地合い認識‐独立or従属事象


注意事項

この記事は単なる個人の一意見と捉えられたうえでお読みください。
数学的に証明されたものでも無ければ、長期のバックテストは一切しておりません。



まず、スロットの天井狙いは明らかに従属事象である。
ゲーム数が増える=あたりを引く確率に影響を与える、という図式だからである。


ルーレットはどうか。
あくまで単純な見方をするなら独立事象である。
一回前のゲームの結果が次のゲームの勝率に変動を与えないからである。

※ただし、カジノなどはハウスエッジがあるので、厳密に言うと勝率は独立事象でも回収率を考えると、従属事象である。


両者の違いは、ある動きが出た後に、次の勝率をコントロールする力があるかどうかである。



それでは、麻雀はどうか。


これは何をフィルターに持ってくるかによって変化すると考えている。
配牌自体は完全独立事象である。(※積み込みを行わない場合のみ)


それでは、半荘で東3局時にオーラス後の順位を予測するとき、これは従属事象になりうる。
例えば、前二局のうちにある一人が立て続けに振り込んでいて、-18000点状態であればどうか。


当然だが、麻雀は半荘で8ゲームなので、全員の実力に差が無い場合(いや、あってもだが)、基本的には一人当たりの勝率は2割5分で、その後のゲームの勝率自体は独立事象でカウントすると、序盤で振り込んだ子は、基本的には敗戦処理ゲームになるので、オーラス後にトップになる可能性は通常よりも低い。



マーケットも完全独立事象ではない。


例えば、マージンコールの存在である。
為替なら特に、平均勝率の低い参加者が含み損を抱えた後に、それがさらにスワップマイナスの方向に仕掛けているとするなら、営業日の区切りごとに余力低下につながる。

この時、他の条件を一切度外視して考えるなら、営業日の区切りごとに、彼らの玉を支えるオーダーは細る一方通行になる。



とまぁ、このような具合で、見て行く。


簡単に言うと、独立事象の地合いでは、ボックスになりやすく、従属事象の地合いではトレンド化しやすい。


問題は、その数字が変化することによって派生的に他の数字も比例して伸びるのか、この辺りを考えて行く、とことん細かく細かくかみ砕いて見て行くのである。


特に、なぜそれが従属事象、つまりその後の数字に連続して影響を及ぼしあうのか、を骨の髄まで理解することが、大きなトレンドをつかむ唯一の足掛かりになるのではないかと考えている。



※続きは、後日更新予定。






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