2020年のDX160事情
2019年秋、4万円台のDAPとしてはかなりの高コスパ機として話題を掻っ攫っていったiBasso DX160ですが、突如生産停止となり困惑された方も多かったと思われます。生産停止の理由は、シャープ製の液晶モジュールが入手困難となり、JDI製の液晶モジュールに変更するためでした。そして2020年5月、iBasso DX160が2020verとして再び戻ってきました。
自分はDX160 v2019ユーザーでしたが、DX160 v2020へ乗り換えてしまいました。それほど気に入っているという事なのです。DX160の発売からそろそろ1年が経ちます。いろいろわかってきた事もあるのでまとめてみました。
まずは、おさらいからいきましょう!
2019verと2020verの違い
液晶モジュールが違う
2019がシャープ製で2020がJDI(ジャパンディスプレイ)製です。
シャープがスッキリした感じでJDIが鮮やかな感じです。どっちも綺麗。
バッファチップが変わった
より安定した電流を流せるようになったらしいです。iBassoはこれにる音響特性の変化はないとアナウンスしています。自分が2019と2020を比較してみたところ2020が若干硬い印象です(エージングの差はあるかと思います)
ただその差はほんの僅かなので、2020が絶対的に優れているとは自分は言えないですね。
3.5mmマイク付き端子の規格が変わった
OMPTからCTIAに変わりました。マイク付き端子としてはCTIAが一般的なので、マイク付きイヤホンも気軽に使えるようになりますね。
その他よくある質問
v2019とv2020をどうやって区別するの?
見た目はほぼ変わりません。2019と2020を見分けるには、背面の印字が2020 iBasso Audio ...となっているか2019 iBasso Audioとなっているか、だけですね。
サポートに違いはあるの?
v2019とv2020はハードウエアに差はあれどファームウエアに差はなく、v2020だけに搭載されるような機能は無い、2019ユーザーを見捨てません、と代理店であるMUSINのKさんが言っていたのだけど、ツイートどこだっけかな…
GoogleのPlayストアの使い方は?
初期状態ではPlayストアはインストールされていません。ファームを1.02.109以上にしてからAPK Pureからインストールしましょう。
Viper HiFiってなに?
中国向けの音楽ストリーミングサービスらしいです。アンインストールしましょう。
液晶の保護フィルムでオススメは?
自分はミヤビックスのOverLay FLEX for iBasso DX160を使用しています。気泡が残っていても数日もしたら消えていくのにびっくり。貼るのが難しく、指の滑りが良くないのが難点ですね。
他にはエレコムのP-50FLFPBLRが良いらしいです!
https://twitter.com/kazunkineko/status/1220320972516909059?s=20
WiFiについて
WiFiに接続出来ないという話がちらほらあります。いろいろ調べた結果、繋がらない条件がいくつか見えてきました。
ステルスSSIDはダメ
Androidの仕様でステルスSSIDには接続出来ません。ダメなものはダメ。
5GHz帯はW52チャンネルだけ
2.4GHz帯は問題なく接続出来るようです。5GHz帯を使用している場合、W52(5150~5250MHz、36~48ch)のチャンネルしか認識出来ません。これも確かAndroidの仕様だった気がする(スマホはメーカー独自のカスタマイズでW52以外も接続可能になっているものもあるかもね)
無線ルーターのチャンネルを調べて変更してね。
ファームウエアは最新にしとけ!
この記事を書いている時点(2020年9月18日)での最新ファームは1.06.177です。このファームにしておくことを強くオススメします!
NOSフィルターの追加
1.06.177からデジタルフィルターにNOSが追加されました。NOSは、Non Over Sampling、つまり、フィルターによる信号変換を行わないという事なのです。残響感が減りってややざらつく感じがありますが、音の生々しさが増すという印象です。
個人的にはNOSはラインアウトでアンプに出力するときに本領発揮されると思います。とても思います。かなり良いです。やってみて!
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