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GINKA 感想

こんにちは、matchanです。

先週、GINKAをクリアしたのでその感想を書きたいと思います。

今、ギャルゲプレイ後特有のロスがめっちゃきてます…。

少しだけネタバレがあるので、それすら見たくない方やプレイ前の方はブラウザバック推奨。



スタッフ

※公式サイトより

  • 企画 / シナリオ:紺野アスタ

  • 原画 /キャラクターデザイン:ゆさの

  • サブキャラクターデザイン:渡辺明夫

  • SD原画:ななかまい

  • 音楽:松本文紀

  • ボイス:主人公以外フルボイス

  • 制作:フロントウイング

  • OPテーマ「Star Trail」
    歌唱:四ノ宮銀花(CV:長谷川育美)
    作編曲:松本文紀
    作詞:紺野アスタ

  • EDテーマ「夢浮橋-ユメノウキハシ-」
    歌唱:青木陽菜
    作編曲:UNDER_COVERS
    作詞:mid

ストーリー感想

全体として

登場キャラそれぞれに思いがあって、それぞれが起こした行動が全て裏目に出て、それらは全て綺麗に噛み合ってしまう。

世界単位で見ても個人単位で見ても、運命って残酷だなと思わされる展開。

だけど最後にそれらはひっくり返り、これもまた綺麗に噛み合って誰もが救われる最良の結末に生まれ変わる。

お見事でした。

また物語内の伏線も(AFTERで明かされたとある生物の謎以外は)見事に回収され、さらにところどころ少年漫画のような熱い展開もあり、非常に満足のいく作品でした。

良かったところ

流星と銀花を中心にした物語でありつつも、全ての登場人物に意味があり、存在感のある展開だったこと(強いて言えばりん姉がちょっと影が薄かった)。

気になったところ

特にありませんでしたが、強いて言えば「ノリが古い」ですね。

90年代のネタが一つだけあってですね。おそらく現ギャルゲプレイヤーのボリュームゾーンに該当する人は絶対に知らないような。

それだけではありませんが、全体的にノリが2000年代でした。

私はそういうの気にしませんし、そもそも作中の年代が2000年代なのであれば雰囲気づくりとしても十分ありです(プレイした限りGINKAの時系列は現代ではありませんでした)。

ただ気になる人は気になるだろうなと思いました。だって現代ですから。

AFTER

アップデートで追加されたミニシナリオ。本編後の展開と、とある生物の謎が解明される。

発売直後にはなかったようですが、確かにこれは必要なシナリオでした。

なぜならAFTERにより「ギンカ」が報われたから。

楽曲感想

OP

紺野アスタ氏の作詞、松本文紀氏の作編曲という文句なしの製作陣。

シナリオそのものを描いた歌詞はもちろん、壮大な幕開けを告げるイントロで一気に作品へと引き込まれます。

プレイ前後で印象が大きく変わるわけではありませんが、歌詞の意味が明瞭になり、ロスに効きます(笑)。

そしてこれを歌いきる長谷川育美さんの実力も賞賛すべきでしょう。

ED

歌い手の青木陽菜さんは作中の登場人物であるハナの声優でもあります。

あの結末を見せたあとでこれは、琴線に触れるというよりも心をえぐられたかのような破壊力でした。

また、曲名を調べてみたのですがこれ以上ないほどにピッタリな意味でした。

BGM

特に印象に残ったbgmをピックアップ。

ホーム画面
ホーム画面からなんと壮大なこと。これから何が始まるんだと身構えてしまうくらいでした。

神様の島
何度も聞くことになるあの場所のbgm。物理法則が通用しない人智の及ばない場所なんだと思わせてくれます。

その他

ATRIを求めた場合

YouTubeやTwitterで、ATRIのイメージや世界観と違うという意見がありました。

これは当然で、ATRIとGINKAは製作事情が全く違います。

ATRIはフロントウイングと枕により開発され、ANIPLEX.EXEとして販売しています。言葉を選ばず言うなら、ATRIはフロントウイングと枕のコラボ作品(のようなもの)であり、ANIPLEX側からすると外注品です。

対して、GINKAはその全てをフロントウイングが担った完全なる自社作品です。

内情がこれだけ違えば、いくらATRIとGINKAが表向き似ているからといっても、世界観が違うのは当然です。

したがって、GINKAに対する認識は「ATRI系列の新作」ではなく「フロントウイングのゲーム」であるべきだと私は思います。

このような感想が生まれた最大の原因は事前宣伝だと私は考えています。「ATRI製作陣の新作」という文言がたくさん使われていたからです。

サマポケとSIREN

私がGINKAをプレイしながら思い出していたのがサマポケとSIRENです。

前者について、序盤に「サマポケオマージュか?」と思うくらいに色々と共通点がありました。

後者については、GINKAのストーリーにおいて鍵を握る彼?がSIRENと同じように流されてきた描写が理由です。どちらも日本神話から着想をえたのだと思います。

まとめ

GINKAをプレイしました。色んな面で非常に満足のいく作品でした。

発売から超遅れましたがこの夏にプレイできてよかったです。

おわりに

GINKAクリア後、ホーム画面にいる「ぎんか」の表情が満面の笑顔に変わります。

ここは解釈が分かれそうですが、私はこの女の子が「ギンカ」だと思わずにはいられません。

皆様はどう感じるでしょうか。

ヘッダー画像
http://ginka.frontwing.jp/


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