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オメガ警備隊Part13〜24までの振り返り

いよいよ持ちまして『オメガ警備隊』完結いたしました。

いやー疲れた・・・

元々は2023年の3月のツクールフェスサーバー停止までに作品として投稿するつもりが、全然間に合わず結果的に動画としてアップすることになったんですが、これはこれでいつでも見返せるから非常に俺得な形で作ることができました。

Part1〜12も簡単に振り返ったので今回はPart13〜23までも振り返ってみたいと思います。



Part13 オセイボ戦争

Part12で一区切りついたのでPart13は軽〜いかるちゃんストーリーでした。

日本の12月感が僕は好きでその感じをオメガ警備隊でやりたかったお話です。

お歳暮、来年のカレンダー、年賀状などなど・・・それに伴ってチャシロ、空谷がオメガ警備隊に加入する時のお話を入れたという感じでした。

Part14 オメガトリロジー

トリロジーというのは三部作という意味ですが、良いタイトル思い浮かばなかったのでテキトーにトリロジーとつけました。

主にチャシロと空谷がオメガ警備隊に加入する時のお話です。

そもそもオメガ警備隊は全部で48話構成にする予定でした。

しかし早い段階で「48話は無理だ!俺の体力が持たん!」と気付き最終的に全24話構成となりました。

チャシロと空谷についても48話までの中で掘り下げるエピソードがあったんですが、それができなかったのでこのPart14で少し掘り下げたというのが真相であります。

Part15 年末年始

機雷とレインの関係性を少し深めたかったお話でした。

また空谷の実家の様子やレルアランドの住人たちをもう一度再登場させて終盤への布石にしているパートでもあります。

空谷の帰省のお話は個人的には二重丸な出来です。

Part16 社員旅行

オメガ警備隊が島の外に社員旅行に行くお話なんですが、島の平和を守るはずの彼らがいなくなったらどうするだ!?という観点からそれぞれ代理人を選出して代わりを務めてもらうという非常に無責任なエピソードです。

本来ならPart4で出てきたアレキサンダーズ・ラグタイム・バンドが再登場して、機雷たちを案内してくれるはずだったんですが話が間延びするため泣く泣く削りました。

勇者サンダーという人物が出てきますが、これはツクールフェスで作りかけて挫折した作品のキャラクターで、そのリサイクルをしたかったのであります。

よかったのう、勇者サンダーよ!

Part17 ハリセンが来たヤァヤァヤァ!

わんわんハリセンというわんこが島に見学に来るお話です。

少しシンセン組が絡んできたり、ごっちゃんという一つ目巨人をフィーチャーしたりとなかなか場面転換が忙しいです。

Part23への重大な前振りのエピソードでもあったので気を付けて作った記憶があり、実は意外と重要なエピソードだったりします。

Part18 featuringレイン・スプリング

リクエストを募集した結果レイン・スプリングをメインしたお話の要望があったので作っていったお話です。

メインキャラに関してはいろいろ設定は考えてあったので、レインについてもそうやって考えてあった設定をこうやって表に出すことができてよかったっす。

自分だけで作るとキャラクターの登場頻度に関して偏りがありそうだったのと、Part19以降は少し話の毛色が変わってくるのでここでアクセントも入れたかったというのもありました。

終盤の展開は映画マルホランド・ドライブまんまですが、まあこれはこれでいいんじゃないかな・・・?

また、ちょうど確定申告の時期だったのでその世情を反映させた社会派(?)のお話になりました。

Part19 大女優ブリジット・オードリー

大女優ブリジット・オードリーが島にやって来るというお話です。

ブリジット・オードリーという人間は自分の本性を隠して世間を巧妙に欺いているキャラですが、逆に機雷は素のままで生きているキャラであり、ここの対比をさせたかったというのがあります。

またブリジット・オードリーと同じくレインも隠し事を持ってレルアランドに来ているわけで、この三者のそれぞれの事情とか立ち位置とかが個人的には描きたかったものになります。

ボクチンとしてはブリジット・オードリーのような生き様こそ真のカッコよさだと思うんですが、みなさんはいかがでしょうか。

Part20 傭兵シノビの結婚式

過去のツクールフェス自作品『タマ夫旅行記』と『Operation-P』のキャラクターたちを全員集合させるためのお話です。

いかにして物語的に無理なく全員を集めるか悩んだんですが、もうやっぱ結婚式が一番だなと!

