はねるの扉

僕の名前は田畑羽田まよる。どこにでもいるフツーの高校生だ。僕が通っている北陽高校(北陽の共通の知り合いが作った学校。北陽の許可を得ておらず訴訟されている)の生徒は、一週間後に来たる''伊誤祭''に色めき立っていた。
''伊誤祭''(伊藤ちゃん誤飲しよっと祭の略。北陽の伊藤ちゃんが「誤飲しよっと」と言って一反木綿の絞り汁を誤飲したことから。お茶目よ伊藤ちゃんはお茶目)は年に一度のお祭りだ。くだらない。浮かれやがって。僕には友達といえる人がいなかった。

???「チミ、銭形のとっつあんに差し入れするならゼリーじゃなくてプリン派でそ?」

まよる「は?」

宮藤「オイラは宮藤官九郎。みんなにはクドカンって呼ばれてる」

クドカン、聞いた事がある。北陽高校きってのヘンテコで16年留年しているらしい。1年目はピンボールにハマり留年、2年目は深夜だけ登校、3年目はフースーヤに弟子入り、4年目にピンボール熱が再燃し留年、5〜7年目まで月曜から夜ふかしをハマってないのに見つづけ留年、8年目はハワイにいた、9年目は道重さゆみの1ヶ月1万円生活を見守るため休学、10年目に岬案内人(岬を案内する人)に就職、11年目退職、12年目はガッキー結婚で何も手がつかず、13年目はフースーヤにスカウトされ断る、14〜16年目までオッドタクシーの制作、そして現在に至る。こんなヘンテコが一体僕になんの用だ。

宮藤「オイラとバンドやらない?」

まよる「バ、バンド?」

宮藤「そ!''友結の糸''をあげる。この友結の糸はオイラのキンタマと繋がってる。これを辿ってくればオイラはいるから!それじゃ!ロケットビーバイ🚀」

まよる「ちょっ待っ!」

宮藤は僕に糸を渡してどこかへ消えていった。バンドなんてアホらしい。でもなんだろう、この胸のドキドキは。


ーーーーーー伊誤祭当日ーーーーーー


僕は宮藤からもらった友結の糸を辿ってみた。すると、あばれる君の桑田の顔をした宮藤がいてキンタマを出していた。

宮藤「ほうら、やっぱりプリン派だ笑」

まよる「は?てか、バンド入るとはまだ言ってな………」

宮藤「ハリケーナイズ」

まよる「え?」

宮藤「ハリケーンアイズだからハリケーナイズ、バンド名」

まよる「いや、ちょっと」

宮藤「千鳥!!!!!!!!!」

宮藤は持っていたライフガードにちっちゃい千鳥を放った。NARUTOのサスケが貯水タンクに穴開けた時の水しぶきぐらいのライフガードが宮藤の顔にぶっかかった。

宮藤「バンドメンバーを紹介するよ。まずはピナバタ塗靖(ぬりやす)、ピーナッツバターを塗ると書いて靖国神社の靖でピナバタ塗靖」

ピナバタ塗靖「よっ、話はきーてるぜ聞かん坊」

宮藤「コラコラw 礼尽くせ、礼w」

ピナバタ塗靖(無視)

宮藤「無視するこたーないじゃんw 次に、コレ言われ左出者(ひでもろ)。こいつはコレの右に出る者はいないと言われる''コレ''の左に出る。例えばチョコプラ長田がT-BOLANを歌うただだいいやつ、コレの右に出る者はいない。左出者はコレの左にでる。T-BOLANを北朝鮮っぽい歌詞で歌う」

コレ言われ左出者「よろしく」

宮藤「次、踏切くん」

踏切くん「カンカンカンカンカンカンカンカン」

宮藤「踏切くん、RADWIMPSの新譜どうだった?」

踏切くん「カンカンカンカカンカンカンカン」

宮藤「ぐっ…」

宮藤の膝が灰色になっていた。灰色になったのではなく灰色にされた、とのこと。大丈夫か聞くと「大丈夫、踏切くんはRADWIMPSのアンチだから。悪いのはオイラ。RADWIMPSは何も悪くない」と言った。その後、踏切くんに屁をこきドロップキックされ鏡に激突、顔がたらこ唇でプチ目の二頭身になり「ほら、油断した」と言った。意味がわからない。

???「おっと、まだいやがったのか?宮藤」

宮藤「ビタミン吸い斗馬…!」

ビタミン吸い斗馬「いつまでも老害がウロウロしてんなよ、伊誤祭の出場資格がないんだからよ!ケケケ」

まよる「………」

出場資格がない?本当だろうか?

