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なぜ、直観力が身につかないのか
私のnoteでは主に突然の逮捕から勾留されて、釈放されるまでの話を軸に、官本を主体とした本の紹介や人生観に影響を与えた本をご紹介させていただいている。
本によっては映画化されていたり、本のネタと使われていたりで、それらにまつわる動画や映画も紹介したいと思う。
実は今回、紹介するのはそのどちらでもない。私が以前から道に迷いそうなときに拝聴させていただいていた田坂広志氏の「未来からの風」から「なぜ、直観力が身につかないのか」という動画を紹介したいと思う。
私はこれまで複数の事業の立ち上げに関わってきたが、どの事業も多かれ少なかれの困難があり、ひどい時は絶望すら感じたものだ。そんな時に見た動画が一筋の光を当ててくれたから歩みを進めることができたように思うのだ。
この動画では直観力について語られているが、洞察力とも言い換えられる。これは感覚的な能力だと思いがちで、ともすれば右脳を強化だとか禅の修行という方向性に向かいがちだけれども少し違うようだ。もちろんこれらを否定するわけではない。
むしろ、感覚を研ぎ澄ます訓練ことによって達成する逆説的手法を問うべきであると提案されている。
大山名人の逸話を紹介されていたのが分かりやすくストンと腑に落とすことができた。田坂さんの話はそのどれもが思わず聞き入ってしまうものだが、本動画は何度見たかわからない。
名人がコートを羽織りながら、弟子が将棋をしているのをチラッとみながら「あと何手目の何の駒で積むよ」と行って出ていき、次の日に名人は「読んだのではない、大局観でみたんだよ。」と。
感覚の修練に向かうよりも大局観をもつ事が名人たる所以で論理思考を突き詰めることで直観力、洞察力、大局観にいきつくのであろう。
論理思考をなぜ学ぶのか
それでは直観力というのは鍛えることはできるのであろうか。
動画を通して個人的に感じたのは、直観力とはそれまでの経験、言い換えれば「成功と失敗の繰り返し」ということにつきるのではないか。
ただの繰り返しではない。PDCAを徹底的に愚直に回すということだ。
「その業界でプロフェッショナル」と呼ばれる人は必ずその人なりに「あたりをつける」という能力を持っているように思う。これがいわば大局観につながるのではないだろうか。
一般的に年齢を重ねるとともに体力や思考力は衰えてくると考えられがちだけど、「直観力」「洞察力」「大局観」に関しては経験に依存することから、逆に「年齢とともに冴えてくる」ものと考えられるのだ。
年齢を重ねるのもそう悪くないものだ。
そういった意味で「直観力」というのは「体系的トレーニング」に落としむことはを極めて困難で属人的にならざる得ない。
だからこそ、コツコツと毎日積み重ねることが重要で焦らず歩みを止めないことが重要である。
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