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個人的おすすめマンガ5選(2024春)

こんにちは。
久しぶりに文章を書いてみたくなったので、おすすめのマンガ紹介を書こうと思います。
最近読んで面白かったものを中心に5作品紹介いたします。



『ルリドラゴン』

 ある朝、ルリがいつものように洗面所で歯を磨いていたら…鏡に映る自分の姿が何かおかしい。なんかツノ生えてる? ルリは動揺して…はいるのだが、「なんかツノ生えてんなぁ…」ってくらいのテンション。
 なんか変な病気になったのかもと思って、とりあえずお母さんに報告すると「うわっ 何だソレ」と真顔の反応。
 普通に朝飯を食べて、実は龍と人間のハーフであることが発覚して、「まぁツノ生えただけだしな」と学校に行く。

いや、そうはならんやろ

 2022年に週刊少年ジャンプで連載開始した作品ですが、長期休載だったため既刊は1巻のみです。休載中もジワジワ人気を増やして、20万部突破。連載再会が発表され話題となりました。
 「どうしてこんなに人気なの?」と思う人も多いと思います。上手く説明出来ません。たぶん、ルリが可愛くてツノが生えてるからです。
 
ツノが生えても友達は友達のままで、クラスのみんなは温かくて、逆にツノがきっかけでクラスに馴染んだりして…何かちょっと学校楽しいなって思ったりして…そういう他愛のない、面白い話です。


『あかね噺』

 部屋で一人、落語の練習をする父。小さいあかねはその姿をこっそり覗くのが好きでした。
 体の向き、顔、喋り方、声がコロコロ変わって、そこには一人しかいないはずなのに、色んな人が見えてくる。そんな父の魔法のような芸に、あかねは魅せられていきます。

「部屋の中にはおっ父一人しかいない なのに だけど 部屋の中には 3人いる」

『あかね噺 1』第1席「あの日」より

 父の背中を追いかけて、高校卒業後に落語の世界に飛び込むあかね。あかねの噺がはじまります。

本当に素晴らしい作品

 週刊少年ジャンプで連載中、既刊10巻。めちゃくちゃ素晴らしい作品だと思っています。
 まず、「落語をする」という絵的に伝わりにくい描写を、作画の表現力がきっちり魅せてくれます。表情や声色をここまで表現出来るのかと感動します。
 主人公あかねの性格もまっすぐで読んでいて気持ちが良い。作中では多くの落語が語られるのですが、落語の内容とあかねの成長物語がリンクして、面白いくらいにきっちりハマる。展開と言葉選びが最高すぎて「天才…!」と思いながら読んでいます。ライバル達との競争など、ジャンプらしい展開もきっちり描いてくれる熱い作品です。
 アニメ化も実写化も難しいと思います。興味を持たれた方はぜひマンガを読んでください。


『アオのハコ』

俺には 毎朝 一番に 会いたい人がいる

『アオのハコ 1』#1「千夏先輩」より

 毎朝体育館へ自主練に向かうバド部の大喜。誰よりも早く来よう…と思っているのですが、いつも女バスの千夏先輩に先を越されるのでした。
 大喜は千夏先輩のことが好き。
 しかし、千夏先輩はバスケ部期待の次期エースで、美少女で、人柄もスター性も完璧。果たして一般パトミントン部員の大喜は千夏先輩に振り向いてもらえるのか。

絶対ハマるから怖い

 本屋で並んでいるコミックスを見る度に「あ、これ読んだら絶対ハマってしまうから近づいてはいけない」と思っていた本作。表紙が綺麗すぎて、もう私のようなおっさんには読めないと敬遠していました。
 しかし、1巻を試し読みする機会がありまして…気付いたら全巻購入していました。どうしてこうなった。
 週刊少年ジャンプで連載中、既刊14巻。今時珍しいくらいまっすぐなスポーツ青春恋愛マンガ。
 登場人物達はスポーツと恋愛の両立を目指しているのですが、この作品自体も「スポーツ:恋愛=1:1」くらいの按配の魅力があります。
 もうホンマに良かった。おっさんは成仏した。最近は新刊が出る度に死体蹴りされている。


『恋より青く』

 部活を辞めて、なんだか退屈で、長すぎる放課後。高峰さんは帰りの電車で適当な本を読んだりしてみますが、全然頭に入ってきません。
 そんな時に他校の女子とぶつかって、本が入れ替わってしまいました。偶然同じ本を持っていて、実は電車の時間が同じで、その人は本が好きで…そんな出会いが二人を少しずつ変えていく…のかもしれない。

百合作品…では無い

 毎日、通学の時間だけ出会う特別な人。違う制服の、他校の子。そういう絶妙な距離感を細かく丁寧に描写してくれる詩のような作品
 「もう少しお話してみたいな…」とか「仲良くなりたいな…」とか、好意と言うには小さくて、興味というのも何か違う…、そういう言葉にならない小さな感情を、言葉にせずに書いてくれる。そんな作品です。
 既刊2巻でサクッと読めるのですが、物語の性質上あまり長く続かなそうなのが少し寂しい。


『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』

 100回の告白をし、100回失恋した男、「愛城 恋太郎」。高校こそ彼女が出来ますように…!と神頼み。すると神社から神様が現れて、「お前が高校で出会う運命の人は100人居る!」と告げられる。やったぁ!と喜んだのもつかの間、実は選ばれなかった方の運命の人は「なんやかんや不幸な目にあって死ぬ」ことが発覚。みんなを救うにはどうしたらいいんだ…!そんなのは決まっている!!こうして恋太郎は100股をすることにした。

何言ってんだお前ェっ!!

 恋愛版ボーボボと呼ばれる本作。ボーボボのファンである私から言うと、言い得て妙という感じである。ラブコメのコメの部分がデカすぎる。最近アニメを見てハマってしまいました。
 非常にギャグのテンポが良く、女の子も可愛い、真面目な恋話もある、という嘘みたいな作品。
 100股という明らかに実現不可能な課題なのだが、主人公の恋太郎が恋愛狂人すぎて「こいつならマジでやりかねん」と思わせてくれます。恐ろしいことに、既刊17巻の時点で彼女は30人に迫ってきていて…
 疲れて何も考えられないくらいの時はこの作品を読みましょう。

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