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5分でざっくりわかる、1月の国内スタートアップトピックス【資金調達や新サービスなど】

つい先日2018年になったばかりだったのに、気づけばもう2月。時間の経過は早いですね。

1月はニュースの数があって、正直自分でもまったく把握しきれていません。特に後半はコインチェックのニュースがありましたし、決算発表のタイミングということもあってメガベンチャー絡みのニュースもたっぷりでした。

もちろんその裏(?)で資金調達だったり新プロダクトだったり、スタートアップど真ん中のトピックも多かったので、その辺りをできる限りまとめたシートとともに紹介します。

ざっくりとならトレンドがわかるはず...。

主な資金調達 

画像が絶望的に見づらいので、ひとまず元のシート公開しておきます。

公表されているものに限った話ではありますが、億単位の調達がかなり増えてきている印象。FOLIO(オンライン証券 / 70億)、dely(レシピ動画 / 33.5億)、自動制御システム研究所(ドローン / 21億)、BASE(EC&コマース / 15億)、SmartHR(労務管理 / 15億)と二桁億円の調達も複数ありました。

決済や資産運用、資産管理などざっくりですが「金融(Fintech)」方面は引き続き調達ネタが多いですね(公式の発表は確認できませんでしたが、2月2日にはロボアドのウェルスナビが15億円調達というニュースもでてました。@日経)。

個人的に新年最初に見たニュースがBASEの15億調達&決済事業を分社化で、1月最終日に見たニュースがコイニーとSTORES.jpが統合。それもあって「決済とコマースプラットフォームの連携」は今後気になるところです。

新サービスや新事業の発表など

全然スタートアップじゃないニュースもありますが...。

コインチェックに限らず、仮想通貨関連のトピックが増えてきた印象。メルカリやLINE参入も「おぉ!」と思いましたが、個人的にはbitFlyerの欧州進出にグッときました。

あとは即時買取モデルは複数分野に広がっていきそうですね。

所感 : スタートアップがスタートアップに投資

ウォンテッドリーとマネーフォワードが特定の領域に特化したファンドを設立していました。メルカリファンドもしかり、規模が大きくなったスタートアップが初期のスタートアップに投資する流れは今後も増えていきそうな。クラウドワークスも先月ナックルボールに投資していましたね。

また今月に限った話ではないものの、初期のフェーズでは「個人投資家のみから数千万円を調達」というケースも増えてきた印象。個人投資家から調達すること自体は前からあったと思うのですが、それだけで数千万円規模というのは割と最近のことなのかなと。1月だとRoboMarketerがエウレカ創業者の赤坂さんなどから4000万円を調達。

資金調達の手段という観点では「エメラダ・エクイティ」や「FUNDINNO」など投資型クラウドファンディングサービスを活用するケースもでてきているので、この辺りも注目しておきたいところ。あとはICOですね。

余談 : 「デジタル・ゴールド」とVoicy

あらためて考えてみると仮想通貨の成り立ちや、これまでの流れを全然理解できていないなーと思い、今更ながら「デジタル・ゴールド」読んでみました。

2009年〜2014年にかけたビットコインの物語が紹介された本なのですが、さまざまなドラマが凝縮されすぎていて読み物としてもおもしろいです。

アルゼンチンの話なんかもでてくるのですが、国によってビットコインの捉え方や期待することも全然違うのが興味深いところ。偉い人や世間のビットコインに対する反応の変化も楽しめるポイント。

そしてもうひとつ、最近「Voicy」を聴く機会が増えました。以前からベンチャー支援家Kさんのチャンネルなんかはちょこちょこ聴いていたのですが、最近はフリークアウトの佐藤さんThe Startupの梅木さんも始められていて、スタートアップ界隈の話聞けるのが楽しい。


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