ピナバタ「ないのか?出場資格」

左出者「出場資格がない…だと?」

宮藤「(絶句)」

踏切くん「カンカンカンカンカン(モールス信号で''んな殺生な…泣''とおくっている)」

どうやら出場資格がないらしい。本当にどうでもいいが、宮藤が追い詰められて桑田になるあばれる君みたいな顔をしててムカついた。そして、伊誤祭ステージが始まった。

MC「みんな〜〜〜〜〜不健康にしてたか〜〜〜〜〜???????w」

観客「うおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」

MC「今年もやって参りました!伊誤祭のメインステージ!北陽高校もっとも長い日と言われるエンターテイメントの祭典!果たして!男たちは女神伊藤ちゃんのパイスラを見るのか!!!?!???それとも、死神虻川の鎌に首を掻かれるのか!!!!!?!?!????!?」

観客「うおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」

ビタミン吸い「ケケ、伊藤ちゃんのパイスラを拝むのはこのオレだ…」

MC「それでは参りましょう!!!!一組目!!!''親子漫才''完熟フレッシュ!!!!!!!!」

完熟フレッシュ「どうもー完熟フレッシュです!お願いしますー!」

パチパチパチパチパチパチ

レイラ「北欧の家具を畳の部屋に合わせるデザイナーを殺す悪魔!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

親「あ、ああ…あ…!あ…う、うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

シーーーーーーーーーン

そんな…完熟フレッシュがスベるなんて…。完熟フレッシュは去年ウケてたのに…。その後の漫才も悲惨で、レイラがアドリブで空気を変えようとするも、戦意を失なった親がピアノ線で自分の首を締め鬱血した顔で「ブリッグズの峰より少し高いところへ…先に…行ってるぞ…」と言って舞台から降りるのを繰り返して終わった。めちゃくちゃスベっていた。誰もが「レイラで持ってる」「レイラ可愛い」「レイラのTwitterほんと尊い」と思っていた。今年の伊誤祭はいつもと違う…そんな空気が観客に漂い始めた。

MC「いや〜〜〜スベってましたね〜〜〜!!!!!!wくわばらくわばらw おっ?次はこの人行っちゃいますすかぁ〜!!!!????This is Vitamin ''ビタミン吸い斗馬''!!!!!!!!!!!!!!!!!」

パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ

観客「うおおおおおおおおおお!!!!!!!!ビタミン吸いーーーー!!!!!!!!!この空気変えてくれーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」

ビタミン吸い「ケケ、ショータイムだ…」



(DOESの修羅が流れる)


♪(イントロ)

ビタミン吸い(バタフライナイフとメロン持って登場)

(Aメロ)

ビタミン吸い(メロンに座ってバタフライナイフ振り回す)

(Bメロ)

ビタミン吸い(バタフライナイフで手を切りびっくりしてメロンから落ちる)

(サビ)

ビタミン吸い(普通に痛そうにする)

(間奏)

ビタミン吸い(ずれたズボンからTバックが見えて照れる)



めちゃくちゃスベっていた。ここで爆笑!みたいな感じでおしりの痣を指さしたが、痣がいっぱいありすぎて稽古の跡が見えてウケなかった。ハッキリ言ってみんな白けていた。ウンコしてるやつもいた。カッターをカチカチさせるやつ、マザー3のカセットをバットで殴るやつ、チチタプ(お乳たぷんたぷんではなくアイヌ語で獣を叩き刻んだ料理)するやつ、コケてるやつ、カマキリに体操の白井健三の''シライ''を教えてるやつ、ヒートテック2枚着てるやつ、チチタプ(お乳たぷんたぷん)してるやつ、各々が別のことをしていたが、全員が「チョコンヌの方が面白い」と思っていた。

ビタミン吸い「クソ!!!!なんで俺のバタフライ修羅がウケない!!!!!!!??!??!?????!!???」

死神虻川「オーホッホッホ!!!!(鎌を振り回している)」

ザシュッッッッッッッッッッッッッ

ビタミン吸い「ぐあああああああああああああああああ!!!!!!!!」

突如、死神虻川が現れビタミン吸いの心臓を貫いた。死神虻川、まさかホントに実在したのか…!

