フェブラリーステークス2024を語りたい



まえがき

おはようございます!

今週末は2024年最初のG1レースであるフェブラリーステークス
枠順確定したので、楽しみなポイントを語らせてください!

netkeiba様の出馬表をお借りしています

地方馬3頭参戦!

まずは、地方馬が3頭出走するところから触れていこうと思います。
先日「雲取賞2024と新ダート三冠の話」という記事を書いたように、
地方競馬もかなり追いかけているので地方馬の参戦は
それ自体がかなり嬉しかったりします。
それぞれの馬について少し語っていきます!

イグナイター

一頭目は1枠1番イグナイターです!
この馬は兵庫の新子厩舎の馬で、
前走のJBCスプリントでは圧倒的な1番人気、
単勝オッズ1.2倍のリメイクをくだし勝利した馬です。

この馬は1200m~1400mの馬で、1600mは少し長いだろうという点で
少し人気を落とすかも知れませんが、
地方馬の中では最も人気を集める馬になりそうです。

また、騎乗するジョッキーについても変更があります。
前走最高の騎乗で勝利に導いた笹川翼騎手がカタール遠征で不在のため
JRAの西村淳也騎手に乗り替わりとなります。
ただし、いきなりの乗り替わりではなく、
上記の笹川翼騎手の不在が分かったタイミングで
早々に騎乗依頼を出していたのもXで話題になっていました。
西村淳也騎手といえば、このフェブラリーステークスに参戦する
ガイアフォースの主戦騎手でもあります。
早々に依頼していなければ順当にガイアフォースに騎乗したと思われるので、巡り合わせを感じてしまいますね。

さらに、そのガイアフォースにはなんと長岡禎仁騎手が騎乗します。
これまで松山弘平騎手⇒ルメール騎手⇒西村淳也騎手と
3人のジョッキーだけしか乗せていないガイアフォースが
このG1レースという大舞台で初騎乗の長岡騎手を起用しました。
少し失礼ですが、これはかなり衝撃を受けました。
初のダートレースでもあるため、
初コンビ・初ダートでフェブラリーステークスに挑む形になります。
長岡騎手はG1レースの勝利経験もないため、
待望のG1初勝利にも期待がかかります!!

ミックファイア

二頭目は2枠3番ミックファイアです!

この馬は大井の渡辺厩舎の馬で、
星加オーナーの所有馬としても知られています。
前走は2023年最後のG1レース東京大賞典に出走し、
3番人気と人気を集めましたが8着に敗れました。
御神本騎手もレース後にコメントしていましたが、
状態が一番良かった時に比べて悪かったこと、
渡辺調教師も悔やんでいたスタートの悪さ……
このあたりが明確に敗因として分かっているため、
今回こそはスムーズなスタートを決めたいところです。
また、その時のコメントには
「オープンから着実に進めて、いずれは中央馬との再戦を」
というものもあったので、フェブラリーステークスへの出走してきたということはかなり状態が上がってきていると伺えます。

そして今回は初めての東京競馬場で、
距離としては久しぶりの1600mレースになります。
騎手は今回矢野騎手に戻ります。
ヘルシェイク矢野でおなじみの、あの矢野騎手ですね。
ちなみに御本神騎手はスピーディキックの主戦騎手でもあり、
フェブラリーステークスでもそちらに騎乗します。

レース展望ですが、
内枠を引けたこともあり逃げるか番手で進める競馬が出来そうです。
大井競馬場も最終直線が長いため東京競馬場で極端に不利になるとは思っていませんが、スムーズに先行できることは前提条件として、
力のある馬たちにどこまで食らいつけるかの勝負になりそうです。

前走は正直パッとしなかったところもありますが、
ジャパンダートダービーでの走りを見ると
地方馬の中でも最高水準のものを持っていますし、
イグナイターが距離延長になるのに対して
ミックファイアは距離短縮での出走となるため、
ここでの地方馬の格付けも見どころの一つになってきそうです。

スピーディキック

三頭目は6枠12番スピーディキックです!

この馬は浦和の藤原厩舎の馬です。
重賞経験で言えばこの馬が一番経験豊富だと思います。
地方馬だけでの地方重賞では圧倒的な力と実績を持っており、
昨年のフェブラリーステークスでも6着と
掲示板に迫る強さを見せています。

今年も昨年と同じく大井1600mレースである
東京シンデレラマイルをステップに、
フェブラリーステークスへと進んできました。
今年の東京シンデレラマイルでは圧倒的な人気を背負いながらも
ギリギリ勝利という結果だったため人気は薄そうです。
が、このレースは前の馬は全滅して後ろの馬が押し寄せてくる
完全後方決着のレースでした。
この展開で後ろの馬に飲み込まれること無く最後まで残せたのは
スピーディキックの地力の高さ、御本神騎手の上手さとして
評価できると思っています。

また、東京シンデレラマイル2023と2022の比較等でも分かるのですが、
どういうレース展開になっても、どの位置取りになっても、
大敗することなく力を発揮できるのもこの馬の強みです。
そのためこの真ん中の枠は極端な内枠や外枠になるよりは
プラスに働くのではと思っています。
オッズがどのくらい付くかわかりませんが、
全然人気しないようであれば狙ってみたい一頭です。


注目馬について

全頭語りたいことはそれぞれありますが、
何頭かピックアップして語りたいと思います!

