まかまり

真面目に読書感想文を書いておけばよかったのに

まかまり

真面目に読書感想文を書いておけばよかったのに

最近の記事

高瀬隼子「水たまりで息をする」より

わたしにも、お風呂に入っていない時期があった。 正確には、湯船に浸かり頭は洗うけれども、身体は洗わない。というより、なんだか洗えない。洗ったとしても、1週間に1度くらいの頻度。確か、大学生のの頃で、コロナ禍前の話だ。 決して、洗わなくても身体が綺麗だと思っていたわけではないし、洗っていないから臭いとかしてるのかもとボンヤリとは考えていた。”普通”に(社会で弾かれないために)ちゃんと洗うべきだろうと思っていた。けれども、身体を洗うことが出来ない。どんなに泡立てても、頭が拒絶する

    • 高瀬隼子「犬のかたちをしているもの」より

      マイブーム 最近、高瀬隼子さんの書いたものを読み漁っている。 単行本化されたものはもちろん、単行本未収録のものも何とか文芸誌を探したり。 地方紙に記載されたエッセイも読みたいのだが、どうすればいいのだろう。こういうのって、国会図書館に行けば読めるものなのだろうか。まず、どうすれば国会図書館に入れるのだろう。 高瀬さんの「犬のかたちをしているもの」は、いわゆるデビュー作ではあるけれど、なんやかんやで自分にとっては数冊目となった。 もしこの作品を他の高瀬作品を知らずに読んでい

    高瀬隼子「水たまりで息をする」より