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創作譜面氏 ~ましろとーふ編~

まずは自己紹介

初めましての方は初めまして。創作譜面ジャーのましろとーふといいます。
好きなジャンルはドラムンベース、アートコアなどなど…最近ウェブコアも聞き始めてます。創作譜面はかれこれ4年ほど作らせてもらってます。Youtubeに上がってるのは大体50譜面ほど…

今回は僕の誕生秘話(特大誇張)、いくつか作った譜面の解説、その他ちょっとした小話をさせていただきたいなと思ってます。
伝えたいこと的にも文才的にも、結構な長文駄文になることが予想されますので睡眠導入程度にサクサク読んでくださるとありがたいです…
こんだけ予防線張りゃ大丈夫だろ。うん。

これは…とある豆腐の誕生秘話…


これは、ましろとーふがまだ創作譜面ジャーになるちょっと前のお話…。

当時激ハマりしていたチュウニズム。自分はハマったゲームについてはゲーム製作者やプログラマーまで掘り下げてしまうような良くわかんない癖を持ってました。
このゲームも盛れなくそのうちのひとつで、まぁ大体予想は付くと思いますがその中でも僕が掘り下げに掘り下げまくったのは

「譜面ボーイズの皆様」!!!!


この人はこういう配置をしたがるだとか、ラスサビ手前ではこんなことするだとか、1〇〇号はク〇だとか…いろんなことを調べ上げました。
そして、そんな譜面ボーイズの中でも特に光っていた人物がひとり…

それがぴちネコ氏でございました。
でも始めた当初はそんな好きじゃなかったのを覚えてます。GOODTEKはSSが取れず4時間ぐらいぶっ続けで粘着して、結局取れず
「こんな譜面作ったやつ誰やねん;;」
とむせび泣いた記憶。

それでもチュウニズムはやっぱり楽しくて、あれこれやっているうちにあっという間にレートが虹色に…
13+(当時)のAJも取れるようになっていきGOODTEKのこともうっすら忘れ
「次はどの14の鳥取ってやろうかなぁ(イキり微笑)」
などと完全に調子に乗っていた丁度AMAZON時代…これまでの譜面に対する思いを180度回してくれるような楽曲が追加されました…。


第5回天下一音ゲ祭より「Climax」!!!!

千手観音バァァァァン


ぼく「かっこいいいいいいいいいいいいい」


メイクサムノォォォォォォォイズ


ぼく「かっこいいいいいいいいいいいいい」


(以下略)


かっこいいいいいいいいいいいいい「ぼく」


当時の衝撃たるや。譜面の引用や緩急、音取り、ノーツの大きさに至るまですべてが完璧に見えました。ある程度難易度もあってとにかく全部が素晴らしい。
今までは譜面の配置やノーツの密度くらいしか見ていなかったのですが、この譜面を見てからは音取りやその他演出などにも目を向けるようになりました…

そんな熱狂も抜けきったある日、いつものようにツイッターを散策していると…

公式「譜面ボーイズ募集中!!一緒に譜面作ろうや!!(意訳)」

あまりにも突然のツイートで理解に後れを取るましろ。
やっぱり譜面の研究をしてると自分で作りたくなっても来るもんです。頭の中でいろんな譜面デザインを考えてみたりしたものの、出力先は当然無かったですし。
そんな自分にとってこれはとてつもなく大きなチャンス!!
状況を理解してからの行動は早く、すぐさま履歴書とプレゼン用の台本の用意を…!!

……と思ったら選考条件に高校卒業資格有りの記載が
当時はまだ学生でしたから、履歴書を書くまでもなく選考から落ちてしまったのでした……

でもやっぱり譜面作りたい!!!


一度思ってしまったからにはやっぱり諦めきれんなと、いろいろ調べてみると…
なんと''Searchin''というソフトがあるではありませんか。
これだ!!!!!!!!と思い即ダウンロード。そして作譜…
初めて作った楽曲はginkiha様作曲の「EOS」でした。
当時はレギュレーションとか全く知らなかったもんで、今となってはあまりいい出来栄えでは無かったと思います。
そしてそのままの勢いで作った二作品目、自分で譜面を完成させた達成感も相まってハイテンションだった僕は、何を血迷ったかYoutubeにアップロード…

そう、この勢いによって投稿された譜面こそ黒魔様より「I」の創作譜面だったわけです。
まぁ投稿してしまったもんはしょうがないと思い、当時は結構譜面の出来栄えに自信がありましたから
「どーせなら1万回ぐらい再生されないかなぁ!」
などと抜かしやがっていたのを覚えています。

結果はまぁ…80再生程度…低評価も結構つきました。
あの時のショックたるや……とにかく悔しかった気がします。

まぁそんな執念も相まって…今日までだらだらと譜面を作っているわけです。そんなダラダラも今年で5年…なんだか早いものです。

さて、ながーいお話もいったんここで区切りをつけて、これからは今までに作った譜面のお話とかさせていただきたいなと思います。

作った譜面とかのお話

ちょっと書き足りないのでおまけ程度に2譜面くらい自分が作った譜面の解説をさせていただきたいなと思います。

1. MAGNETAR GIRL

はい。多分僕の投稿した譜面の中で唯一概要欄に記載がない譜面です。
書くネタ尽きたんだろうなぁ
この譜面のコンセプトはズバり
「今までの自身の作風を維持しながら、エアーと縦連に重きを置いた難易度にすること」です。

この譜面のみに言えたことではなく全体に言えることですが、自分は譜面を作るとき、本家様からいくつか気にいった譜面をピックアップしてそれらを主軸に譜面を作っています。
主軸にする譜面は大体一つなのですが、今回に限っては例外で2譜面ぐらいピックアップさせていただきました。(ピックアップといってもそれを意識しているのはほんの1フレーズぐらいですけど…)
今回はその部分のご紹介。