レッドルゼル

この馬は毎回後方から安定して早いあがりを叩き出す
ダート追い込み馬の代表格のような馬です。
なんといっても昨年のフェブラリーステークス2着馬です。
昨年覇者レモンポップが不在の今、本命候補の一頭でしょう。

前走武蔵野ステークスでは横山典弘騎手に乗り替わり、
5番人気3着と善戦しています。
ドバイに挑戦してから8か月ぶりの出走で善戦したところを見ると、
休み明けも苦にしないポテンシャルの高さを感じます。
ダートは芝よりも高齢馬が強いなんてよく言われますが、
8歳馬でこの安定感はさすがですね。

そして今回はかつての主戦騎手である
北村友一騎手とのコンビが3年半ぶりに実現。
ダート重賞常連のレッドルゼルですが、
北村友一騎手とのコンビではこれまでオープンまでしか出走しておらず、
意外にもコンビとしては重賞初出走での
フェブラリーステークス挑戦となります。

ウィルソンテソーロ

後方から……で言えばこのウィルソンテソーロも外せません。
昨年末のダートG1において、
最も注目された一頭と言って過言ではないでしょう。
チャンピオンズカップでは12番人気ながら最後方から追い込み2着。
かと思えば東京大賞典ではキャリア初の「逃げ」で2着。
もうまぐれとは言わせない……
満を持しての力比べとして進むフェブラリーステークスになります。

一点、非常に残念ながらここ2戦をともにした原優介騎手が今回は負傷の影響もあってか騎乗できず、松山弘平騎手に乗り替わります。
もちろん松山弘平騎手の方が実績も世間的な評価は高いですが、
私個人としては大穴の馬をいきなり連れてくる原優介騎手の大胆な騎乗がとても好きで、日ごろの平場レースから「人気薄の追込馬に乗る原優介は買い」と言い続けていたり、チャンピオンズカップでも12番人気ながら私は本命に推していたくらい思い入れがあります。
ようやく重賞を勝てる馬にもめぐり会い、実際に2着続きと王手をかけている状態での乗り替わりは本当に残念です。

とはいえ、7枠14番と枠もかなり良く、
ポジションも迷わず後方から勝負で割り切れると思うので、
やることは最終直線の脚比べで他馬を凌ぐことだけです。
レッドルゼルと同じ枠でもあるので、
外から一緒に上がって来る同じ色の2頭という展開になりそうです!

キングズソード

前走の東京大賞典こそ前を捕まえきれず5着に終わりましたが、
1800mレースでは抜群の安定感を持っている馬です。
前走の影響で人気も多少落としそうですし、
予想オッズの通り10倍前後で落ち着くのであれば
個人的には今回のレースで一番買いたい馬かもしれません。
今回のフェブラリーステークス、
逃げるのがミックファイアになるか、隣のドゥラエレーデか
ドンフランキーが外から行くか、
あるいは最内のイグナイターが思い切って逃げるのか。
この4頭くらいかなぁと思っています。
イグナイターもドンフランキーも1600mは長いと言われる馬で、
東京大賞典と比べると「前がそのまま」といった
レース展開になる確率は低いと思っています。
前残りで一番ありそうなのは、
ミックファイアの後ろで2番手につけたドゥラエレーデが
最後までしぶとく残すみたいなケースですかね。
レッドルゼルやウィルソンテソーロ、アルファマムといった外の馬は
キングズソードよりも後ろを走ることになりそうなので、
消耗することなく中団に位置取る競馬で
じっくり脚を溜められるのも良さそうです。


最後に全馬ひとことコメント

ちょっとだけ書こうと思ったら3500文字とかになってしまっていたので、
馬番順にひとことコメントをつけて締めます!
今週末が楽しみです!!!

イグナイター:頼むぞ西村淳也騎手!
シャンパンカラー:初ダートでNHKマイルに続く2度目の大穴なるか!?
ミックファイア:スタートに注目!
ドゥラエレーデ:馬券率100%のムルザバエフとしぶとい脚を信じろ!
オメガギネス:デビューから5連対、ルメールを迎えて初のG1挑戦!
カラテ:5年ぶりのダート、菅原騎手と何度も大穴を開けた不気味な一頭!
ガイアフォース:長岡騎手、悲願のG1初勝利へ!
セキフウ:昨年のフェブラリーSから7戦を経て、武豊でリベンジだ!
ペプチドナイル:先行してのもう一伸びが持ち味、初のG1挑戦!
タガノビューティー:中央地方と経験豊富、石橋脩の美しい差し切りなるか
キングズソード:実力十分、道を切り開いて王になれ!
スピーディキック:復活の兆しを見せた前走、もう一度この舞台へ
レッドルゼル:昨年2着、今年はデビューからの主戦北村友一と優勝だ!
ウィルソンテソーロ:G1連続2着、待望のG1制覇なるか!
ドンフランキー:大きな馬体に大きな夢を乗せてG1初出走!
アルファマム:自慢の圧倒的な末脚、G1でも通用すると見せつけろ!

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