【未来のお客さま運動】とクラウドファンディング


・はじめに

どうも、マサユキといいます。
肩書きはありません。
建築系の下っ端会社員です。

特に取り柄もない一般人のボクですが、今回のコロナウィルス騒動で多くの方々が理不尽な苦難に直面していることに、心を締め付けられる毎日を過ごしています。

とりわけ、普段から密接に関わっている飲食店の皆さんがとても心配になり、少しでも彼らの力になる方法はないものかと、ずっと考えてきました。

様々なニュースやそれぞれのお店・企業の対処を見ていて「頭のいい人達が各々に考えた事を、繋げる助けになることくらいはできるんじゃないか?」と考え今回の記事をまとめることにしました。

拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただければ幸いです。


・【未来のお客さま運動】とは

~大切なお店の「未来のお客さま」になることで応援しませんか?~

新型コロナウィルスでの自粛ムードが蔓延る中、京都のとある喫茶店さんがこんな取り組みを始められました。

喫茶フィガロさんへの失礼を承知でざっくり言うと・・・

すぐに来て欲しいとは言えないけれど、騒ぎが収まった後にでも来てくれませんか?その時にお得に使えるチケットを買っていただければ、今の状況がとても助かります!という企画ですね。

もともと喫茶店には珈琲チケットという文化がありますが、これは本当に今の世の中にフィットしていて、飲食業界での大きな助けになるのではないか、と感銘を受けました。

また店主の浦賀さんも仰っているように、他の飲食店でも応用が出来ます。実際に同様の取り組みを行う店舗も増えてきているようです。

自分が応援する地元の飲食店さんも、こんな事をやってくれたら絶対に協力するのになぁ・・・と悔しい思いもしました。

次のキッカケになったのは鎌倉でのこの記事でした。

鎌倉の飲食店さんと提携している「まちの社員食堂」さんが、それぞれのお店に代わって、そちらで使えるお食事券を販売されるという取り組みです。

趣旨と理屈は喫茶フィガロさんと同じです。違うのは「お店主導ではなく、他の人がお食事券を販売している」という点です。

つまりですね。

お店としっかり連携が取れていれば、お食事券を販売する仕組みは他の人が作ってもいいってことなんです。

もしも仲良しの飲食店が今ピンチで、相談を持ちかけられたとき、具体的に協力できる答えがこれだ!と確信しました。

お店がお食事券の販売を始めてさえくれれば、今の時代SNSで拡散の協力はいくらでもできます。LINEで繋がっている友人に、企画のURLを送るのも随分簡単になりましたよね。一緒に食べに行ったことのある人なら、少しくらいは協力してくれる可能性も高いでしょう。店主がそれを出来ない状態にあるのなら、代わりに仕組みを作ってあげればいい。

そしてその動きが広がれば、廃業しなくていいお店も少しは増えるかもしれない。

未来のお客さまに、なる。未来のお客さまを、創る。未来のお客さまを、呼ぶ。そして飲食店の未来を、共に支える。

この考えを仮に【未来のお客さま運動】と名付け、広げていくことにしました。


・おススメする具体的なやり方

ここから先は、飲食店で働く方、もしくは応援したい方が実際に「未来のお客さま」をどうやって創り、呼び込んでいくのかというスタンスで解説していきます。

もちろん、お店で商品引換券や金券を実際に作って販売する、というやり方は有効だと思います。口コミやSNSを使って拡散することで更に効果は期待できますし、それが最適解だというお店もあるハズ。

一方、ボクがおすすめするのはクラウドファンディングを使った方法です。

クラウドファンディングって何?という方は、こちらが分かり易かったのでご覧ください。


クラウドファンディングとは - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)クラウドファンディングとは、「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語で、「インターネットを介camp-fire.jp