宮藤「死神虻川…チャンスだ」

まよる「どういうことですか?」

宮藤「虻川在処伊藤常在」

まよる「えっ?」

宮藤「虻川在る処に常に伊藤在り、死神虻川と女神伊藤ちゃんはセットなんだ。見れるかもしれないぜ、北風と太陽が…」

まよる「……北陽!!!!」

MC「さあ大変なことになってきました!!!!!死神虻川降臨!!!!!!!!!次の出演者は、''女クレイモア''和田アキ子!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!どうなるイガゾーーーーゥ(たぶん伊誤祭って言ってる)!!!!!!!!!!」

観客「いけーーーーー!!!!女クレイモアーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!和田ーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

和田アキ子「おせち!おせち!おせちんこ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ザシュッッッッッッッッッッッッボワワワワワ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン

アブ&チェンジの格好をした死神虻川に和田アキ子が心臓を貫かれ冥界へ送られた。

死神虻川「あー退屈!!''はねる''の頃は何もかもが楽しかった!!!」

MC「次の出演者は百獣の王、武井壮ですが…棄権!!!!な〜〜〜にが百獣の王だよオットセイでも撫でてろバーーカ!w 誰か死神虻川を笑わせるチャレンジャーはいないの!!!???!??(テクテクテク…)おや??????たった今、目玉の親父から手紙が届けられました!!!!!!!!!!!読めってこと?????なになに………''ハリケーンアイズ''?しかし、ハリケーンアイズには出場資格はないはず…………………ええいままよ!!!!今ここに!!!!!!!!!!!!!死神虻川に挑戦する勇者が現れました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!''嵐を穿つ一筋の眼光''ハリケーンアイズ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

観客「うおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!ハリケーンアイズ!!!?!???誰か知らねーがおもしれーもん見せてくれよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

まよる「あの僕はどうすればいいですか?一応、バンドのメンバーなんですよね?」

宮藤「これ、持ってて」

まよる「友結の糸………」

宮藤「チミはここで最後まで見届けてくれ」

まよる「………わかりました」

宮藤はステージに向かった。背を向けるとき一瞬だけあばれる君の桑田の顔をしていた。ハリケーンアイズ、もうお前らしかいない…!死神虻川を倒してくれ!!!!この退屈したステージを吹き飛ばしてくれ!!!!!!!!

死神虻川「オーホッホッホ、残念だったねェ!!!アンタらに出場資格はないッッッッ!!!!」

ボカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

死神虻川が炎の鎌でステージは焼け野原にした。ハリケーンアイズは吹っ飛んだ。もうダメだ!その場にいる全員がそう思った。
その時、当たりが光に包まれた。見る者全員が''それ''の優しい光に目を奪われた。

???「出場資格なら、あります」

まひる「ま、まさか!!!!!!!!あのデカパイは!!!!!!!!!!!」

宮藤「おいでなすったかい…オイラの詩神(ミューズ)が……!!」

女神伊藤ちゃん「私は女神伊藤、貴方達に''人力舎の一枠''を与えます」

まよる「''人力舎の一枠''!?テレビ番組に抜擢されるといわれる人力舎の''一枠''をハリケーンアイズにくれるっていうのか!?!??」

女神伊藤ちゃん「はい」

クドカン「サンキュー!!伊藤ちゃん!!!!!!!!!!!!行くぞお前ら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ハリケーンアイズ「応(カンカンカンカン)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



(DOESのバクチダンサーが流れる)


♪(イントロ)

ピナバタ(うんこ座り)
左出者(野球の審判のアウトをちっちゃくやる)
踏切くん(前前前世のPVの野田洋次郎ぐらい遠くにいる)
宮藤(腕組んで仁王立ち)

