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「テイケイカップ」感想、テイケイABチームの結果、23歳以下日本代表チームの状況は??

テイケイカップから一夜明け。

御岳カップ同様に今回もレースの結果と振り返りのnoteを書いていこうと思います。レースは終了してから振り返るまでがレースです。

11月下旬にも差し掛かり例年だと一橋大学のストローム会が主催する「ストロームカップ」が開催される時期でしょうか。
どうやら「ストロームカップ」も今年はやらない様です。
今年は諸々の状況もあり、かなりイレギュラーなシーズンとなりました。

そんな中今年新設されたレース「テイケイカップ」11月21日、22日の2日間でレースラフティングの4種目全てを行いその総合成績で競うレースです。

レースの事前情報は以前に書いているので、是非ご覧下さい。

出場チームは全9チーム、主催、招待枠を除くと4チーム

今回は来年中国で開催される世界大会に向けて貴重なレースの機会として、ラフティングチームテイケイが主催したレースです。

来年の世界大会の代表チームは招待枠となり、主催、招待枠以外には4チームがエントリーする形となりました。

鳥取大学、静岡大学2チーム、私の所属するHORUと新型コロナウイルスの影響により活動が制限される中でも折を見て、練習を積んできたチームが出場をしてきました。

それでは各競技ごとに振り返りたいと思います。

スプリント

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スプリントはテイケイAチームが0.2秒差でTeikei AVENGERSに勝りました。我々HORUも勝負所でしたが、惜しくもTAMAに0.5秒差で敗れました。
この0.数秒の差が次の競技H2Hでも勝負を分けることになります。

H2H

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H2Hは数年前にIRFのルールが変わり、コース中に左右2個ずつ計4つのブイがあり、その内左右1つずつをターンした上でゴールする競技となりました。

リザルトのペナルティはその記載で○が2つ記入されていないチームはブイのターン時に不通過とジャッジされた際のものです。

テイケイの2チームが順調に勝ち上がり、それにスプリント3,4位のチームが追従する形で2回戦が行われた結果、決勝戦はテイケイ同士の対決となります。

スタートで先行したテイケイAチームがブイの攻防でもコースを譲らずそのままこの種目も1位となりました。

この種目では、8レース全てがスタートで先行したチームが勝利しており、先行を許してしまったチームには挽回することが難しいレースとなりました。

ダウンリバー

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上位から3艇ずつの同時スタート、チームの二人が陸上の決められたラインから走って乗り込んでスタートする方法が採用されました。

今回のコースは御岳の杣の小橋〜柚木の河原(テニスコート)まででしたが、水深が浅い箇所も多く、先行されてしまうと後から抜くのは困難になります。

上位チームもスタートの際に一時はTeikei AVENGERSが先行しましたが、早い段階で競り合い、テイケイAチームが前に出て、そのリードを守り切りゴールしました。

スラローム 

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最終種目スラロームは、ラフテインングチームテイケイ浅野監督がセッターを担当し、非常に難易度の高いレースとなりました。

初見で全て通過するだけでも難しいセットだと感じましたが、TAMAが1本目からノーペナルティでナイスランを見せていました。
しかも、テイケイ含む全チームの内ノーペナルティでのランはTAMAのみでした。恐るべしストローム会。

↓デモランの映像です。

総合成績

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テイケイチーム内対決は、下馬評を覆して若手のAチームに軍配!凄かった

テイケイAチームとTeikei AVENGERSのチーム内競争は熾烈なものでした。タイム以上に紙一重の戦いだった様に思います。

レース前は約1ヶ月前に起こったテイケイAチームのメンバー変更を不安材料として挙げましたが、それを全く感じさせないパフォーマンスでした。

特に直線部分でのボートの進みはTeikei AVENGERSすらも寄せ付けないものがありました。

↑H2Hのスタート地点の動画、画面奥側がテイケイAチーム

やはり、新世代のテイケイAチームが世界大会に行けることがベストだと思うし、皆が待ち望んでいた結果が出たレースになったのではないかと思います。

23歳以下日本代表チームもコンディションは良さそう

4種目通してテイケイの次点3位に付け続けた一橋大学ストローム会のTAMAテイケイチームの影に隠れましたが、4位以下を寄せ付けない圧倒的な結果でした。

彼らも夏までは活動が出来ない中で練習再開以降に質の高い練習をこなしてきたのだろうし、4種目全て強かったです。

世界大会までの約9ヶ月でどれだけ積み上げられるのか期待が膨らみます。

締めは浅野重人監督、重い決意を感じた

大会の締めは大会主催者としてラフティングチームテイケイの浅野重人監督が挨拶をされていました。

レースラフティングの大会で浅野監督が言葉を発すること自体数年ぶりのことだと思いますが、

「我々は来年中国で開催される世界大会で世界一を取ります」

この言葉が耳に残りました。

また、このテイケイカップは1回限りでは無く来年以降も開催すること、みなかみや吉野川で開催したい希望も話されていました。

急な大会告知!短期間で国内最高クラスの大会を作り上げたスタッフに感謝と脱帽

本大会は10月頃突如サイトが公開され、エントリーが開始されました。
大会の準備期間としては非常に短いですが、その中で国内最高クラスの大会が作られました。

今大会、主催はラフティングチームテイケイですが、運営はA-STROKE(御岳カップの主催、運営チーム)が担当しています。

そこに様々なボランティアスタッフの方々が参加して大会を作り上げていただきました。
中には、今大会のために遠方から御岳まで来ていただいたスタッフの方々もいます。

本当にありがとうございました。



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