PioSOLVER、scripting:複数ツリーをまとめて計算するスクリプト

GTO Solverを勉強に取り入れる場合、避けて通れないのがSolverの実行待ちの時間です。

我々の就寝時間や就業時間にSolverに働いてもらって、なるべく待機時間なしで座学に取り組むことで、Quality Of Lifeを向上させましょう。

計算したい状況(レンジ, bet size)が
決まっている場合

tree設定を入力したあとで、「generate script」タグを開きます。
あとは計算したいflopや保存先ディレクトリを設定したあとで、
「script -> Run this script」を選べば完了です。

数百個のflopについて計算して、集合分析と組み合わせることで、
統一的な理解を目指すという使い方が一般的だと思います。

全flopの一覧( https://note.mu/maspy_stars/n/n98bd39c9c1a8 )
と組み合わせるのもよいでしょう。
全部で1755のtreeを計算することになりますので、1つあたりの計算時間
が平均5分なら6日間、平均25分なら1ヶ月かければ全flopの計算が揃います。
あとは待ち時間なしで勉強できます。

計算したい状況がバラバラの場合

レンジやベットサイズなど、計算したい状況が多岐に渡るとします。
このような場合は、まずそれぞれのtreeを手動でbuildしてしまいましょう。

あとは、それぞれのTreeを開き、保存するということを、
Scriptから自動でやってあげればOKです。

loadして、適当な時間計算を走らせ、保存(dump)しています。

「go」はfull treeに対してしか行えません。計算前・計算後ともにfull treeではない場合には、例えば

load_tree D:/AsAcAd.cfr
rebuild_forgotten_streets
go 1800 seconds
wait_for_solver
dump_tree D:/AsAcAd.cfr no rivers

のようなスクリプトを生成すると実行できると思います。やりたいことをスクリプトに記述できたら、例えばPioViewer.exeから、「Tools -> Load Script」から実行できます。


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