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Manifesting


現実化について学ぶクラスに参加しました。

現実化といえば、
すごく流行っているトピック。
思考の現実化、鏡の法則、外側は内側の反映、など
自分の意識が反映するというこの世界
この現実にどう関わって生きていくのかは
現代人の大きな課題ではないかと思います。

その仕組みを知った上で
自身の望む現実をどのように創造してゆくのか・・・
その講座は、
本質的な自問自答を深く投げかけてくるような内容でした。

講座を終えて、
信念が現実を創っていることを理解しました。
ポジティブな信念は、ポジティブな現実を創造する。
なら、
その信念がネガティブに歪んでしまっている場合。
その信念を変えるためには、
いったいどうしたらよいのだろうか?
どんな方法があるのだろうか?
何をしたらいいのだろうか?
と、疑問が沸き起こってきました。

その日、
たまたま帰宅が遅くなった息子と
遅い時間に一緒に晩御飯を食べることになり、
その時間に流れていたテレビ番組。
報道ステーションのなかで、
松岡修造さんとサーファー・カノアさんの対談が始まり、
カノアのインタビューの中からその答えが浮き上がってきました。

2020年の東京オリンピックのサーフィン競技で
銀メダルを取られた、五十嵐カノアさん。
3歳のころからサーフィンを初めて、
世界中の海と波を学んできたと語ります。

その中でも、誰しも恐れる波がタヒチの海。
トップレベルのサーファーの誰もが口をそろえて、
タヒチの波は嫌いだというそうです。なぜらなその波は、
とてつもなく大きく、そして浅瀬で起こり、
波乗りに失敗するとサンゴ礁に体が叩きつけらられるという。。。
みんながみんな苦手という。癖のある大きな大きな波

みんなと一緒は嫌だと思ったカノアさんは、
タヒチを嫌いだというのではなく、好きになろうと思ったそうです。

でも、その苦手な波を好きになることは、本当に難しい。
そんななかで、カノアさんがされたことは、
タヒチの国、大地、町、人、食べ物、何もかもを
とにかく何度も何度も体験して、波ではなく、
タヒチのことを好きになろうとしたそうです。

どこに行っても、「何だお前、また来たのか!」
と言われるようになったとき、現地の人が、波の乗り方を教えてやろう。
と声をかけてくれて、ついにその大波を乗りこなし、
大好きになる時がやってきたのだそうです。5年かかったそうです。

『嫌いなものを、好きになる』
えっ? そんなこと、どうやってできるの??
それは、その苦手なものの周りにあるものをとにかく体験する。
そこから逃げるのではなく、近寄っていく。というスタンスでした。

なるほど、
そうやって信念は少しずつ少しずつ変えていくことができるんだ
変えていくための努力をすればいいんだ。

ある本で読んだシャーマンの在り方を思い出しました。
対立的な局面で、敵のように現れ出たものは、
自分に最も力をくれる”友”となりえる潜在的な可能性という姿。
まだ自分の力となり得ていない、その存在に敬意を払い
そのものの持つ力に向き合っていくこと。

嫌い、苦手、できない、・・・
何かに対して巻き起こるネガティブな信念。

その信念を自分の中に見つけたとき、
それは次のステージへ向かおうとする、
自分の大きな可能性に出会っていることでもあるのだなと思いました。

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