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自助グループ「にじのこころ」

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運営しているセクシュアルマイノリティと精神疾患の自助グループ「にじのこころ」について知っていただくためのマガジンです。
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2018年12月の記事一覧

精神科病院大国日本に、 今こそ心のバリアフリーを

現在オリンピックに向けて東京はバリアフリー化が進められています。しかしこうしたイベントがなければ障害者に配慮した街にならないという事が嘆かわしいですし、目に見えない障害についてはバリアフリー化が行われているとは思えません。 4月1日からは障害者雇用義務の対象に精神障害者が加わりましたが、省庁などの障害者雇用水増し問題、兵庫県三田市で障害のある長男を監禁していたとして父親が逮捕されるなど、様々な問題がいまだに噴出し続けています。 オリンピックが開催される2020年は、精神障

自助グループ活動ご協力のお願い

2018.12.30現在(随時内容追加していきます) noteでユーザーが仕事依頼ページというものを作れるようになったみたいなので、活動している自助グループを知っていただく機会になればと思い作成しました。 セクシュアルマイノリティと精神疾患、発達障害など複数の生きづらさを抱えた人たちで集まる場「にじのこころ」を立ち上げて活動しています。 当事者が会っていろいろな話をする場「にじのこころカフェ」の開催、チャットによる交流などをしています。 またSNSでグループの活動を知

心の病で公立教員5千人超休職

多忙にストレス…心の病で公立教員5千人超休職 https://news.biglobe.ne.jp/domestic/1225/ym_181225_4181940904.html 2017年度にうつ病などで休職した公立小中高校などの教員は前年度比186人増の5077人だったことが、文部科学省の調査でわかった。心の病気による休職は07年度以降、5000人前後で推移しており、多忙でストレスを抱えていることが要因の一つとみられている。  発表によると、病気での休職者は同38人増

自助グループでメルマガとLINE@をやっています。

自助グループ「にじのこころ」では、グループの活動の情報、セクシュアルマイノリティや精神疾患のニュースなどをお知らせするLINE@をやっています。ID検索で「@nijinokokoro」で検索して追加していただくか、下のQRコードを読み取ってください。 現在こちらから情報発信のツールとしてのみ使用しており、登録している方おひとりずつとのトークや相談受付などは行っておりません。運営をひとりで行っているため、そこまで手が回らないのが現状となっております。大変申し訳ありませんがご理

虹禍論(こうかろん)

年末になると今年もいろいろな事があったなと思い返す事が多くなりますが、何をするにしても「平成最後の~」というものが頭につく今年、本当にいろいろあったなと自助グループをしていて思いました。 昨年末に寝屋川で監禁致死事件が起き、現代に残る座敷牢だと恐ろしい気持ちになって新年を迎えたわけですが、今年になっても三田市で同じような事件が明るみになりました。発覚していないだけで他にも閉じ込められている人がいるのではないかと恐ろしくなりました。 そんな自助グループをしていて胸が苦しくな

強迫性障害体験コラム(第4回)

障害者の情報発信サイト「D.culture」に私の様々な精神疾患の体験記を連載していただいております。先日強迫性障害についての4回目の記事をUPしていただきました。 家の戸締まりやガスの元栓などが気になる強迫性障害の確認行為。それが悪化して日常生活に支障が出て大変な状態を思い出しつつ書いています。なかなか理解してもらえない強迫性障害について少しでも知っていただけたら幸いです。 強迫性障害の過去連載は下のリンクからお読みください。 強迫性障害を患っていた頃3 http:/

孤独は全てを奪い去っていくから

人は寂しかったり困ったりすれば、自分の非常ボタンを押してサイレンを鳴らし、泣いたり声を出して「苦しいから助けて」と伝えなければなりません。 本当ならばそうなる前に誰かが気づく事ができる世の中が望ましいのですが、誰もが自分の事で必死だからSOSを最大音量で出さないとわかってもらえません。 でもその大きなサイレンさえも「うるさいから止めろ」「その程度で鳴らすな、甘えるな」と言われます。そうしてもうボタンを押せなくなり、助けの声も届かないと絶望してしまいます。 孤独とは人から