2023総括

2023総括 

毎年恒例の2023年、総括します。

業績は開示通りなので、
こちらは個人、会社の定性面を。

まず、今年2023年は
「業績回復」と
来期以降の
「新生TOKYO BASEの準備」を
念頭においておりました。

業績回復面で言うと、
業態により、山谷あれど、 
日本国内実店舗はインバウンド含め回復、
ECは苦戦(セール依存脱却に向かいます)、
香港はデモ、コロナを乗り越え、
ようやく黒字化、
中国は予想外の人流、
景気回復遅れによる大苦戦。

中国に関しては3年ぶりに渡航解禁にて、
3月、6月、12月と行ってきましたが、
ゼロコロナ対策により一次はどうなるかと
思いましたが、だいぶ、
人流は回復してきました。

来期は中国事業黒字化はいけるでしょう。

中国の出店戦略に関しては
元々は
上海、北京、広州、深圳の一線都市だけでなく、
成都、武漢、南京、寧波などの新一線都市まで、様々な業態での店舗展開を考えておりました。

しかし、現実はある程度の
規模での展開を考えると、
我々のニッチな商品群や営業戦略では
市場感度的に新一線都市は
まだ時期尚早と判断し、
日本国内の東名阪でのドミナント出店戦略同様に一線都市のみに絞った
様々な業態でのドミナント出店戦略に
方針を変えています。

中国の売上目標は変わっていません。

理屈ではわかっていたつもりでしたが、
海外事業の「戦略におけるローカル化」は難しく、
戦略は自社の強みをどれだけ、
その国で発揮できるかにつきると思いました。

つまり、企業によって、
戦略は様々があり、
中国はこうしろみたいな戦略は
企業によって強みの独自戦略が必要なので、
全く当てになりません。


一方、
もう一つの「新生TOKYO BASEの準備」
というのは、
個人的な40歳を迎えた年においての
50歳に向けた目標設定や
それに伴う習慣や環境の修正、
血の入れ替えを含めた新体制に向けた
組織の強化、
ビジネスモデルの健全化、
来期以降の新業態や仕組みの準備などなど。

新規出店をしないと決めた年も
創業以来初めてで、
今まで新規出店によって、
隠されていた人の問題、
在庫の問題、物流の問題、
投資の問題など、顕在化され、
有意義な年と言えたでしょう。

来年からはまた、
新規出店をしていきますが、
何年かに一度は
戦略的踊り場をつくると
いいのかもしれないですね。

創業者であるが故に
事業部長癖が抜けずに
経営者になりきれていないフシがあったので、
ヒト、モノ、カネに向き合い、
今年は全ての新卒、
中途の最終面接をやりましたが、
来年はIRの現場にも
しっかり向き合うつもりでいます。

また、今年は中国、香港、NY、ロンドン、パリ、ドバイと出店可能性の高い
さまざまな都市を改めて、みてきました。

日本と世界を比べると、
物価高、為替ギャップだけでなく、
言語や風土や同調圧力教育による世論、
働き方、高齢化による権力者の意思決定のズレなど、
日本の弱さを悔しいながら、
強烈に痛感しました。

安易に海外展開すれば良いという話でなく、
国内でも成長企業を作っていく上で、
変な日本の固定概念や風習、慣習を
本当に壊していかないとダメになるなと
相当な危機感を持ちました。

つい上場企業だからとか、
大きくなってきたからとか、
時代の流れだからとか、
ここ数年はわりと保守的に
考えてしまっていた
(つまり、大して考えていない)
自分に何発も
ボディーブローを浴びせられました。

やはり、いい時代の
日本だけで成功してきた
保守的おじさんに批判されることを
やらないとダメですね。

近いうちに面白い発表ができるようにします。

そして、何より、
資本主義で生きている以上、
ビジネスは数字が全てです。

どんな過程や言い訳があろうが、
数字がお客様の答えであり、
それが、全てです。

家族や友情、趣味とは違います。

ただ、目先でなく、
上がり続けて行く数字(お客様からの信頼)が
全てだからこそ、
理念や信念をより大切な会社にしていきます。


2024年、
新たなTOKYO BASEを楽しみに
していて下さい。

来年もよろしくお願い申し上げます。






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