「METAGAME MENTOR: 2022 」パイオニアパート私訳

眞白井エイドです。

普段はVtuber/VPW(Virtual Planeswalker)として、『MULTIVERSE HAS NO BORDER』を合言葉に、Youtube/Twitchにて、MtG(マジック:ザ・ギャザリング)中心に活動しています。

さて、自分は普段から「週刊ふんわりパイオニア便り」というパイオニア情報紙を展開しており、パイオニアフォーマットを常に追いかけているのですが、Twitterでフォロワーさんよりこんな記事が回ってきました。

ということでMagic Online上でのプロシーン参加方法と、競技が行われている各フォーマット(パイオニア・モダン・レガシー・ヴィンテージ・パウパー・スタンダード)のメタゲームを公式がまとめた記事が出ました。
最近「マジラボ」をはじめ、公式がめちゃくちゃメタゲーム分析を展開してきているので焦っているのは内緒だ。

英語には自信がないですが、自分が内容を知る用にDeepLとさび付いた英語力で訳したので、同じように内容をざっくり知りたい方向けの公開します。
ただ、本当に自分が内容を把握するため程度の私訳なので、誤訳がかなり見込まれます。上のリンクの原文も1度見ていただくことをおススメします。
メタゲーム分析のところはパイオニアで英語ぢからが尽きたのでパイオニアのみです。パイオニア以外のプレイヤーの方はごめんなさい。

ということで以下、訳文です。

METAGAME MENTOR: 2022 MAGIC ONLINE SIX-FORMAT DECK EXTRAVAGANZA

by Frank Karsten

こんにちは、そして「メタゲーム・メンター」、構築で優秀な成績を納めたデッキを特集する、プロツアーへの道となる週刊コラムへようこそ。

先週、私はMTGアリーナにおけるプロツアーへの道を特集した。今週は、Magic Onlineでのプロツアーへの道を特集しよう。
Magic Onlineで遊べる多様な構築フォーマットを祝して、パイオニア・モダン・レガシー・ヴィンテージ・パウパー・スタンダードのメタゲームについて簡単にまとめようと思う。その過程で、これまでに私が注目した『団結のドミナリア』のカードにもスポットライトを当てていく。

6つのフォーマットを分析するのはめったにない。今後のコラムでは、1週間に1つのフォーマットの詳細な分析をご期待いただきたい。スタンダードのローテーションは年に1度だけのため、今週は2022年のメタゲームの概観を載せる絶好の機会だと思ったのだ。

Magic Onlineでのプロツアーへの道

「Magic Online Premiere Play program」は、プロツアーへの2つの道を提案している――便利なフローチャートを作った、この画像の使用は自由だ。

https://magic.wizards.com/en/articles/archive/metagame-mentor-2022-magic-online-six-format-deck-extravaganza

第1の道は、数あるQualifersまたはSuper Qualifiersで上位に入賞することだ。9月には5回のイベントが予定されており、今後開催されるテーブルトップ地域チャンピオンシップの参加権も付与される。地域予選では、上位入賞者がプロツアーへの権利を手にする。最初の地域チャンピオンシップは、地域にもよるが11月下旬から12月上旬にかけて開催され、最初のプロツアーは2023年2月にアメリカ・ノースカロライナ州シャルロッテにて開催される予定だ。

第2の道は、Magic Online Champions Showcase(MOCS)を介した道だ。年に3回行われる、賞金総額$70,000の8人制Champions Showcaseでクライマックスを迎える。このイベントの権利を得たプレイヤー(招待制Showcase Qualifierで勝利、Limited Showcase Openで勝利、Leaderboardからの特別枠2名に入ったプレイヤー)は、プロツアーに招待される。

「Premiere Event Calender」には、今後のプレミアイベントおよびこれらの道についての詳細な説明が掲載されている。9月には、パイオニア・モダン・レガシー・ヴィンテージ・パウパー・スタンダードの構築フォーマットにてプレミアイベントが開催される。さあ、それぞれの競技メタゲームを見にいこう。

パイオニアメタゲーム概観

パイオニアは、「ラヴニカへの回帰」から現在までのエキスパンションと基本セットからなるローテーションのないフォーマットだ。
メタゲーム概観を用意するために、私はMagic Online Decklistに掲載されている、8月16日から8月29日の間に開催されたすべてのPioneer Preliminary、Challenge、Super Qualifierのデッキを集計した。さらに、いくつかの大型地域チャンピオンシップ予選の上位デッキリスト――バトロコ高田馬場・晴れる屋TC東京・Big Magic Open・SCG CON Baltimore――も集計している。

