青春てなんだ
西城秀樹さんが大好きで
ご本人の信条として繰り返し語られる
ことばに青春がある。
青春。
なんとほろ苦いことばだろうか。
学生時代は運動や学業に秀でている
人気者が日のあたる道をひとりじめ
しているようで、運動も学校の成績も
気の利いた冗談も、ともだちもいない
ような自分には、呪いのことばでしかなかった。
うらやましい。認めたくない。
はしゃぐ男女の嬌声がただただ恨めしく
青春を謳歌するなどクソ喰らえだった。
友情、努力、勝利
少年ジャンプのスローガンは
ともだちがいることが大前提で
青春のスタートラインにも立てないわけで。
40を過ぎた頃から
目立ちたいだとか、女の子にモテたい
だとかは、おじさんには関係なくなったので
なんだか気が楽になった。
お習字を習ったり、手話サークルに通ったり。
好きなことに向き合うことが出来るようになって、人は人、自分は自分。ないものねだりを
しなくなった。
青春。
スポ根ドラマ。合唱コンクール。
あの素晴らしい愛をもう一度
翼をください
若い時には全然響かなかった
友愛や連帯。
西城秀樹さんが歌う青春
青春とは
若さではなく、こころのあり方。
挑戦する姿勢。
好奇心を忘れないこと。
年齢や能力、容姿や才能があることが
青春の条件じゃなくて、
自分に素直であること。
やってみようという向上心。
無理やり、西城秀樹さんにつなげている
と思われるかも知れないけれど、
人生50年目にして、青春の意味を
噛み締めるのは、
大好きな秀樹さんや音楽を語り合える
人たちがいるからかなと思う。
顔も名前も知らない文字でつながる人たち
ぼくにとっては、青春の伴走者。
いつもありがとう。
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