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ワクワククリエイターが見つけた色【POOLO生インタビュー】

 POOLOとは、株式会社TABIPPOが運営する「あたらしい旅で自分と世界の豊かさをつくる」次世代の旅人が育つ学校です。現在「POOLOライフデザインコース」(以下POOLO)では、6期生の募集をしています。『ライフデザイン』をテーマに、講義やチーム活動を通じて仲良くしていくプログラムです。自分を見つめ直し、人生を設計する期間に宛ててみてはいかがでしょうか。

POOLO5期生として活動中のサリーさんに、お話を伺いました。

やるっきゃない

ーー本日はよろしくお願いします!POOLOは何をきっかけに知りましたか?

 インスタグラムでたまたま見つけて、「旅人の学校だと?!」これは行くしかないと思い、説明会を受けその日のうちに参加を決めました。即決でしたね、これはやるっきゃないと思い。素敵なところに出会わせてくれてありがとうございます!

ーー即決!最高ですね。

 これはやるっきゃないと感じました。

ーー他のコミュニティ経験はありましたか?


 大学時代に無人島でリーダーシップを育成するプロジェクトに参加し運営側を経験したり、台湾で日本人留学生が中心となって主催する日台交流イベントに参加したりしていました。

ーーPOOLOの入学金15万円はやや高く感じると思います。お金払ってでも飛び込もうと思ったのは、どういうところがきっかけだったんですか。

 これからの生き方や身の振り方について悩んでいた時にたまたま見つけて、これは飛び込むっきゃない!と思いました。ずっと旅をしながら生きていきたい」「色んな県に住んでみたい」と思い思っていて、一番最初の就職先に全国どこでも採用がある会社に就職を決めました。ただ理想とはギャップが大きく、友だちと話す機会もなく、仕事だけしなきゃいけない期間を過ごしました。

 そのとき、ほぼ適応障害のような「もうムリ。。ガマンならん。。」という状態になり、オフィス系の仕事は向いていないと思いました。けれど、「今のこの時間を楽しむにはどうしよう」と考え、入ることに決めました。

ーーPOOLOの魅力とは?

 月2回の講義とは別に、部活動(ワーク)があります。プラスアルファ自主活動や、メンバー同士で作り出す企画が多いです。企画が多ければ多いほど楽しい感覚があり、私も朝活を作りました。他にも、多文化を知る「マゼラン会」など多くの企画が立ち上がりました。

自分を全開で表現できる


ーーサリーさんにとって、POOLOで得られたものはありましたか?

 「入って良かったな!」と声を大にして言いたいです。POOLOに入る前の私は、「大学で頑張って力をつけてきたものの、日本で何も生かせていない。決められた枠の中で生きようとしてしんどくなっていた。どうやって生きていけばいいか、自分らしく生きていく方法さえもわからなくなっていた状態で、当時、殻に閉じこもっていた。」

 POOLOだったら、旅人で外の世界を知っている人たちがいます。自分を全開で表現しても大丈夫だろうと思い、枠を取っ払って自己紹介したら受け入れてもらえました。

ーーどんな自己紹介を?

 自己紹介カードで、『ワクワククリエイター』と名乗りました。私、経営学とか経済の深掘りと人の行動観察やスピリチュアル、占いが好きなんです。普段の自己紹介では言えない話をして、同じ感覚を持ち共感してもらえることはとても大きく、ありがたかったですね。

ーー共有項、大事ですよね

 自分を出していくと、同じ感覚、それ以上の感覚を持った人や、知識を持った人にも出会えました。心地いい環境でいろんな人とコミュニケーションを取って、いろんな情報が入ってきています。自分の考えをブラッシュアップする中で、将来的に自分は起業もしたいし、自分の考えで何かを作り上げていきたい思いがあるんだなと再認識しました。「なんとかなるっしょ。」という気持ちも芽生えてきました。

 そういう風に自分をブラッシュアップしていたら、勤めていた会社から離れないといけない出来事が発生して、「あ、もうこれは自分が思い描く道を歩むタイミングがきた」と思いました。本当に自分がやりたいことで、誰かの付加価値を提供できたらなと、自分の中で踏ん切りがついて行動に移せています。すごく大きなことでした。

ーーPOOLOに入ったことがターニングポイントですね
 POOLOは日々日々、ターニングポイントがある感じです。POOLO生は深い話ができて、やり取りの中で気付きがあります。

ーー例えばどんな時に感じますか?

 今、他のメンバーさんが仁平会というグループを運営してくれています。そこでは自己理解を深めるワークを用意してくれていて、メンバーと一緒にお話ししながら自己理解を進める中で、自分に対して沢山の新たな気付きがあって、毎回ターニングポイントだと感じています。

ーー仁平会!どんなことをするんですか?

 以前POOLOの講義で「世界一やさしい 「やりたいことの見つけ方」 人生のモヤモヤが解放される自己理解メソッド」の著者である八木仁平さんからお話を聞かせてもらい、

それから有志メンバーで集まり、その著書に記載がある自己理解を深める100問を事前答えてきて、1 on 1の形で深掘りをして自己理解の解析度をあげています。
話していく中で、「人の思いや考えを深掘りすることが得意なんだな」と気付きました。私の場合は「いろんな情報を知るのが好きで、POOLOはガンガン深堀りさせてもらえるので、すごく楽しいです。

 将来的に起業して、「人の助けになることをしたい」と思っています。POOLOに入る時にも、「人に何かサービスを与える時に何ができるんだろう?」を模索したいなと考えていました。

ーー5期の活動で、16personalities(性格診断)は受けましたか?どんな内容だったかぜひ教えてください。

 1番が適応力、2番が共感力、3番が感受性、4番が人間関係でした。共感性や感受性から、相手側に立って気付いた視点を伝えられるタイプですね。

自分軸で己がいいと思ったものを選ぶ

ーー「毎日を大切に生きる」や「自由に生きる」部分の感性を持っていると感じます。サリーさんにとって大事な考え方、譲れないポイントはありますか?