喧掻と乱舞の間に
興奮する狂おしさで
掻いた汗が落ちる 嫌じゃない
そういうのは本当さ

ピナバタ(鳩のモノマネ)
左出者(サイヤ人編の悟空と戦う時のベジータの構えをより目で)
踏切くん(前前前世のPVの野田洋次郎ぐらい遠くにいる)
宮藤(腕組んで仁王立ち)

想像するより現象を
骨身の随に刺せよ
血潮が錆びる前に

ピナバタ(歌舞伎)
左出(ひな壇の時のフジモンの乙女座りをやわらか戦車の上で)
踏切くん(前前前世のPVの野田洋次郎ぐらい深く帽子を被る)
宮藤(腕組んで仁王立ち)

春風に磨かれて 燃え盛る薄ら紅
衝動の影にやられた
驀地ダンサー 驀地ダンサー踊ろうよ

ピナバタ(腕組んで仁王立ち)
左出者(腕組んで仁王立ち)
踏切くん(腕組んで仁王立ち)
宮藤(TT兄弟)


♪(間奏)



まひる「すごい…!これが''ハリケーナイズ''!!!!!それに比べて、僕はここで何をしているんだ………!!!!!!」

死神虻川「オーホッホッホ!!退屈!!退屈だよ!!!!!アタイがTT兄弟が好きだからってまだ退屈!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ハァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーガラガラガラガラガラガラドッシャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

ギリギリッスの女郎蜘蛛の格好した虻川が地獄の吐息を吐いた。学校が全壊した。ハリケーンアイズは瓦礫の下敷きになった。

まよる「ハリケーナイズ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

死神虻川「せめて人力舎の枠が''もう1つあれば''、復活できたのにねェ!!!!!!オーホッホッホ!!!!!!!!!!!」

その場にいる全員がもうここまでか…そう思いかけた時!!!!!その人たちは現れた!!!!!!

塚地「もう諦めるのかい?」

鈴木「ちょっと早いんじゃねーの?」

まよる「ま、まさか…!!!!!

塚地「はねトびには人力舎の芸人が北陽ともう一組いる。その芸人の名は………………………………ドランクドラゴン!!!!!!!!!!!!!!」

鈴木「塚っちゃんばっかりちょっとかっこよすぎるんじゃねえの〜?」

まよる「そ、そうか!!!!!!!はねトびの人力舎の枠は二枠!!!!!!!''全てを呑む龍''ドランクドラゴンの一枠を与えれば、ハリケーンアイズは復活する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ガラガラガラッッッッ

宮藤「伊藤ちゃんのパイスラを見るまでは………死ねねえなあ、死神!!!!!!!!!!!」

女神伊藤ちゃん「///」

死神虻川「オーホッホッホ!!!!!!面白い!!!!!!!面白いよアンタ達!!!!!!!!!!!!!」




風前灯を消すたび
自然と涎が滴る
パライドなリズム
揺らさないで閉ざさないで 行こうよ

ピナバタ(ピーナッツバターを顔に塗りたくる)
左出(吉村の脇鳴らしをちゃんとやる)
踏切くん(いない)
宮藤(腕組んで仁王立ち)

高揚する体に滔々と
ぬるま湯かけ合えば
僕達は満たされる

ピナバタ(ピーナッツバターに誘われてカブトムシが顔に止まる)
左出(吉村の脇鳴らしに誘われてカブトムシが脇に止まる)
踏切くん(いる)
宮藤(腕組み直して仁王立ち)

青空に憧れて
舞い上がる薄ら紅
生きるために生まれた
驀地ダンサー 驀地ダンサー踊ろうよ

ピナバタ(カブトムシ被りしてしまい赤面)
左出(ちょっと不機嫌)
踏切くん(またいない)
宮藤(TT兄弟)

春風に磨かれて
燃え盛る薄ら紅
衝動の影にやられた
驀地ダンサー
驀地ダンサー

ピナバタ(TT兄弟)
左出(TT兄弟)
踏切くん(いてTT兄弟)
宮藤(シソンヌの葬式の長谷川のありがとうございました)



パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ

観客「ハリケーンアイズーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!おもしれーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!笑ったーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!どういうお笑い?????????www」

死神虻川「面白かったよ、アンタ達。特にカブトムシが被ったところ、アレは最高だった」

女神伊藤ちゃん「アブちゃん、帰ろ?私たちの場所に」

死神虻川「ええ。久しぶりに楽しかったわ、はねるの頃を思い出した」

宮藤「虻川さん、はねトびはオイラたちの青春でした!ありがとうございました!!!!」

死神虻川「もしかしたらアンタたちが、''はねる''なのかもね」

何も無い空間に大きな扉が現れる。''はねた''時にのみ開く''はねるの扉''。元いた場所に戻るだけなのに、ちょっぴり寂しいのはなぜだろう。

死神虻川「行こう、さおり」

女神伊藤ちゃん「うん!」

はねるの扉が開く。二人が扉に入り元いた場所に帰ろうとした………その瞬間だった!!!!!

