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【館山CIRCUSプロジェクト】またひとつホームタウンを増やしたい男

「なんか、第3章ってかんじだね」

これは今年の4月末に妻がぽろっと言った言葉です

今年の5月 捨てるつもりだった地元にUターンをしました
妻ともうすぐ3歳の子どもを連れて

引っ越し前夜で余裕がなかった僕は そんな妻の言葉を適当に聞き流しちゃったんだけど ふと出てくるそういう言葉をもっとじんわり噛み締められるような人になりたいなぁと思ったりしています

このnoteは新しい働き方LABに初めて参加する僕の研究計画書です


▷ 研究員制度について知りたい方はこちら
▷ 運営母体である「新しい働き方LAB」について知りたい方はこちら

◆参加プロジェクトとテーマ

新しい働き方LABには主に2つの取り組みがあります

◼︎指定企画
運営側から提示された研究テーマのもの(今期は11企画)
◼︎自主企画
自分が決めた研究テーマのもの

研究員それぞれが挑戦する企画を決めて 半年間取り組んでいきます

僕が参加するのは指定企画のみ
『千葉県館山市CIRCUSプロジェクト』というものです


CIRCUSプロジェクトは指定企画なので決まった実験テーマがあるのですが オリジナルのテーマも持ちながら取り組んでみます◎

◼︎千葉県館山市CIRCUSプロジェクトのテーマ
フリーランスたちが地方の不動産を引き継いだらどんなことが起こるのか?

◼︎個人的に設定したテーマ
訪問回数が少なくてもコミュニケーションの力でその街は“ホームタウン”となり得るのか

もうすでに”テーマ”のゲシュタルト崩壊が起こってきた

このnoteでは個人的に設定したテーマについて書いていきます

◆実験の目的と背景

僕は岡山県真庭市という田舎町で生まれ育ちました
教科書に出てくる"部落"がいまだに残っていて 最寄りのコンビニまで車で15分 汽車は2~3時間に1本って感じの街でした

やりたいことには蓋をされる
当たり前に進学して就職することが善でそれ以外は悪とされている気がして 「絶対に帰ってくるかこんな街」と思って18歳で上京しました

上京後は音楽活動をしていて インディーズではありますがデビューして全国のCDショップにCDが置かれたり TVやラジオなどメディアにも出演していました

でも音楽でやっていくなんて簡単なことではなくて 事務所とのトラブルがきっかけで25歳くらいの時にバンドが解散となりました

7年間それだけをやってきたのに 終わる時は一瞬で
廃人生活を送り始めて2ヶ月くらいの時に「俺 この街にいていいんかな」と思い 本気で死のうと思ったりしていました

手に残ったのは返せる見通しのつかない借金だけ
最後の晩餐くらいの気持ちで¥1,500を握りしめてとある居酒屋に飲みに行きました

その時 たまたま隣に座ったおじちゃんが「乾杯」ってしてくれたことがきっかけで めちゃめちゃ話をしてくれたんです

数時間後「次いくぞ」って次の店に連れていってくれました

そこから店を変えるたびに2人3人と人が増えていって
最終的には15人くらいで飲んだ夜がありました

その日から 街を自転車で走っていると「おっす!」って声をかけてもらえるようになって「あ まだこの街にいてもいいかもしれない」とその時 本気で命を救われた経験があったんです

そこから 飲食業~フリーランスとキャリアを歩んできて いろんな街にも出会い ホームタウンだと思える街がいくつもできたタイミングの今年の5月

縁あって 捨てたつもりだった地元に家族でUターンをしました

いろんなものを見て触れて経験した今は あんなに嫌いだった地元を心から愛しています

そんな経験から 心が落ち着く街(ホームタウン)には
救われたり 新しい気付きを与えてもらったり 仲間がいたりして
安心と一緒に挑戦するための糧をもらえるように感じています

そんな街が増えたらいいな
自分や仲間がいる街が また誰かにとってホームタウンになったら嬉しいな
そして自分の息子に「ここは最高の街なんだよ」って伝えられたらいいな
と思い この研究テーマを設定しました

◆検証したいこと

改めて研究テーマのおさらいです

◼︎個人的に設定したテーマ
訪問回数が少なくてもコミュニケーションの力でその街は“ホームタウン”となり得るのか

家庭や物理的距離などの理由で 館山に何度も通うことは難しいです
でも コミュニケーション次第で 相手にとってその対話が大切なものになって 気のおけない仲間ができるはず

そんな感じで コミュニケーションによって自分の心がどう動いて どのタイミングで安心を感じ始めて ホームタウンとなるのかを検証します

◆活動の概要

メンバーとの活動とあわせて
館山の酒場を巡ろうと考えています

酒場は人々の営みに欠かせない いろんな人生のかけらが落ちる場所
僕自身 酒場が好きすぎて 東京は高円寺に立ち飲み屋を作ったくらい大好きな場所です

そこで生まれる出会いを軸に研究に取り組んでいきます

◆アウトプット・成果

定量的な計測が難しいテーマなので以下で心の動きをアウトプットします

◼︎アウトプット
・noteでの発信
・写真or映像
・モチベーショングラフ
noteではマガジンを作成し、できるだけ細かく発信していきます

◆実験の測定方法

  • 顔見知りになった人の数

  • 乾杯した人の数

  • 挨拶した人の数

ここら辺をカウントして計測しようかなぁと思っていますが、いい方法が思いつき次第更新します!

◆スケジュール・進め方

館山行きのスケジュールが決まり次第更新します
1回目:7月後半~8月いっぱい
2回目:9月~10月
理想は3泊ずつ2~3回ほど

◆さいごに

ここまで読んでくれてありがとうございました

重ねてになりますが 今回は原体験をもと研究テーマを決めました
大袈裟じゃなく ホームタウンの存在は自分に糧を与えてくれるものだと思っています

新しい働き方LABは初めての参加です
この参加で「ここね〜マジで好きな街なんだよ」って言える場所がひとつ増えたらうれしいなと思いながら半年間楽しんで取り組んでいきます!

それではまた!

サポートして頂けたら新しい"チャレンジ"の資金とさせて頂きます。また随時リクエストを募集しております。「スカイダイビングやる手続きとか諸々調べるのだるいからコストとか割り出して体験談も欲しい!」とかラフなものにも対応します。