時限撤退が優位性のある理由について

ずっと前にツイッターで書いたことを覚えていらっしゃる方がいて、これどういう意味なん?と聞かれたので書く。

それは時限撤退に関してである。

結論をまず書くと、仕掛けた後にすぐに利益回帰しないのであれば、それは長期投資はともかくトレードレベルで言うと、期待値は大幅マイナスである、というのが持論であるから、すぐに逃げとけという理論である。

大体、私自身が負けトレードにつながる時は得てしてそういう時がデータ上多い。

また、これには理屈で説明できる部分もあり、「そもそも強いのであればすぐ上がるし、弱ければすぐに下がる」というのが根底としてある。

つまり、実戦レベルであれば、仕掛けた後1-2日もその方向に伸びないのであれば、利益が乗っていようが、マイナスであろうが逃げてしまうのが良い。

どうしてもそれが出来ないなら、せめて玉を一部落とすなどをして段階的に逃げることを提案したい。


仕掛けてから時間が一定数経過していると言うことは、同じ位置で他の参加者も蓄積していることになり、時間が経てばたつほど不利なのである。

そこで、よほど中期の読み筋に確信が無い限りは、すぐに逃げておくことをお勧めする。

経験則的には、仕掛けて1-2日経っても動かない時である。
これも、すぐ動くものは利乗りも大きいというのが肌感覚としてある。
もちろん、結果として、ずっと放置しておいた方が大きく利益が乗ったという場面もあるが、重要なのは長期的に見て一貫してそれを行った時に結果どっちに確率がブレやすいか、である。
番狂わせで勝ってもそれはいわゆるマグレの範疇になり、長期ではほぼマイナス収支に返り咲く。


そして、実際の玉取りでやることだが、まずは打診程度に止めて置き、それが利乗りしたらさらに追撃、利益確定ポイントに来たら利食いせずに、その方向に伸びているのだから決済せずにそのまま伸ばすというのがデータ的にも伸びやすい。

これについても意味が分からないとお叱りを頂いたことがあるが、マーケットというのは先行期待で動く性質が高いため、利益が伸びている時点で、まだその先に価格が動くかもと考えている参加者が多いから、決済するべきでは無くて伸ばすべきなのである。

じゃあ、どこで決済すんねんと言う話になるが、、、

結論を先に書くと、私の場合は「利確目標値に来たから決済」ではなくて、「中期からミクロまでのタイミングでドテンが出来そうな状態が整いつつあったら、リスクが生じるので逃げる」という意識でやっている。

とりあえず、以上になる。



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