高専と布教活動の親和性について

11/28のことりの音を聞いたところ、ダミヘの空間表現に今更ながら感動し、とある方に布教された音声作品に興味を持ちつつあるまっすーです。

函館高専 Advent Calendar 2019の16日目の記事を書いていこうと思います。

タイトルに布教活動と書いていますが、宗教勧誘のことではありません。(いや、ある意味宗教か?アイマスとか…)

実体験を書いたらちょっと長くなりましたので、暇なときにご覧ください。

入学してすぐに布教された

弊高専では、1年生の必修科目に工学基礎実験という全学科の基礎的な演習を行う科目があります。入学してすぐの4月、私のクラスの実験が情報コースについての内容でした。具体的には、PCの分解、OSのインストール、ドライバのインストール等だったと思います。その際に、

”Windows以外のOSを知っている人?"

という質問があったと思います。Macユーザだった私は当然、自分が使っていたバージョンについて答えようと思いましたが、時すでに遅し。別な人に答えられてしまいました。さらに彼はUbuntu,Debian,Red Hat...と続けました。これが後のねぎとろ(@kume_negitoro)です。

その当時は、これが高専なのか… と思っていただけでした。

それから1週間ほど経たった頃、彼と話す機会がありました。当時私のLinuxのイメージは"ペンギン"しかなかったため、"ペンギンくん"と呼びましたが、彼はこう返してきました。

Linuxのペンギンは君が好きなトイストーリーのウィージーだよ?
どう?Linux使わない?無料だよ?

典型的な布教活動です。しかし、Macでことが足りていた私は、"別にいいかな..." と返した記憶があります。

また彼に布教された

それから2ヶ月ほどたった頃、バスの中で布教にあったのを今も鮮明に覚えています。

SMAPが好きでラジオを聴いていましたが、半分が関東圏のAM放送であったため、天候が悪いと遠距離受信ができず聴くことができませんでした。(当時Radikoにエリアフリー機能はあったが、ジャニーズ関連はまだ権利関係で配信されていなかった)

それをたまたま彼に話すと、

Raspberry PiでVPNを使うとRadikoで聴けるんじゃない?

何をしゃべっているのだろう...?これが正直な感想でした。
しかし、Raspberry Piが安価であった事と、たまたますぐに購入できる場所があったため、すぐに購入しました。

これが全ての始まりです。

とはいえ、私は彼に感謝してもしきれません。

実際、Raspberry PiがなければLinuxのコマンドを覚えることは無かったと思いますし、シェルスクリプトを書くこともなかったでしょう。

何より、自発的に調べて行動に起こすということを彼から教わったと勝手に思っています。

これだけでは終わらなかった

それから3年後、事件は起こりました。

突然オタクになる

たまたま教室でアニメを見ていた奴がいました。カブ(@kab__nan)です。
後ろで覗き込んでいると、ゆるキャン△はいいぞ と言われたので、帰宅後Abema TVで1話を素直に見ました。

面白い、面白すぎる

正直、私には深夜アニメにあまり良いイメージがありませんでした。完全なる偏見です。それがきっかけで、様々なアニメを勧められ、違う沼へと足を踏み入れることになります。

推しが見つかる

BSでアニメを見ていると、CMが放送されます。
はたらく細胞を見ていた時に流れたのが夏川椎菜さんのパレイドでした。
カブの口から出る女性声優の二大巨頭が当時、夏川椎菜さんと伊藤美来さんだったため、名前しか知らず、CMが流れた時初めて この人が夏川さんか! と思ったほどです。

高専生とは不思議なもので、彼に「パレイドっていい曲だね」と話をすると次の日にはCDを7枚ほど貸してくれました。(夏川椎菜さんのパレイドの他に雨宮天さんのアルバム、TrySailのアルバム)

その中でもTrySailに衝撃を受けました。
今までは声優さんの歌=アニソン=派手、アニメのノリが苦手と思っていましたが、この時に全てではないと知り、180度考え方が変わりました。

SMAPの曲の中でも特に好きなSWINGや中居正広さんのねぇ...を作詞・作曲されている谷口尚久さんがTrySailに楽曲を複数提供していたのもあったかもしれません。すんなり受け入れられ、気づいた頃には登下校中ずっと聞いていました。(あかね色が大好きなんです...ライブで歌ってください...)

