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マタギ式真夏の怪談まつり②


『戦慄!! アオムシの恩返し』


これはですね
九州地方の話になるんですよ
場所は特定出来ませんでしたが…


昔、昔
あるところに
心優しき女子(おなご)が住んでおりました

女子は、干し野菜を作っては
それを町に売りに行き
穏やかに暮らしておりました

ある日のこと

女子が畑に行き
いつもの様に野菜を収穫しようとしておりますと

育ち始めたばかりの小松菜に
1匹のアオムシが留まっておりました

『や~らしか アオムシん 一所懸命 食べよ~ばい♡』

ヤラシイじゃないですよ…
可愛いって意味(-ω-;)

アオムシは
美味しそうにムシャムシャと、葉を食べておりました
女子は、それならば沢山食べて立派な蝶におなりなさい…とアオムシを見守っておりました

『沢山、食べて、大きゅうなりんしゃい♡』


次の日

女子が畑に行ってみますと
何処からやって来たのか、アオムシ達が沢山集まってきて小松菜をムシャムシャ食べているではありませんか!?

『みんなで仲良ぅ食べんしゃい♡』

すると
その中の1匹が女子に向かって話しかけてきました

『礼儀正しかアオムシやなぁ♪』女子は思いました


その夜
女子は夢を見ました

昼間、畑で見たアオムシ達の中の1匹が
女子をじっと見つめているのです…

はぁはぁはぁ(;-ω-)ノ
『ゆ、夢か…えすかった~』

えすかった→怖かった


アオムシ達は
可愛らしいモンシロチョウになると思っていたのですが
あのアオムシだけは酷く恐ろしく感じたのです…


そして…
月日が流れ…


女子が畑で
たわわに実るアイコ🍅を収穫しておりますと

何処からともなく
蝶がヒラヒラと飛んで来たのです

そしてその手には

花束ならぬ


小松菜の束が沢山抱えられているではありませんか!?


嬉しくなったのも束の間

次の瞬間…



なんと蝶だと思っていたのは
蛾の化物へと変わったのです!

その姿は…

あの夢に出てきた恐ろしい顔をしたアオムシによく似ていました…


女子は無事だったのか
そして
蛾の化物女はどうなったのか…

その後の事を知る者は
誰も居ないと言う事です…

知らんけど…(笑)(笑)(笑)


小松菜が安かったから

すぐ、こういう事に使ってしまうんですよね…(´-ω-`)

用途が違う…(笑)

インスタバージョン


あるフォロワーさんの記事から
お話考えさせてもらいました(*´艸`)
彼女の発想好きなんです♪

なんだろ

マタギの中では
唐津の赤毛のアンです(●´ω`●)


追伸

ネタだけではなく…

もちろん
しっかり食しました(-∀-`; )


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