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できるけどやらない人、きょうは都心に映画を、そして二丁目へ、などの一日。#kurukeredo

2022年6/16(木)4036



きのうの夜、喫茶店で長く話した人と、このあたりの考えは完全に一致していると私には感じられるのに、あることで激しい口論のようになってしまった。私の「お笑い」に関する考えの基本は、いとうせいこうさんを相手に長く話している。まだ「優しい笑い」みたいなことを言ってる人がいなかった時期の対談。

この本で語った私の意見は極端に見えるかもしれないけれど、おそらく演劇の笑いを軽んじる層全体にあらかじめ傷ついているからこんな言い方になるのだろう。出版物である『バカドリル』などの成果を平気で搾取するテレビ界にも(ぱくりとさえ認識されていない)。そして私とか幾人かが失敗作を含めて観ては紹介してきたような演劇の中の成功例、上澄みだけを持っていくみたいに見えるテレビ界に深い不信感があるのだ。テレビにハマらない、劇場でしか味わえないものの圧倒的凄さこそを言いたいのに。そして私がそう言うたびに「東京にいないから劇場には行けない。それは東京人の特権」という声が届いたりする。

山本さんが私にぶつけた不快感の正体を、だから私はよくわかっていると思う。この話はこのへんで。

なお、いとうせいこうさんとの初対面は、このテレビ番組。

展覧会開催中は、オンラインに絵がなかったんですよ。原画の情報量と、印刷物の情報量と、オンラインの情報量はそれぞれ全然ちがう。

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