それから数日後、カブがとある爆弾を投下しました。

TrySail First Live Tour “The Age of Discovery”

麻倉ももさん可愛すぎませんか... (これ以上長くなると困るので自粛します)
かくして、高専4年目で初めて推しが生まれました。(新曲発売直前でタイミングが良すぎた。すぐハイレゾ版買った。)

ミリオンライブに出会った

正直、自分が一番びっくりしています。

実は、TrySailの1stライブのBlu-rayを貸して頂いた時にもう一つ借りていたものがあります。

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 3rdLIVE TOUR BELIEVE MY DRE@M!!
福岡公演

箱崎星梨花役の麻倉ももさんと北沢志保役である雨宮天さんがリーダーを務めているという理由で貸していただきました。当時このBDに収録されていた曲の中で知っていたのはShooting StarsとDreamingほどで、皆さん歌が上手いなと楽しめてはいましたが、ハマるまでは行きませんでした。

しかし、ひょんなことからミリシタをやり始めます。

Twitterというものは恐ろしいもので、フォローしている人の関連した情報をTLに流してきます。
私の場合、天空橋朋花役の声優であり、作詞・作曲家でもあり、ポータブルオーディオ界の宣教師こと小岩井ことりさんをフォローし、ツイートをしばしばいいね、リツイートしていたからでしょうか?
ある日突然、ミリオンライブの声優さんたちのミリシタ2周年お祝いツイートが次々に流れてきました。
今やらなければ何かもったいないような気がして、やり始めましたが

曲がめっちゃいい!!!

先程も書きましたが、アニソン=派手、アニメのノリが苦手というイメージでいました。確かにミリオンライブにも派手でキャラクター色が強いものもあります。
しかし、ハミングバードやWhite Vowsやpice of cake、待ちぼうけのLacrima、祈りの羽根...
などなど、いい意味でアニソンらしくないというか、多分私自身"これがアイマスだよ"と言われなければ気づかないと思う曲がたくさんあります。また、クオリティもアーティストが歌うJ-POPと遜色ないと思っています。(個人の意見ですが...)

中でも、現実のアイドルソングとしてありそうな"花ざかりWeekend"に気づけば心奪われ、またもやカブさんにCDを借りることになります。


(本当にご迷惑おかけしました...)
そして、気づいた時にはFlyers!のハイレゾ版も購入しており、ミリオンライブに"せんのーせーふく"されていたのです...
(ピュアワンピース姿の風花さんが見たかった...)

ちなみに、ミリオンライブはオーディオとの相性もよく、LTPシリーズなど一部を除く楽曲が32bit 96KHzのハイレゾ版で配信されており、Twitterでは#PのDAPというタグがオーディオオタクの間で展開されていました。

気づいたら布教していた

今年の夏頃には研究室でもミリシタをやるようになり、先月のふとした時に同じ研究室のメンバーであるタクミン(@takumin_kosen)にミリシタはいいぞ〜と話しました。今思えば取り返しのつかない事をしてしまったと反省しています。
すぐにインストールし、やり始めましたが、彼は言いました。

毎日ログインしなきゃ報酬がもらえない系のゲーム苦手なんすよ。
明日もやるかわからない。

今日も弊研究室にはミリシタのプレイ音が鳴り響き、"まつり姫が、姫が可愛すぎる..."との名言まで残されております。

更には、オススメの低価格帯イヤホンを教えて欲しいと言われ、finalのE3000を初めオススメしましたが、"姫の声をもっと高音質で!"と7倍の値段のイヤホンを買うとおっしゃられるまでになってしまいました。(私としてはオーディオ好きが増えてくれるのは大歓迎です!)

最後に

ここまで、私の高専生活での布教にまつわる話を長々と書かせていただきましたが、自分の好きなコンテンツを人に広めるのに高専は最適な場所であったと思います。
自分を含め高専には様々なタイプの人間がおり、1話すと10いや、100返してくる詳しい人が結構いると思っています。また、好きなコンテンツを人に発信してもバカにされる事はありません。
これこそが高専のいいところであり、学ぶ場にも繋がっていると思います。

結果的に私は、布教されたLinuxがのちの実験で使えたり、ラズパイで卒研に使ったり、とある教員との会話に花が咲いたりしています。また、布教のおかげで趣味の幅も広がりました。今考えると、いい事しかありません。(知識はまだまだよわよわですが...)
なので、

布教は用法用量を守って適度にしましょう。

初めて物書きをするので、まとまりがなく長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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