今回の使い方は購入型クラウドファンディングですので、ざっくりと「インターネットを介した予約販売」と捉えていただければ大丈夫かと思います。

この方法で未来の集客を行うメリットとしては

①SNSでの告知・拡散との相性が良い
昨今ではSNSを頻繁に利用する人たちの間での認知度が高く、「クラウドファンディング=他人への応援=共感出来たら拡散」という図式が成立しやすい環境となっています。

②お店の広告にもなり、新規顧客を取り込める
お店に来たことのない方にも存在をアピールできるため、拡散できれば広告効果は非常に高いです。うまく行けば遠方の方にも届けることができます。また、郵送できるような商品があれば同時に販売することも可能です。

③急いで大量の食事券などを作る必要がない

仮に食事券を発行するとしたとき、どうしてもある一定数の券を作らなければなりません。見た目など拘るのであればなかなのコストがかかります。クラウドファンディングのリターンとしての設定であれば必要枚数が把握できて最低限で済みますし、一回の利用であれば購入画面を見せて頂くことで対応できます。

④審査を通過することにより信用を担保できる
クラウドファンディングには提供会社による審査があり、それを通過しないとプロジェクトを開始することができません。つまり開始しているプロジェクトには「信用」があります。これによって、お店と連携が出来ればそのお店を「応援している人」でもプロジェクトを立ち上げて協力することができます。

⑤今の世の中の情勢を追い風にすることが出来る
飲食店もそうですが、今はライブなどのエンターテイメント系のイベントも苦しい状況にあります。そんな中、YOUTUBEの投げ銭やクラウドファンディングを使ってアーティストを支援したい!という動きが連日ニュースになっています。

今まで全く使っていなかった層の方々が、好きなアーティストの為に支援者として名乗りを挙げているのが今なんです。各クラウドファンディング提供会社も、中止になったライブに関するプロジェクトの手数料をカットする、という支援を続々表明する流れになりました。

そんな中、国内最大のクラウドファンディング「CAMPFIRE 」さんは新型コロナウィルスサポートプログラムと銘打って、被害を受けた飲食店にも対象を広げ、手数料を無料にするキャンペーンを行っています。
※こちらを利用する場合は、応援プロジェクトは対象外となってますので店舗名義で申請する必要がありそうです。


今現在3月7日の段階で、実際に CAMPFIRE さんのクラウドファンディングで未来の集客を成功している方もいます。

※この方は他のプロジェクトで300万円を集めたこともある熟練者との事ですので、非常に参考に出来る部分は多いです!

このような追い風の流れがある中ですので、少し飲食店とは違いますが、以下のような起死回生の一手を打つことが出来て救われた業者さんもいらっしゃいます。

以上の理由でこちらのやり方をお勧めするわけなのですが

残念ながら、ボク自身はクラウドファンディングのプロジェクト立ち上げについて詳しいとは言えません。

今ここで一生懸命解説するより、多分CAMPFIREさんのヘルプページを読んだ方がずっと分かり易いし実践的です。

ただ、色々情報は集まってますので、もし相談があれば全力で乗らせて頂きたいと思っています!もしご用命があればいつでもDMください。

というわけで、自分なりに探した情報を解説させていただきました。少しでもお役に立てば幸いです。今後も少しずつ追記をして、もっと読みやすく改変していきたいと考えています。


・おわりに
最後までお読みいただきありがとうございます。

今のボクには特に肩書はありません。ただ2年前までは、ある飲食店の店長をやっていました。

そしてそのお店は、今はもうありません。

最後のお客様の寂しそうな笑顔と、何も無くなった店内を見た時の喪失感を、ボクは一生忘れないと思います。

そんな想いをする人が増えないことを、心から願っています。






追記①:書いてる途中ですごく共感できるプロジェクトを進めている方がいらっしゃるのを発見しました!拡散に協力していきます!

追記②:飲食店さん向けの支援情報を丁寧にまとめてくださってます。


頂戴したサポートは、全額ごちめしに投入し、飲食店支援に回します。良かったらご協力をお願いします^^