そもそも『オメガ警備隊』はペロンペロンツクール作品の集大成の一面も持っているので、ここで全員を一度集めておきたかったというのがあります。

余興で滑った時の気持ちはみんなも忘れないでくれ。

そしていよいよクライマックスのPart21に話は進んでまいります。

Part21 草間隊長の死

草間隊長というキャラクターですが、Part1から意識的にあまり登場させませんでした。

というのも草間隊長がPart21で死んでしまうのは初期段階から決めていて、かと言って感傷的な別れを描く気もありませんでした。

死別によるドラマ展開は『タマ夫旅行記』で自分の中ではやりきってしまっているので、草間隊長の死を必要以上にフィーチャーする気がなかったのです。

なのでお葬式もどこか笑って見送れるような雰囲気を持たせつつ、とは言え人が一人亡くなっているわけですからそのことによる重大な問題も起きるわけであります。

例えば機雷とレインが仮に喧嘩しても草間隊長が仲裁したらすぐ仲直りしてしまうわけです。

しかしその草間隊長がいない中で機雷とレインが喧嘩したら……もう収拾がつかなくなる中で、周りの友人たちや前作の主人公であるタマ夫が今作の主人公である機雷とレインに非常に重要な役割を果たすエピソードでもあります。

『タマ夫旅行記』の最終地点としての意味合いを持つのがPart21なわけです。

Part22 レルアランド包囲作戦

Part21を受けて、いよいよクライマックスシリーズ開幕というのがPart22になります。

各組織の思惑や考えが明らかになっていく・・・というパートなのですが、作ると思ってたより大変だったパートでした💦

今までの伏せていたことを回収していく必要があるんですが、これを物語の中に落とし込むのがなかなか難しくて時間がかかったですね。

伏線や設定を回収する作業ってもっと楽しいかと思ってたんですが、大変さの方が勝りました。

ただ、Part22-4の山ちゃんフィーバーの回ではやっとその作業も終わりが見えて、山ちゃんというキャラに救われた思いがしました。

山ちゃん、やっぱスゲーよ!

Part23 レルアランドの戦い

最終エピソードです。

テロ組織アルファとの対決を描くクライマックスになります。

最後なんでやらなくてはならないお話がたくさんあって話が長い長い……。

これでも予定していたお話をかなりカットしたんですが、それでも長かったなぁ…。

これまでは極力1動画5分以内に収める、というポリシーがあったのですが全然収まらないっていうw

また、最後なんで脇役・主役級関係なくみんなが一度は活躍するようになるべく平等に出番を割り振りつつ、話を進めながらこれまでの伏線なども回収していくという自分にはなかなか難易度の高い作業でございました。

他にもアルファ艦隊の砲撃やシンセン組の救援、クロノスの到着など演出的にもある程度頑張らなくてはならないシーンも多かったので、作業に時間がかかるのなんのw

正直かなりツラ楽しい2ヶ月でした。

23-7くらいまでは実はけっこう気が重い中で作ってたんすけど、23-8からは終わりも見えてきてだいぶ気分も軽やかになっていったのを覚えてます。

好きなシーンも多くあり、フリーズフェスを使った攻防やクロノスがレルアランドに到着するシーン、セミになって敵をかわすところなんかは頭の中でイメージしてたものができて楽しかったっすねぇ

特に気に入ってるのが23-8の三途の川のシーンですね、話で聞いてたよりこじんまりしてて汚いってのはなかなか好きな設定です。

最後のレオン・マッカートニーとの対決は当初からあの流れを想定してました。

オメガ警備隊はスーパーヒーローではないため、悪いヤツをこらしめて改心させるという力は持ってないわけです。

人間の心の変化は本当に微妙で、しかし機雷こそ実はそういう心の変化をうまく感じ取り対応できる人間だったというのがあの一連のシーンの真相です。

Part23-12のラストシーンはPart12と同じような構図にしています。

何度もしつこくクロノスという輸送機が出てきたのはこのPart23-12において飛行機雲でモールス信号を作るのをやりたかったので、いいアイデアだと自画自賛してます。

レイン・スプリングの正体が情報分析官だったのも、ここでモールス信号を解読してもらうために必要な設定でした。

幻のPart24

実は当初はPart24までやる予定で、Part24ではエピローグを数話やるつもりでした。

マップや大まかなセリフ打ちもできていて、あとは細かい調整だけだったのですが・・・

Part23-12を作り終えると「いや……Part24はなくていいかもな…」と思うようになり、結果丸々Part24はボツとなりました。

Part23終わった後にPart24の台本見直すとなんか蛇足感がすごい出てるように感じまして、ここで切る方がいいなと判断しました。

とは言え、今の時点では蛇足エピローグですが時間が経ったら気が変わるかもしれない。

その時はまたPart24作って投稿しようと思います。

勝手気ままにランキング

あとついでなんでやってて「使いにくかったキャラ」と「使いやすかったキャラ」をそれぞれ3人ずつ挙げてみよう(機雷やレインなど主役のキャラは除きます)。

意外と使いにくかったキャラ3選

第3位 グレゴリー

最初の方にだけ出てきたキャラクターで、当初はもっといろいろやってくれると思ってたんですがイマイチ動かしづらくてフェードアウトしていきました(たまに思い出したかのように出てきますが)。

