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桜の季節

March comes in like a lion, and goes out like a lamb.

全くライオンが去らないまま、4月になってしまった。コロナという名の荒くれ者は未だにおさまるところを知らない。

「最後のチャンスだから京都行こう。」

そんな気持ちで外出禁止が騒がれはじめた頃、京都に行ってきた。もちろん、少し後ろめたい気持ちもあったんだけど、これからコロナと一緒に長い間生きていくならば自粛しすぎも良くない。マスクをして、密集を避けて、桜を観に行くとした。

機材はGR3

とりあえず、朝ご飯である。お腹が幸せでないといい写真は撮れない。知らんけど。

京都に来ると喫茶店に入りたくなる。昔は、町家っぽいお店とか先斗町のお店とかに憧れたんだけれども最近はコチラの方が好きだ。京都に来たって感じがする。

なかでもイノダコーヒーは素晴らしい。落ち着く。静岡に行けば「さわやか」でハンバーグを食べなければいけないし、高知に行けば「明神丸」でカツオを食べなければいけない。京都に来ればここでアラビアの真珠を飲むのである。

あー、あと香川に行ったら「山田家」でうどんを食べるべし。

しばらく来れないし。なんて思ってるといつもより気が大きくなるもので、前から食べたかったクラブハウスサンドをたのんでしまった。

「えっ、うまい!」

「うっ、二層目はベーコンじゃなくてハムときゅうりなのね!!」

「三層目はまたベーコン!上に載ってるベーコンも重ねて食べてしまおうかしら」

なんて感じで間に挟まってるモノが微妙に違うから、スイスイ食べてしまった。京都は敷居が高いけど跨げると幸せが待っているー、そんな場所・モノが多い。クラブハウスサンドも例に漏れず。

それにしても1930円は高い敷居であった。また食べられるようにケの日を粛々と過ごそうと心に誓う。

六孫王神社

ボチボチ桜を観に行きますかということで京都駅近くの名所へ。八条口を出て、西に2キロほど歩くと東寺の北にでる。ここにあるのが六孫王神社。少しだけマイナーな桜の名所だ。

生憎の曇りだけど桜はそれでも美しい。まるでドームのように頭上を覆う。朱色の灯籠とのコントラストも素晴らしいの一言。

色んな写真を撮れて、比較的人が少なくて穏やかな神社は貴重。毎年来るスポットである。

鴨が気持ち良さそうに泳いでて、カメラを向けると寄ってきた。可愛いやつめ。

2017

ちなみにこれが六孫王神社で2017年に撮った写真。ずいぶん色味の好みが変わったなあ。構図の好みは同じ。というか引き出しが広がってない。

清水寺

平成の大改修が終わり、かやぶきの屋根をあらわした清水寺を早く見たかった。

ホントは人の多いとこは避けるべきなのだろうけども、過度な自粛には反対で、ソーシャルディスタンスをとれば大丈夫だろうと足を向けた。

幸いそれほど人はいない。

桜は満開である。

久しぶりのかやぶきの屋根。おいとましておりました。これからもちょくちょく来ます。よろしく。

やはり鉄板の絵になるthe京都。

いきなりのプチネタをいれると清水寺は6時から開いている。雪の降るこの場所に開門と同時に来たことがあるが、またそれは別のお話。

清水寺を下り、高台寺の方へ向かう。長くなったのでひとしきり。

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