 『自由』は概念的に広いものになりますが、どんな状況でも自分の気持ちや考えを大事にしてあげることです。生きていると何かに縛られたり、自分の考えではなく周りに合わせたりすると思います。合わせると決めることも、違う行動をとることすらも自分だと。

 他人に決められたんじゃなくて、「どんな状況でも考えや行動は自分が自由に決めているんだ」という感覚を持ち続けたいです。それが自分の幸福度にもつながってくると思っていて、その視点を大事にしています。

ーーサリーさんにとって幸福を感じるのはどんな時ですか?

 人と関わっている時ですね。どんな関わり方かが大事で、お互い自由に選択し、自由に意思決定できている状態がいいですね。


旅スタイルをひも解く


広島パワーチャージ旅


ーーPOOLOは旅コミュニティなので、旅スタイルからさらにサリーの人柄を紐解いていきたいです。どんな旅が好きですか?

 この前、POOLO生と広島旅行したのですが、その時も結構自由にさせてもらいました。夜に作業があったのですが、部屋にシャワーが1つしかなく、先にシャワーを浴びて、そのまま作業させてもらいました。そしてみんなが帰ってきてからは、わちゃわちゃして。自立している者同士の旅は、より楽しい時間を過ごせますね。相手の考えや選択に依存しないと心地よいです。

ーー旅は1人派、複数人は?

 どちらも好きですね。グループで行った方が楽しいなと思います。グループ旅行でも、個人の時間を取ってもいいよと言えるタイプです。

 例えば、私がよくやるのは、今自分がいるところに誰かが遊びに来てくれるってなった時は、先に1人で下見に行きますね。その場所をちょっと散策したい時は、自由気ままに過ごしますね。1人っ子だったので、1人の遊び方は知っているかもしれないです。

ーーところで、旅にはどんな感覚を持っていますか?

最近、「仕事も旅」だと感じています。毎日仕事がありますが、「その日その日で違う経験をするな。」と思います。

ーー仕事も旅ですか!

 仕事や家の往復も、視点を変えれば違う景色になります。私の仕事の場合、ヘルプデスクでお客さまからの困り事の電話に対応するのですが、自分がどういう気持ちでいるかで対応方法も変わってきますね。

 例えば、元々電話を取るだけで暇だなと感じていたのが、どれだけ相手の人に「ありがとう」と言ってもらえるか、チャレンジしてみました。それはまた違う日常が始まるんですよね。新たな発見をしながら行動していくこと自体が『旅』だなと思います。

ーー日常が旅ですね。

 「この日常、この一瞬一瞬全部旅じゃん」と感じています。旅してる時は楽しいし、それが日常と重なると、より人生が楽しくなるんです。「人生という大きな旅路に出ている」感覚です。私の中で「旅は人生だな」と感じました。

 旅を通して、自分がどんな感情になるのか、何を感じて次にどういう行動をするのかを観察しながら旅をしています。

ーーサリーさんが大事にしている言葉はありますか?

「1ワクワク1笑い」
 私の幼少期、ワクワクがなかった時期が長かったんですよ。いろんな人の人生に巻き込まれたり、自分自身も精神的に病んでしまう方向に行ってしまったり。笑えずワクワクできなかった期間が長かったからこそ、台湾に行って自分がワクワクできて、楽しいと思える時間を過ごさせてもらえました。人生、ワクワクして笑いたいなと思いました。意識を言葉にすることで、自分の行動になっていくと感じます。

色を作り出すパレット

ーーあなたにとってPOOLOとは?

 パレットですね。

ーーパレット!どのような意味が込められていますか?

 パレットは絵を描いていくための道具で、いろんな人の色が混ざり合って、色を作り出す場所と捉えています。その色を使って、自分の人生を描き、羽ばたいていくイメージです。

 例えば、赤の人に白色が加わればピンクになるし、青の人に赤色が加われば紫になります。POOLOの活動を通して作られた色を自分の色を取り入れて人生を描き、そうするとより素敵な絵ができます。

ーーPOOLOに興味を持っている方へメッセージをおねがいします。

 あなたが持つ多くの色を見つけに来てください。それを見つけられる場がPOOLOです。元々いろんな色を持ってるわけですもんね。でも、世間的に他人の目を気にして隠しているかもしれません。各自の色を混ぜ合わせるタイミングがなかったと思うので、その色を作りに来てほしいです。POOLOにはルールや縛りがなく、創造性、自由度が高い場所です。

 インタビューがきっかけで、気さくに期を超えた繋がりを作れるところも魅力なのではないでしょうか。6期の募集は、TABIPPO公式HPより7月24日(月)まで。説明会を開催しており、気軽にPOOLOの扉をたたくことができます。

サリーさん
門真市生まれ。4年間台湾の大学に通い、何も日本の事を知らないことを痛感した。就職を挟んで、現在は広島に拠点を置いている。今年4月からPOOLO5期に参加し、ワクワククリエイターを名乗る。6月以降は場所を選ばない生活をしていく。将来的には起業したい思いがあり、人間にとって大事な食や農業に関する事業を構想している。

インタビュイー:サリーさん
取材・編集:まっさん(POOLO3期)

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