプリでは競合が見えません。だから、強く意識しないとマッチングアプリを始めるとこういう事態に陥ります。

例えば女性は、こうなりがちです。

スクリーンショット 2022-02-27 20.53.15

アプリを始めるとたくさんのいいねがきますよね。でも、それ以上にもらっている年下や美人の女性がいます。しかも、自分にいいねをしてきた男性も、並行してそちらに「いいね」を送っていることや、並行してデートをしていることが多々あります。

もしかしたら、その美女たちは「え、割り勘でいいですよ!」と言ってるかもしれないし、サイゼでニコニコ笑っているかもしれない。話すときは可愛い笑顔でしっかり話を聞いて、きちんと自分の意見も伝えることができて、料理も上手な女性。しかも自分より若い。そんな彼女たちと並んで、婚活市場で男性を探しているのです。自分の魅力をアピールするという意識、できていますか?

男性は、こうです。

スクリーンショット 2022-02-27 20.53.58

「一回会ったらすぐフェードアウト。真面目にやってる女性いないんじゃないの?やっぱり女性は無料だからですよね?」と聞かれることが多いですが、実際はこれです。モテる男性が女性を独占しています。

彼らは、息をするように女性が喜びそうなお店を探し、前日には食べログ3.6以上のお店のURLと一緒に「明日はここ予約したよ!19時待ち合わせね!楽しみにしてるよ」とLINEを送り、当然のように奢って女性を楽しませ、その日のうちに手まで繋いでいます。

「美容院に行くなんてお金がもったいない」「ユナイテッドアローズのセーター1万円なんてコスパ悪すぎる」「なんで男性が奢らなきゃいけないんだ」と言う声を本当にたくさんの男性から聞きます。「愛想良く笑うなんてキャラじゃない」「なんでつまらない話を楽しそうに聞かなきゃいけないの?」「多めに払ってくれただけでなんで感謝しなきゃいけないの?」という声も、女性側からききます。

それは相手の男性や女性が作り出した要求ではなくて、一部のモテる女性や男性が作り上げた基準なのです。

でも、コロナでオンラインの出会いが当たり前になり、合コンはなくなり、そのモテる男性女性の振る舞いを見る機会がかなり減ってきたなと思います。

例えばこのツイートをしたとき、「女子大生とアラサーを比較するな」というリプがたくさんきましたが、実際はマッチングアプリでは女子大生とアラサーが比較されている世界線です。

それを理解しないと、そもそも土俵に立つことすらできず、お話にならないのです。

ちょっと前までは、団体戦(合コン街コン)でテクニックを磨いて個人戦で相手をGETするという戦術が効いていましたが、今は難しい。

だからこそ、同性の振る舞いやお作法をよく見てほしい。特に女性は、同年代女子ではなく、20代女子など自分より若い女の子が競合であることは忘れないで欲しい。

コロナが落ち着いたら、ぜひ少し年下の女の子と合コンやパーティーに参加してみてください。効率は悪いですが、同性の振る舞いは勉強になることがたくさんあります。

そして「美人(イケメン)ばっかり男(女)が寄っていって、本当にくだらない」と切り捨てるのではなく、その中で自分が選んでもらうにはどうしたらいいか?を考え出すことから自分磨きが始まります。

正しい自己認知が婚活の鍵と考えていて、こんなサービスやってます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?