和田アキ子「アンタ?誰に向かって退屈言うてんの?????」

死神虻川「ぐっ!!!!!!!!!アッコさん!!!!??????冥界に送ったはず!!!!!!!!!!!なんで!!!!????」

和田アキ子「女クレイモア舐めんなや!!!!!!!!」

まよる「大変だ!!!!!!きっとアッコさんは死神虻川を冥界に引きずりこもうとしてるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!」

宮藤「まよる!!!!!!!!!!!友結の糸を死神虻川に結ぶんだ!!!!!!!!!!!!!!!!そうすれば冥界に落ちても友結の糸を辿ってオイラのキンタマのとこまで戻ってこれる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

まよる「そんなことしたら!!!!!!!!!!!!!!!!逆に宮藤さんが冥界に引きづりこまれてしまう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

宮藤「大丈夫なはず!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!死神虻川に糸を結ぶ前に女神伊藤ちゃんのおっぱいに糸をかければ!!!!!!!!!!!!!!!!大丈夫なはず!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

まよる「僕なんかにそんなことできるのか………」

宮藤「やれーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

まよる「ぐうぅっ…………友達もいない!!!!!!!!!!!!!背も大きくない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!自慢できることなんてひとつもない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!コスプレイヤーの彼女欲しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!えなこと付き合いたい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!変わるなら今だろ僕!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!僕の名は田畑羽田まよる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!田畑があって羽田空港があったらそれは真昼じゃなくて真夜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!はねろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

僕は跳んだ。人生で初めてこんなにも全力で。女神伊藤ちゃんの谷間を経由してなんとか死神虻川にも糸をくくりつけることができた。

ズンっっっっっっっっっっっっっっ

宮藤の身体が宙に浮く。友結の糸に引っ張られキンタマが冥界に引きづりこまれているのだ。同時に伊藤ちゃんの谷間が糸で締め付けられ、おっぱいが強調された。

まよる「クドカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

宮藤「へへっ伊藤ちゃんのパイスラいただきっ」

宮藤は桑田になる前のあばれる君の顔をしていた。ここにきて桑田じゃないあばれる君の顔をされてちょっと笑ってしまった。それに桑田になる前じゃなくてなった後なんじゃないか、そんな気がした。
その時、女神伊藤のおっぱいから輝きが溢れ出した。白く優しい光が全てを包み込んだ………………………


ーーーーー卒業式ーーーーー


結局、あの後のことはよく覚えていない。ボロボロだった学校はキレイに元通りになっていて、ハリケーンアイズのメンバーもいなくなっていた。あの日以来、宮藤の姿を見ていない。僕は夢でも見ていたんじゃないだろうか。

まよる「卒業………か」

???「チミ、銭形のとっつぁんに差し入れするならゼリーよりプリン派でそ???」

まよる「!!!!!!」

宮藤「まよる、卒業おめでとう。オイラまた留年しちゃった、たはは」

まよる「どこいってたんですか!!!!」

宮藤「みんなといたんよ!まよる、あっちはいいゾ〜!伊藤ちゃんのパイスラ見放題w アッコさんは怖いけど…アブちゃんは子育てに専念するんだって!あっそろそろ行かなきゃ!また!ロケットビーバイ🚀」

まよる「ちょ!待っ…」

そこには誰もいなかった。やっぱり夢だったのかな…。ん?糸が落ちてる…これは………………




そこには、見慣れた後ろ姿があった。後ろからでもわかるくらい、はっきりとあばれる君の桑田の顔をしていた。

宮藤「ほうら、やっぱりプリン派だ笑」


池袋ウェストゲートパーク 完

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