見出し画像

白米にネギ、しらすに小エビ

以前、日本でお弁当を食べていたら、
お弁当の中身とはぜんぜん関係のないネギが、
白米の下にまぎれこんでいた。

ハンバーグとキャベツしか入っていない
ハンバーグ弁当だったのだが、
お弁当屋さんの食に関する管理の甘さに、
いやな気分になった。

違うときに、しらすを食べていたら、
しらすの中にちっちゃなエビがまぎれこんでいた。
なんでエビさんがまぎれこんだのだと、
うれしい気分になった。

ネギとエビ、どちらも、まぎれこんだのに、
異なる感情がわいてくるではありませんか。

日常生活は、いやな気分になったり、
うれしい気分になったりが、
混ざりあってできていると思うんですが、
しらすにまぎれこんだエビによろこんで、
白米にまぎれこんだネギにイラつかないというのが
上手に生きていくことなんじゃないでしょうか。

えっ、しらすにエビが混ざっていても、
うれしくないですって?

エビやイカだったらどうでしょう。
タツノオトシゴなんていうレアな生き物が
混ざっていることもあるらしいです。

勝手につくった新しい慣用句「しらすに小エビ」
日常の中にある、小さなうれしさ、みたいなもの。
覚えておきましょう。テストに出ませんよ。

それでは、今日も、明日も、明後日も、いい1日を。
昨日は「しらすに小エビ」な出来事はありましたか?

MONKEY CLIMB | モンキークライム

1年半、世界76カ国の旅から帰ってきて、ウェブマガジン「The U」をはじめました。自由をつくるメディアです。インタヴューやコラムがあります。ぜひ、遊びにきてください。http://theu.jp