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4年前のクリスマス。はじめての一人旅、はじめてのゲストハウス

大学4年の冬。12月24日から26日。クリスマス真っ盛りの期間に、国内初めての一人旅に出ることに決めた。

強がりではないが、クリスマスに一人でいるなんて寂しい、恥ずかしい、と思った訳ではない。でも、特に予定のないクリスマスを過ごすくらいなら、「去年のクリスマスは、こんなことしてたんだ!」と少し話せるくらいの、ちょっとだけ変わったことがやりたかった。その手段として選んだのが、一人旅だった。

行き先に選んだのは、愛媛と高知。

当時、大河ドラマの龍馬伝を観て、福山雅治演じる坂本龍馬に憧れ、桂浜に。LIGの記事を読んで、柏島に行ってみたいと思っていた。一人旅に行くなら、絶対に高知に行きたい、と。

ちなみに愛媛は、JETSTARが松山空港に飛んでいるからという理由だった。行き方は、LCC × レンタカー。

移動手段は、これでよし。泊まるところは・・

と考えたときに、当時(2016年)思いついたのが、Airbnbだった。

「一泊3000円か!安い!」

当時は、ゲストハウスを既に知っていたかすらも、覚えていない。少なくとも、旅の宿泊先として、選択肢に「ゲストハウス」が挙がっていなかったのは、確かだ。

夕方頃に松山空港に着陸。レンタカーを借りて、宿泊地へ向かう。近づいてきたところで、駐車場の場所を電話で聞くことにした。すると、

電話口からでも酔っ払っているとわかる、オーナーさんの声。

「駐車場はそこの〜〜に止めちゃって〜〜 あと、今近所の鍋焼きうどん屋さんで鍋パしてるけど、来る?

その時の、よくわからないワクワク感を今でも鮮明に覚えている。そして、こういうのを待っていた!!!と思ったのも覚えている。

クリスマスに一人旅に出て、愛媛で見知らぬ人たちと、鍋パーティーをする。

面白そう!

「行きまーす!!」

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初めて行く場所で、初めて会う人たちに、自己紹介をして、今回の旅のことを話して(なんでクリスマスにひとりたび?!)、愛媛と高知のオススメを聞いて、そして、その日の寝床である「シナモンゲストハウスドウゴ」とゲストハウスについての話を聞き、あっという間に時間が過ぎた。

「おやすみなさい。明日から気をつけて行ってきてね〜!」

翌朝5時からひたすら車を運転して、柏島、四万十川を経由して、高知へ。Airbnb経由で予約した次の宿泊先も、偶然にもゲストハウスだった。ここもゲストハウス?!

チェックインが終わると、オーナーさんが

「今日の仕事はこれで終わりなんで、飲みに行きますか?」と一言。

前日はイブは鍋パ。12月25日。はゲストハウスのスタッフさんと、ひろめ市場で飲むことになった。男2人で。ゲストハウスのスタッフさんの自由な生き方の話は、大学生にとっては新鮮で、この日の夜もあっという間に時間が過ぎた。

翌朝は、念願の桂浜で。ここでの時間だけで、note一本書ける。それはまた今度。

12月26日。ひたすら運転して、愛媛に帰還。

帰った先は、初日に鍋パーティーをした鍋うどん屋さん。

店主さんに旅の報告をしつつ、鍋焼きうどんをすする。

埼玉生まれ、埼玉育ちの僕。母方、父方も両方のおじいちゃんおばあちゃんも埼玉に住んでいたので、「田舎に帰る」という概念がない。そこまで、旅行に出かけた記憶もない。

この旅を通じて、47都道府県に第二のふるさとをつくりたい と思った。

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いろんな人に出会い、出会う中で予想もできない旅ができる、ゲストハウスの良さを知った。

その後、大学卒業までに、山形、宮崎、長崎などなど、いろんなゲストハウスに行き、社会人になってからも、「趣味:ゲストハウス巡り」と言い、ゲストハウスでの一人旅を続けていた。

そして今年は「47都道府県に第二のふるさとをつくる」という目標に向けて、一気に加速。たくさんのゲストハウスに泊まった。

「クリスマスに一人旅にいくかー」と決めた時

Airbnbで「泊まるとこはここにしよう!」と思った時

鍋パに「行きます!」と即答した時

大袈裟かもしれないけれど、自分の直感が、そして、ゲストハウスが、自分の人生に大きな影響を与えるとは、思ってもいなかったな。なんて少し感慨深い気持ちになったところで、今日のnoteはおしまい。



ありがとうございます!大切に使わせていただきます!