2022総括

今年もあっという間に過ぎていきましたと言いたいところですが、、
今年は例年より長く感じました。

経営者として、恥たる下方修正計画で
赤字計画を出さざるを得ない状態
(赤字にならないように最後まで粘ります)になり、
非常に苦しい年でしたが、これも一つの試練と前向きにとらえ、
長い経営者人生としての糧にしていきたいと思います。

苦しめられた要因はご存じの通り、
大量出店した中国本土のゼロコロナ策です。
日本の最初の緊急事態宣言の2週間が半年以上続いているイメージですかね。
小売業は家賃と在庫がすべてですので、
ただ売り上げがとれないだけでなく、
その販管費と在庫が全社として重くのしかかってきます。

とは言え、そんなのは言い訳にもならず、
このコロナ禍を予想できず、攻めどころとみて、
この2年で大量出店の判断をしたのは紛れもなく、私でして、
この血だらけの状況を招いてしまった責任は強く感じております。

さらには根本として、国内の既存業態の収益性の低さや
新業態の生みの苦しみもあり、
中国の負け分をカバーできていないことが
会社としての根本の問題かと思います。

香港に出店したのが2017年、中国本土が2019年と
今後、アメリカやヨーロッパでの展開を目指していく中、
会社の方向性をグローバルシフトにふってきました。

実際に海外展開していくと、いかに日本が特別なマーケットで、
いかに特殊な国であるということを強く感じております。

日本のローカライズされたマーケットインや価値観は海外では
なかなか通用せず、
むしろ、日本マーケットにおけるニッチな商品や
考え方がグローバルスタンダードに近い感覚です。

日系企業が海外展開に苦しみ、
外資企業が日本で苦しむ理由がよくわかりましたが、
我々の考えとして、日本だけの会社にするつもりは全くないので、
しっかりと本質をとらえた問題解決をしていきます。

また、先のことは頭にあるとはいえ、
一旦、2023年は敢えて、
目先の利益に徹底的にこだわろうと思っています。

未来のことを見据えた上での判断と、
今の足元の損得を比べると、矛盾が生まれて、
キレのある判断ができないので、
中途半端な判断はせずに、目先のみでの判断をします。

経営の基本ですが、判断基準を絞るほど、早いです。
こんな楽なことはありません。

来る2023年はその判断をして、
収益性をあげていきたいと思います。

中国のゼロコロナ策の終焉も近づいていることに頼らずに、
盤石な会社と組織をつくっていきます。

2023年は自身も40歳という大台にのる歳になり、
誕生日である10月には
今の延長線ではない素敵な未来計画が描けるような、
組織や財務状況、知識や思考、情報などを整えていきます。

見ててくださいね。

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