第2位 ごっちゃん

一つ目巨人のごっちゃんですが、彼もいろんな場面で活躍するはずがイマイチでしたねw腹黒設定をチャシロに持ってかれたのが痛かったすね。明らかに練り不足なキャラでした。

第1位 ウラナリ

ミステリアスな美少女系美青年占い師という設定がモリモリだったため下手に起用すると主役を喰うくらい動き回るキャラになってしまい、ブレーキをかけざるを得ないという意味で使いにくいキャラ堂々のトップです!ウラナリ自体は好きなので何かで再利用したいっすね。

使いやすかったキャラ3選

第3位 販売ロボさん

女性型ロボットキャラだったので、プログラミングという便利な言葉でいろいろ痒い所に手が届く活躍ができたので非常に使いやすかったですね。草間隊長の代理を務めたり、遺書をインプットしていたりはいいアイデアだったと自画自賛してます。本当はもっと掘り下げるエピソードをやるつもりでしたが、尺の都合でできなかったのが心残りではあります。

第2位 山ちゃん

シンセン組の監察方の山ちゃんですが、道化のフリして実は有能という感じのキャラだったので彼も使いやすかったし、コミカルな性格なのでそっちの方もバッチリだし。Part23では山ちゃんの見せ場もあったんですが、こちらも尺の都合で泣く泣くカット。ありがとう山ちゃん!

第1位 サドミ先生

初登場時は顔グラすら用意されていない脇役でしたが、起用するたびにお気に入りになり、最後はヒロインクラスまで出世しました。元々は老婆のお医者さんにするつもりだったのにすげぇな!(周りが変なヤツばっかなので)サドミ先生の真面目な性格で物事を解決に導いたりしてくれるところが話を作りやすかったのと空谷との関係性のコントが個人的には好きでした。

あとがき&クソガキ

今確認したらオメガ警備隊のPart1は2023年5月8日にアップロードしたようで、この文章書いてるのが2024年9月16日です。

1年4カ月ほどかけて約160本の動画をアップしていったわけで、単純計算で3日に1本の頻度で短編を作っていたことになり、少しは地力がついてたらいいなぁと思います。

あと3DSがぶっ壊れたらそれでおしまいだったのでとにもかくも壊れることがないまま最終回を迎えることができてまずは一安心でした。

始めから終わりまでオ⚪︎ナニーだったのは言うまでもありません。

そうです、これはまごう事なき俺のオ⚪︎ナニーです。

そんな中で『オメガ警備隊』を見届けてくれた方々には感謝しかありません!

アップしてる方も変わり者なら観てる方も変わり者で、お互い実社会では浮いた存在であろうことが容易に想像できるわけです。

少なくともワタクシは一般的な立派な社会人ではないダメな社会人の方なので、ある種オメガ警備隊の隊員たちに近い立場にいるわけです。

そんな変わり者たちがYouTubeというプラットフォームで動画を通じて交流できたことがこの『オメガ警備隊』を作ったことの最大の財産だと思ってます。

暇つぶしやちょっとした空き時間に皆さんの人生の数分だけ何かしら笑いを提供できたのであればこれ以上何を望むことがありますか!?

と心からそう思うわけであります。

改めてここまで観てくれてありがとうございました!

またいつか気が変わって『オメガ警備隊』のPart24以降をアップすることもあるかもしれないし、ターミネーター3と同じ過ちをしないためPart24以降はやらないかもしれない(ターミネーター3自体は好きだよ!)。

そもそも3DSだっていつかは壊れるだろうから、続きを作ることが永遠にできなくなる日がいつか来るのだろう。

しかし、その時はその時なのだ!

我々が生きているのは常に今なのだ、先のことを考えても仕方がない。

今を楽しく生きる、オメガ警備隊とはそういう物語だったのだと改めて思うのであります。

皆さんの心の中のレルアランドでまた会いましょう!

※動画は基本的にはそのままにしておきますが、将来何かあって削除することもあるかもしれません(何かあることもないと思うけど)。


なぜか4の字固めをかけられているレイン


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