各デッキの対戦勝利数から対戦敗北数を差し引いた点数を割り振り、以下の記録加重メタゲームブレイクダウンを導き出した。これは上位卓で見られる勝者のメタゲームとして解釈してもよいだろう。アーキタイプ名は、最も好成績なデッキリストにリンクされている。

https://magic.wizards.com/en/articles/archive/metagame-mentor-2022-magic-online-six-format-deck-extravaganza

前回パイオニアを特集した際からの大きなメタゲームの進化は、アブザン・グリースファングの隆盛とイゼット・フェニックスの凋落、そして緑単信心の《ゴルガリの女王、ヴラスカ》を用いた発展だ。
(訳注:いわゆる「パルヘリオンコンボ」の事を英語圏では「Greesefang」と呼んでいる Greesefangは《脂牙》の英名)

アブザン・グリースファングはこの数週間で登場した新しいデッキで、(メタゲーム)9位から3位まで上昇した。多くのプレイヤーがリストをチューンナップしており、《縫い師への供給者》を抜き、《闇孔の小道》と《強迫》を入れる場所を作った。これによってデッキが合理化され、よりゲームを立て直しやすくなった。

したがって、もしパイオニアの競技トーナメントに出場するのであれば、グリースファングを止める準備をする必要がある。例をあげると、《引き裂く流弾》、《未認可霊柩車》、《虚空の力線》をサイドボードに入れよう。《虚空の力線》は《ウィザーブルームの命令》や《突然の衰微》をかわせ、ディスカード呪文を妨害するため、特にアブザン・グリースファングに有利だ。

次に、パイオニアで最もプレイされているカードを見てみよう。これは、基本土地以外のカードで、集計したデッキリストの全メイン・サイドボードで最も多いカードの一覧だ。

https://magic.wizards.com/en/articles/archive/metagame-mentor-2022-magic-online-six-format-deck-extravaganza

パイオニアで最もプレイされているカードは《致命的な一押し》《思考囲い》《ポータブル・ホール》、その他数枚のカードで、ビートダウンデッキとしてのラクドス・ミッドレンジの立ち位置を強化している。

https://magic.wizards.com/en/articles/archive/metagame-mentor-2022-magic-online-six-format-deck-extravaganza

3週間前の典型的デッキリストと比較すると、サイドボードから《強迫》が抜けた以外の大きな変化はない。

しかし、既存アーキタイプや新アーキタイプのための多くの素晴らしいツールを含む「団結のドミナリア」の発売後は、状況が変わるかもしれない。このセットは9月1日にオンラインで、9月9日にテーブルトップで使用可能になる。カードリストに目を通したところ、私の目には15枚のカードがパイオニアにおいて際立って見えた。

※訳注:以下の太字は眞白井が追加

《アダーカー荒原》は、白青両方の1マナ呪文を含む、アゾリウス・ヒロイックとアゾリウス・アーティファクト(エンソウル)の大型強化だ。

《カープルーザンの森》は《ラノワールのエルフ》と《エンバレスの宝剣》を使用するデッキに、ようやく安定したマナ基盤をもたらす。

《力線の束縛》は《奇怪な具現》コンボデッキに最適で、4ターン目に《産業のタイタン》となる可能性を秘めている。

《アカデミーの伝承師》は、《ニクスの神殿、二クソス》を使用した青単信心デッキで《予期の力線》と相性が良い。

《第三の道の創設》は、《弧光のフェニックス》を墓地に落とし、探査呪文をフラッシュバックしたいイゼット・フェニックスのようなデッキに合いそうだ。

《ヴォーデイリアの呪詛抑え》はマーフォーク部族デッキの素晴らしいロードだ。

《ヴェールのリリアナ》は何年にもわたるモダンのミッドレンジの象徴的な1枚で、ラクドス・ミッドレンジやアブザン・グリースファングに定着するかもしれない。

《本能を穢すもの》は《にやにや笑いのイグナス》《裕福な亭主》と組み合わせると、相手よりライフが多い状態でコンボを開始した場合、ゲームに勝利できる。

《静電式歩兵》は《魔術師の稲妻》を使用したウィザードデッキに入れられる。

《流動石の注入》はボロス・ヒロイックで除去と《恩寵の重装歩兵》を対象に取る強化の両方を兼ねるかもしれない。

《ランドヴェルトの大群率い》は《スカークの探鉱者》と合わせて赤単ゴブリンを可能にしてくれる。

《葉冠の幻想家》はエルフ部族デッキの素晴らしいロードだ。

《ラノワールの壌土語り》はジェスカイの隆盛コンボで活用できるかもしれない。

《クゥーイリオンの獣呼び》は《硬化された鱗》デッキを後押ししてくれるかもしれない。

既にたくさんのアイデアが浮かぶが、新しい相互作用を持つカードについてはほとんど触れていない。数週間後、パイオニアがどのような姿になっているか今から楽しみだ!

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