検証方法について

昨日、いつもNOTE読んでくださっている方から、検証方法について書いて欲しいと依頼を受けたので、急遽書くことにした。

結論から先に書くと、原始的な方法でやっている。

後で画像も載せるが、基本的には時系列データをA4等の用紙に書いて行き、フォーマットもその日によって自由にして、書きたいことを書いて行く。

そして、私は現在33であるが、20台頭から、あらゆるジャンルの書籍を1000冊以上は読んできた。軽く数百万円以上は使ってきたが、それらで得た知識と自分自身の経験も全て考慮した結果、エクセル等ではなく、手書きでやることが一番トレード能力の引き上げと記憶力の引き上げにつながる、と断言しても良い。

私は現在、親友にもFXを教えているが、毎日手書きで記録は書かせている。
流石に根を上げて、やらなくなった。
過去にも色々教えてきた人もいるが、全員に勧めても結局1-3ヶ月以内にきれいに辞める。

あ、はいはいこれならエクセルでやった方が速いよな、と考える人が多いのだが、それでもあえて手書きを勧める。

有名なビクター・ニーダホッファーは30年以上相場帳は手書きで付けている。
また、別の方は手書きで毎日4本値を付けていたが、わずか100万の元手ではじめ、リターンは1年半で10000%越えをしている。

どれだけ、手書きを勧めてもおそらく全体の1%くらいしか継続しないと見ているし、そこで優位性を獲得できるとも確信している。

なんども言うが、みんな面倒くさくなってやらなくなる。
エクセルに移行したがる。


具体的な検証方法


じゃあ、実際どうやるのか、と言う話だがこれは各自適性や、その人の売買システムによって異なるので決まった答えは存在しない。

そこで、あくまで私はどうやっているか、の例だけを少し紹介して終わることにする。

用紙は何でも良い。フォーマットも自由。

ただ、一貫しているのは、時系列データはどのような時でも書く。

最近は重要な時しかやらないが、専業になってからはほぼ毎日5年以上は書き続けてきたが、やってもやっても毎日新たな発見があるので、その都度余白に気付いたことや得た検証したことを書いて行く。

そして、さらに効果があったと思うのは、ツイッターや書籍、またトレードだけでなくビジネス書、心理学、飛躍してマンガでも良いので、何か引っかかるワンフレーズを見つけたら、それを余白に書き込み、トレードに使えるかどうかの検証もして、それで得たひらめきも全て書き込んでいく。

以下は、以前にツイッターに載せたものだが、再度載せておく。


画像1


これは、全体の動きを知りたいと思った時に記録したものだが、このような形で過去にはほぼ毎日やっていた。

そして、重要なことを書くと、毎日ひとつで良いから基準を持って、それを意識して時系列データを書いて、考えるようにしていく。

私は、過去にバスケをやっていたのだが、その時に監督に教えられた重要なことがあり、同じ練習をする時でも毎日本番を意識して、何かこれを習得すると強烈に意識して練習しろ、と言われたことがある。
そして、その先生は毎日練習した後に、練習したことをノートにまとめて必ず翌日には復習しろ、と言われた。

ちなみにその先生の指導の甲斐もあり、私の高校は県3位まで行くことが出来た。元々うまい選手がいたわけではない。私が入学した年にその先生も来られたのだが、最初は1-2回戦レベルであった。また、公立の学校だったので、別の高校に行かれてからもその高校を県で優勝まで導かれたと後日友人からも聞いたことがある。

話は脱線したが、毎日ひとつでも基準を持ってそれを徹底意識して観察する。
そして、それを手書きで記録して、24時間以内に必ず復習する。
また、忘れかけたころには必ず定期的に読み返す、ということを続ければ、必ずその行動は血肉化され、トレード能力の引き上げにつながる確信している。


補足


じゃあ、何で手書きをやるのが重要なのかと言うと、人間の運動神経と言うのは全て後頭部につながっているからである。

以前も書いたが、後頭部は、大脳の5-6倍の1000億個前後の脳神経細胞であるシナプスがあると言われている。

教習所でも教本等が配られたと思うが、それよりも実際に乗って運転した方が技術は身に付くし、その後に教本を読んだ方が頭に入ったのではないか。
また、ゲームをやる時にも先に説明書を見るより、実際にプレイした方が頭に入りやすいかと思う。
実際、手足を使って得た情報の方が、PCでカチャカチャやって得た情報よりも血肉化しやすいと確信している。

要はそういうことである。

五感を使って記憶すると頭に入りやすいのは、この運動神経が密集する後頭部をしようしているからであり、人間は空間認知機能とセットで記憶すると頭が良くなるみたいな内容をどこかの本で読んだことがある。


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