「是々非々の小谷野敦」の真骨頂『直木賞をとれなかった名作たち』　#kurukeredo

2023年1/17（火）4250

字余り凄い、タイトル短歌。小谷野さんの新刊が面白くて真夜中に一気読みしました。嫌いと断言する三島由紀夫の、才能を認めざるを得ない作品を指差したりとか、是々非々の態度がすがすがしい。「自分が選考委員をつとめる賞を自作に授賞した女性作家」を最初は否定的にみていたが、受賞作を読んだらよかったから考えが変わった話とか、本当に痛快。出版社にとらわれず（出版社のヒエラルキー？の話も出てきます）、名作と感じたものをたくさん紹介している。一般には小説ではないと目されているものまで。こぼれ話が一々たのしい。まだ読んでない作品ばかりだから、読んでいたら多少ちがう感想を持つかもしれないけれど、私が読み終えるのに丸一年かかった苦手な作品（村上春樹）がほめられていても、それはそれで興味深かった。

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— うたよみん公式 (@utayomin) January 15, 2023

全短歌集をつくるにあたって、単行本未収録短歌をまとめて消したかったんだけど、あまりに手間なのでアカウントごと消しました。管理人の今井マイアミさん、長いあいだありがとうございました。

なぜいま、私たちは「短歌」に惹かれるのか。現代歌人の旗手・枡野浩一と伊藤紺が語らう | CINRA

うたよみんは、伊藤紺さんとの対談でも話題に出したばかりでした。