その前にここ...…

動画でいうと28秒くらい。実際に見てもらうとわかるのですが、若干主旋律と合ってないんですよね。混フレだからごまかせてる感はあるけど…

正しくは16分手前のこの配置が正解です

ということで1年超しの作譜ミス訂正でございました。

気を取り直してまずは一つ目のピックアップ


動画でいうと55秒のところ。
これは割とわかりやすいかなぁ、本家の「C & B」のここですね

当初はこの配置と主旋律がピッタリすぎてこれしか浮かばなかったってのもありますね……今見返すとあまりに安直な引用で若干こっぱずです。
その後のサビの配置につなげるのも大変でしたね…

お次はこちら

これは結構わかりずらいかも。本家の「Here We Go」のここを意識してみました。

結構魔改造というか、要素だけ抽出した感じですね。当時のぴちネコ氏はこういったホールドを交えた跳ねリズムな配置がマイブームだったみたいで、僕もそれやりたい!みたいな感じで導入してみました。それだと難易度的に簡単すぎちゃうかな~と思って結局くの字階段になってしまいましたが…

一つ目とは反対に、バレない程度に元の譜面をリスペクト出来た良い配置だなと自画自賛した覚えがあります。

2.Tithonus

続いては「Tithonus」です。
この譜面のコンセプトは
「スライドを用いた"溜め"、"解放"を意識して譜面を作ること」
あ〇ぷら野球部か?????
そしてちょっとしたAuxesiaリスペクト
そしてこの譜面でピックアップした本家の楽曲なのですが… 


なんと「Sound Chimera」なんですねぇ……Tithonusとは全く違うジャンルの楽曲ですが譜面は結構寄せてみたつもり。
もちろん自分の作風を保ちながらですが、Sound Chimera自体が本家の中でもスライドが巧妙に使われた挑戦的な譜面だったので、自分の作風にどうにかインプットできないかなと考えて作譜してました。
今回の譜面はMAGNETAR GIRLとは違って1フレーズだけピックアップというわけではなく、譜面全体を通して意識してます。

そしてそしてこの譜面で特に見てほしい部分は…
ズバリ「エアー同士の重なり」です。

↑  斜め + 正面エアーだったり…  ↑

↑  1マス被せ  ↑

↑ 2マス重ね ↑  (これが一番多い)

2マス重ね is 神。僕の譜面で超頻繁にやります。これ好き。
実はこれら3種類は適当に使い分けているわけではなく、それぞれの配置にちゃんと意味があるんです。

まずは斜め + 正面エアー

これは現在制作中の譜面から抜粋…

これを置く理由は結構単純で、
「エアーを重ねつつ、動きをその場でピタッと止めること」ですね。
この表現だけではピタッと止めるといった表現の説得力が若干物足りないので、高確率でエアーホールドが付いたりします。
主にサビの終わりとか、曲に"溜め"が入った後、テンションが右肩下がりになっていくようなときに入れがち。


そしてお次に「1マス重ね」

これを置くときは大体
「エアー処理が入る直前に、動きに勢いがついているとき」
ですね。その他にもエアーに対して印象付けを強めたいときや、前述した斜め+正面エアーとの併用をすることで視点の動きを若干大まかにし、次の配置につなげやすくしたりもします。
要はオールラウンダーなこの子ですが、なんでもできてしまう反面、使うマスの幅が広いので入れづらい、といったデメリットもあります。


そして最後に「2マス重ね」

個人的に一番好きな配置です。正直どの場面でも使えるし、1マス重ねよりもコンパクトで、上の画像のように複数使うことによって印象付けも強めることもできる、まさに隙無しな置き方……。
ぴちネコ氏や梟氏はこの配置を多用するので、譜面当てクイズとかやるときはこれを目印にしてみると良いですよー

この配置が好きすぎて数年前まではなんでもかんでもこの置き方をしていました。最近は自重してちょっと抑え気味です、とにかく見栄えが綺麗なんだ。
最近のこいつのコンセプトは、1マス重ねとは対象に
「エアー処理が入る直前の動きが弱いとき」。または
「両手でスライダーの内側に向けてエアー処理がかかるとき」
この二つがきっかけで置くことが多いです。
でもやっぱり欲張っていろんなところで入れてしまいますね……もしこの2項目に該当しない所でこの置き方がされてたら「あぁ、発作起こしたわ」とか思ってください。

あとがき

以上で僕のパートを終わらせていただきたいと思います。
マジで長文駄文だった。ここまで眠らずに見てくれた方どれぐらいいるのかな。
そして最後にプチお知らせですが…

最近リアルがクッッッッッッッソ多忙なため、今作ってる譜面をすべて作り終えたらしばらく譜面製作はお休みさせていただきます…。
別に引退とかではないのでご了承を。

色々と書きましたがどれぐらい伝わったでしょうか……。

僕がこの数年間、譜面製作の際に考えてることとか、その他もろもろを全部発信出来た感じがします。よかった。

実はこの分書いてるの12月12日!!!!!自分の番じゃーーんやべーー!って思いながら書いてます。

そしてそして最後に!!!
今回の企画を開催してくださった主催の13歳さん、副主催のこばぶるさんお二人に感謝をば!まさかこんな企画が立つほどこの界隈も栄えてきたと思うとなんだか感慨深いものです。

そろそろ駄文長文どころじゃなくなってきたのでここいらで締めさせていただきます。

皆さん良い創作譜面ライフを・・・・



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