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レイアウト③ アイレベルと対比

■商業アニメーターは「アイレベル(目・カメラの高さ)」の知識は必須!













知らない人は「か★な★ら★ず」検索して調べて欲しい!!
分かりやすく説明してくれるサイトが沢山あります!
理解出来れば空間設計がとっても楽!!

逆にアイレベルの理解がないと、空間が描けない・キャラクターが空間に立たない動きが変・とにかく違和感など問題が湯水のごとく溢れてくる。

同じく対比はとても重要な事柄でこれも作業時の基本概念としてないと画面が破綻に向かう。

深く理解する必要はありません。基本的な考え方さえわかれば大丈夫です。

アイレベルと対比は画面を適正に設計するうえで必要なガイドライン。
勘でカバー出来る物ではない。

理解せずとも十分仕事が出来ていると思っているあなた!
それは誰かがその分を負担しているのです!そう!負担させているのです!


なぜアイレベルが大事?

■アイレベルは画面設計の元

大事と歌いながら「アイレベルを知らない商業アニメーターは存在します」もちろん仕事あがりは使えないことがほとんどなのでブラックリストに入っている可能性は高い

図①②を見比べて欲しい。同じキャラを三か所に配置
設定はドア2m(規格サイズ) キャラ1m58センチ(日本人女性平均)

アイレベル1

②から違和感を感じないだろうか?
キャラクターをアイレベルに合わしておらずキャラクターの配置が適当だ。
こうなるといい動きが描けても「すべて使えない

アイレベル2

自身がまだ駆け出し原画マンの頃、下手なレイアウトを上げて著名アニメーターに全修正された時添えられていたお言葉が「空間が描けない人はキャラも描けない」だ。当時はお叱りとして受け止めていたが今はこの言葉に含まれる意味が身に染みて分かる。


対比とは?

■対比と言われるとまずはキャラクター対比表のイメージだろう。
それも大事。そして一般的な対比も同じくらい大事なのだ。

一般的な対比とは?
簡単に言うとドアやノブ、手すりの高さ、テーブル、椅子などの
「日常的に存在するものの対比」

はドア対比が合ってる 図②はドア対比がおかしい

アイレベル3

アイレベル4


この場合、ドアと人物アイレベルによる対比が狂っていて、レイアウトとしては使い物にならない。

技術的な話で言えば知っていればわざと嘘をつくことができ、表現の幅は広がる。

アイレベル・対比は密接に関係している。
この二つが理解出来て初めて空間手前に違和感なく人物が配置できるのだ。

同じようにテーブルの高さや車の大きさなど、日常生活に絡む対比は実際に自分で見たり測ったりと確認が重要。レイアウト② 観察の準備に繋がる


まとめ

アイレベルと対比は画面を適正に設計するうえで必要なガイドライン。
勘では描けず、理解していないと空間が描けない!

商業アニメーターを目指すならアイレベルは必ず理解!
★大きな声でご一緒に!大事なアイは?★






「アイレベルを知らない人は検索!調べて理解!」
ここまで言って調べない人は商業アニメーターになっても続かないいので、あきらめて個人作家を目指しましょう。

自身の為にも作品の為にもアイレベルと対比は理解しよう

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For the glory of Animation

最後まで読んで頂きありがとうございます。小さな知識の積み重ねが力になり、あなたがより自由な表現が出来るよう応援しています!