マガジン一覧

The Uのおすそわけ

自由とあなたウェブマガジン「The U (ザ・ユー)」は、自由をつくるメディア。人の言葉と行動に触れて、動き、祝う、みんなの場所です。インタヴューやコラムなどがあります。こうしないといけないはありません。さあ、好きと踊ろ。http://theu.jp

勝手で恐縮ですが、あなたには幸せでいてほしいのです。

「あなたはどんな性格ですか?」と聞かれると、困ってしまう。明るいときもあるし、くらいときもある。「明るい人間です」「くらい人間です」どちらとも嘘になる。考えてみれば、「鏡みたいな人間です」と答えるのが正確かもしれない。 ぼくは、鏡のような性格をしている。目の前にいる人を映しだす鏡だ。ご機嫌な人といれば、機嫌がいい。不機嫌な人といれば、機嫌がわるい。おもしろい人といれば、おもしろくなる。傷つける人といれば、傷つけてしまう。 人間は大なり小なり、目の前の人を映しだす鏡になる。

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マスダヒロシ 個展「Sports」のお知らせ

English こんにちは、マスダヒロシです。原宿のカフェで絵を展示させていただきます。テーマは「SPORTS」です。 スポーツにはルールがあります。ルールのおかげで試合がおもしろくなります。 社会にもルールがあります。ルールのおかげで安心が生まれます。 でも、社会のルールの中にはいいかげんなものもあります。まっとうに生きる人を悲しませるような。 ルールは変えられる。神様じゃなくて、人間がつくったものだから。 なんてマジメなことを言う代わりに、でたらめな絵を描きま

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コロナプレイというご提案。

緊急事態宣言が発令された。海外のロックダウンに比べて、タイミングが遅く、規制もゆるく、残念ながら問題解決できると思えない。 でも、それを他人事として見ているわけにはいかない。1ヶ月後に腕を組みながら偉そうに「やっぱり、ダメじゃん」なんて言いたくない。「えっ、すごいじゃん日本」と驚きたい。 自分にできることはないだろうか。思いついたのが、「自分が新型コロナウイルスに感染していると思って行動する」というアイデアだ。コロナ患者を演じる。つまり、「コロナプレイ」です。 もちろん

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孤独ってエネルギー。

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。 「孤独」のエネルギーというものは実にすごい。使い方次第で、勇気にも好奇心にもなる。普段自分から話しかけるようなタイプじゃない人だって、深く孤独を感じていたら勇気をふりしぼって知らない人に話しかけたりする。普段人に興味をもたない人だって、深く孤独を感じていたら、まわりのものがビュンビュン目に入ってくる。 「日本に住んでいる外国人に日本の親友ができない。それで帰国することはよくあること」と、外国人の友だちが言

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MONKEY CLIMBのおすそ分け

『MONKEY CLIMB』のおすそ分けです。 http://monkey-climb.com MONKEY CLIMB | モンキークライム サルが木に登ると、お尻が見える。 なにか表現することも同じで、 思ったことをコトバにすると、 毛の生えていない部分をさらけだすことになる。 お尻を見せることを恥ずかしがらずに、 生き生きと木に登るサルを見習って、 見たこと、思ったことを見えるカタチにしようと 『MONKEY CLIMB』をはじめます。 大きな木のように、登って遊んだり、またがったり、 太い枝に、足をぶらんと投げだしながら、 横に並んでお話しする場所になればうれしいです。 多角的にヘンケンをもってお届けします。 ぜひ、寄り道、登り木ください。 増田裕士(ますだひろし)

フィリピン清掃作業員の背番号

先日、マニラの空港に着いたとき、背中に「311」と書いてある人に遭遇。 「なぜだ?」と思ったのもつかの間、「445」「178」「321」と、出てくる、出てくる3桁の数字が背中にある人たちが。 彼女たち、彼らの正体は「janitors」。空港を掃除する清掃作業員の皆さんでした。 フィリピン人に聞いたら、「彼女たちはprisoner(囚人)じゃないよ」と冗談を交えながら、おそらく、空港の人が管理するために背番号をつけているのだと教えてくれました。 フィリピン人は、

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白米にネギ、しらすに小エビ

以前、日本でお弁当を食べていたら、 お弁当の中身とはぜんぜん関係のないネギが、 白米の下にまぎれこんでいた。 ハンバーグとキャベツしか入っていない ハンバーグ弁当だったのだが、 お弁当屋さんの食に関する管理の甘さに、 いやな気分になった。 違うときに、しらすを食べていたら、 しらすの中にちっちゃなエビがまぎれこんでいた。 なんでエビさんがまぎれこんだのだと、 うれしい気分になった。 ネギとエビ、どちらも、まぎれこんだのに、 異なる感情がわいてくるではありませ

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明るくていいよなあ

海外を旅することを、 おとうさんのお兄さんである叔父さんに伝えるため、 叔父さんのお家にお邪魔したときの話です。 政治にくわしい叔父さんは、 現在ニュースで流れている日本の政治の話だとか、 統治するには、国の面積が 日本くらいのサイズがいいんでないか というような話をたくさんしてくれました。 さざ波のように、眉間にシワが寄せてはかえす むっずかしい話をしてくれたあと、 唐突に、こんなことを言ったのです。 「イタリア人だとか、ブラジル人だとか、いいよなあ。 (性格が)明る

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会うことの強さ

インターネットの力で、どんなに遠くの人とでも コミュニケーションを取れるようになった今も、 書いた文を、歩いて手渡していた時代も、 会うことの強度や価値は、変わらないんじゃないかなあ。 もちろんコミュニケーションも、移動手段も、 格段に今の方が便利になっている。 メールや電話をすれば、一歩も移動しないでも コンタクトすることができるし、 バスや電車に乗れば、汗をかかなくても移動できる。 でも、会うことによって生じる価値みたいなものは、 時代が変化しても、変わらないと思うん

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