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もうがまんできないという瞬間を笑って笑って笑って苦い #kurukeredo #ウーマンリブ

2023年5/6(土)4359



大人計画の、宮藤官九郎さん作・演出によるウーマンリブ公演『もうがまんできない』を下北沢本多劇場で本日昼に。チケットも全然とれないし、スケジュールの関係もあって完全にあきらめていたのだけれど(配信でみることは考えていた)。仕事の予定が急遽変更になり、なるべく禁じ手にしてきた「出演者さんに直接お願いする」という方法でチケットをキープ(ありがとうございました)。ご迷惑をかけながらも、みにいって、本当によかったです。ネタバレを避けて話すのが難しい箇所にばかり感銘を受けたのですが、「まだ売れてないお笑い芸人コンビ」が主役で、「子との面会日というものがある男」が出てきたりして、セクシャリティ的にも、私がみなくてだれがみる、みたいな設定だった。コウメ太夫さんやハリウッドザコシショウさんと同じ「千川びーちぶ」のライブに出演していた私には、あの舞台美術が「ありえたかもしれない、もうひとつの、地下にない千川びーちぶ」にみえました。そして私自身は芸人コンビのうち、うまくできないほうに感情移入していた(顔や年齢はノーカウント)。舞台上の二箇所で絶えず何かが起こっていて、せわしなく笑いが続き、大人計画の俳優たちの魅力も大爆発。終始、声を出して笑いながら、苦い思いを噛みしめていました。ビター ハニー ビター。ドラマの宮藤官九郎脚本と、舞台の宮藤官九郎脚本の大きなちがいについて、いつも気になっていたけれど、今作をみてパンフレットの「吐夢の小部屋」を読むと、そのあたりのことを再確認できる。仲野太賀さんのファンは、たとえ公演自体をみることができなくても、色々な手をつかってパンフレットだけでも入手したほうがいいかも。ネタバレ的な感想は、日記の最後で。

あすの予定も変更になったので、紙とヒコーキの単独に行くことにしました。西荻窪から自転車で9分だし。ツイッターでチケット譲りますと書いているかたに連絡をとり、譲っていただいた。深謝。

枡野書店、次回もよろしくお願いいたします。

活躍がまぶしすぎるよ。私は短歌投稿欄、穂村弘さんより先に「短歌専門誌でない市販雑誌」(「キューティ・コミック」)でスタートしているのだが、そのあとは同様の企画を立ち上げては長く続かないことが多かったので、苦い苦い。遠い目になっちゃうな。

全短歌集が売れていても、短歌ブーム、やっぱり自分以外のところで起きている気分になるよ。

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