最後の1年くらい、コスパより意思を

東大に入ってから、はや3年。はやくも大学の単位はすべて取得(したつもり)、さらには就職活動も終わりました。
そんな3年間を振り返り、そして僕に与えられた自由な1年間について考えたことを言語化しておきます。

3年間を振り返って

意外なことに1年ごとにテーマカラーが違うことに気づきます。

1年生はとにかく拡散期。ある意味中途半端ではありましたが、いろいろと手を出した記憶が。
2年生は1年生で広げた風呂敷を回収。前半はニートで、後半はONERというある意味メリハリがありました。
3年生は思考回路の変更。主に対人関係と自己能力への認識。他人に期待をすることの傲慢さ・無意味さを痛感した1年。そして数直線上での自分の能力の限界値が見えた1年。特に前半は危機的状況にも陥った分、反動で学びは大きかった気がします。

ただ色んな経験をしてきたからこそ、逆説的に共通点も見つかりました。特に自分の思考回路について。それはどんな思考回路かというと
●「コスト」と「パフォーマンス」
●「費用」と「効果」

を考えるクセです。
僕が好きなネタの一つに「人と人は価値の与えあい」みたいな話があります。これも広義「コスパ」の話ですよね。

そんな思考回路を持つだけあり、この3年間はずいぶんコスパの良い生活だった気がします。特に学業面と就活面においてでしょうか。

学業では駒場の教養学部の単位は1年生で習得し、2年Sセメスター(前期)は完全にニート状態。本郷の経済学部になっても、3年生で単位を取り切り4年生は再びニートです。
就活も3年生の6月くらいにはじめたおかげもあり9月には内定をもらい、すでにおしまいです。

少し嫌味な言い方だとは思うのですが、そこそこのスペックに、僕の強みである先を予測して現在の行動を決定する戦略性があるだけで簡単に成果が得られる。
学業と就活に関しては、目標を低めに設定した分もありイージーゲームでした。まさにコスパは最強な3年間だったと思います。

「コスパ」優先で過ごすことへの違和感

ただ「コスパ」で判断することに対して、釈然としない思いは常にありました。

例えばなんですが、就活で「人生の中で最も努力したことを教えてください。」みたいなESとか面接とかで聞かれると思うんです。
これに対して僕はいつも「大学受験オンライン戦略会議(現STRUX大学受験マガジン)」の運営です、って答えてきたわけですが、正直なところそれはウソです(笑

人生を振り返って、一番努力した経験はまちがいなく「受験勉強」。そして一番成果が出たのも受験。

これは一年勉強したら東大に余裕で合格できた、という数字的な成果もそうなんですが、
それ以上に自分の思考回路が圧倒的に成長するという成果がありましたし、
さらにその成長に満足できたという「ユーザー体験」という意味でも大きな成果だったと思います。

「大学に入ってから何かに本気で打ち込むことをしてきていない」

多分これは、受験勉強をやり切ったからこそ余計に感じるのだと思います。
周りから見れば1年生のうちから、いろいろと行動しているように見えているかもしれませんが、ふり返ってみれば「惰性」が大きい。

だから「熱中」を作りたい

そこで大学4年生では、
これをやり切った!といえるものを作る
というのを目標に据えたいと思います。できることならば大学受験を超える「熱中」を作りたい。

具体的な目標数値(KGI)は、
「アフィリエイトサイトで一年間で月間100万円の売り上げを立てる」
という目標設定でやりたいと思います。


アフィリエイトサイトにした理由は自分の将来像と現状のスキルを見たときに適していると踏んだためです。スタートアップで起業している・起業するだろう人と比べるとスケールは小さいですが、自分にはこちらが向いている気がします。
数値面についてはかなり適当。本当にできるのかもわからないですけど、1年間で月100万のキャッシュフローが立つならかなりうれしいな、という思いだけで立ててみました(笑

もっとも就職はするつもりですし、就職後もサステイナブルにキャッシュフローを稼げるようなアウトソーシング体制の構築をしたいという気持ちはあるので、途中からは数値面よりもそちらを追うことになるかもしれません。

受験の時もそうでしたが、
「熱中してやり切れば達成できる、でも手を抜くことは許されない」
という状況に身を置いて、1年間頑張ってみることにします。

マイルーム&作業スペース↑
3月には現在ONERオフィスにおいてあるiMacも仲間入りする予定です(笑

卒業するのは2020年3月。それまでにどんなサイトができているのか?いくつサイトを運営しているのか?いくら稼いでいるのか?
自分でも今から楽しみで仕方ないです。

……サイト設計と記事執筆をやるだけのニートになるので、
仲の良い皆さんはぜひ僕を外に連れ出してあげてください。内心すごく喜ぶと思います(笑

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