マンガメモ③『亜人』

さてさて、今日も今日とておすすめしましょう。
今日は桜井画門先生の『亜人』

元々は三浦追儺先生による原作に桜井先生作画でしたが、2巻からは桜井先生が原作も務めている。

この物語に出てくる亜人とは、至ってわかりやすい。
『死なない』
これだけである。
つまり生きているうちに自分が亜人であると知らず、1度命を落とすことで自分が亜人だと気付くケースがほとんどである。
亜人は国内で数例しか確認されておらず、保護という名目で実験動物として扱われているという噂であった。

この物語の主人公である永井圭は平凡な見た目で、医者を目指す成績優秀なただの男子高校生。
いや、ただのと言うにはあまりにも観察力、理解力、判断力、対応力、そして考察力に優れているが…。

彼はある日トラックに引かれ、そして生き返った。周囲にいた人たちは彼を亜人と認識すると態度が変わり、彼を保護しようと躍起になる。
今まで「自分はうわべ以外で人の心配などしたことがない」彼には、信じれる人も頼れる人もおらず絶望する。
そんな時、素行不良から縁を切っていた友人?カイの存在を思い出す。
永井圭が亜人だと聞いたカイは彼を助けるために彼の元へ向かう。

という導入である。

ただ、この漫画の面白いところはさらにこの先。
ネタバレになるので是非読んで頂きたいのだが、圧倒的強者と永井圭との知能戦、更にはあらゆる組織との戦いが描かれる。
死なない亜人と死ぬ人間。
死ぬことやそれにまつわる仕様を手段として利用する亜人たち。
あまりにもかっこいい大人たち。
論理的な思考と情に満ちた行動。

漫画は全17巻と少し数がありますが、一気に読めてしまうスピード感があります。
ぜひ見てみてください。

過去のおすすめ
『チ。-地球の運動について-』
『テセウスの船』

次のおすすめ
『』

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