aftermath

錆びた鎖に 声は繋がれ
赤い花弁は 儚く枯れてく
揺らめく 現実 確かにその手に
最果ての地図 響く最後の足音

独りきりで夜の底にいる
最後だね、と君は笑っている
あの日の傷 まだ血は流れて
アネモネのように 胸を染める

自分と違う色を消して生きる
それは本物の幸福?

窓にかざしたその手に突き立てる
鋭く尖った 感性のナイフを
何度も突き刺し 何度も泣き叫び
滲む感情 胸に刻んで書き綴る

独りきりの夜に慣れすぎて
最後の夜、君の顔は見えず
不意に見えた理想に委ねた
二つ分の私は何処に?

包み隠す本当の自分を
偽りの幸福に浸り

錆びた鎖に 声は繋がれ
赤い花弁は 儚く枯れてく
揺らめく 現実 確かにその手に
最果ての地図 響く最後の足音

錆びた鎖に 声は繋がれ
赤い花弁は 儚く枯れてく
揺らめく 真実 僕はその手に
最果てに覗く 明日は揺るぎないと
あの日の僕に 贖罪を

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