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[013-a]セクターや銘柄毎のチェックポイント

様々なセクターや銘柄に関する考え方、チェックポイントの語録です。[013]の最後の項の抜粋プラスαです。

◼️PERに関するチェック

じっちゃま曰く、《買う前に過去のPERを遡ってみて。趨勢としてPERは上昇or下降しているのかに注意を払って。PERがどんどん低くなっているようなセクターを「割安」だとか思って安易に買い出動しないでください。万年割安セクターの可能性があり、非常にデンジャラスだから》

◼️ハイテク株のアンダーパフォーム

じっちゃま曰く、《現在は経済再開で①金利の上昇プレッシャー、②素材株や市況株でも企業業績が伸びやすい、ということでセクターローテーションが起こりやすい。そのような理由からナスダック系のハイテク株がアンダーパーフォームしていると考える。》

◼️シクリカル銘柄

じっちゃま曰く、《シクリカル株は景気拡大の前半部分でのパフォーマンスは良いが、後半部分では悪くなる。今はまだ前半部分だが、1ヶ月先か2ヶ月先か...いつかはわからないがシクリカル株が大きく売られる時がやってくると思う。だからピリピリしながら見ておく必要がある。》

◼️ディフェンシブ銘柄

じっちゃま曰く、《ディフェンシブ株は「景気後退局面に強い株」、具体的には日用品、食品、飲料など。(これから景気が悪くなるのでは?)という局面に投資するのが良い。シクリカル株は「景気に業績が左右される株」。具体的には鉄鋼、工業、素材など。(これから景気が良くなるのでは?)という局面に投資するのが良い。》

またじっちゃま曰く、《飲料セクターはディフェンシブ(景気後退局面に強い)。ソフトドリンクは景気に左右されにくいですが、高価な洋酒やワインは景気に左右されやすい。》

◼️固定費高い銘柄のオペレーティングレバレッジについて

じっちゃま曰く、《株価の値動きという意味では、ゴールドの値動きが1だった場合、金鉱株の値動きは2とか2.5というような動きをします。それはアップサイドでもダウンサイドでもです。なぜ金鉱株の値動きが荒いかというとオペレーティングレバレッジというものがあるからです。》

またじっちゃま曰く、《アマゾンのビジネスモデルにはオペレーティング・レバレッジがあるので、上に外れる時は今回のように大きく外れるし、下に外れる時も酷くなります。ぬかよろこびしないで! 》

◼️Gold 

じっちゃま曰く、《ゴールドは手に負えないインフレが起きた時にアウトパフォームする。先日パウエル議長がインフレ退治すると発言後、長期金利は下がってる。彼が『インフレ退治する』と言う=『インフレは退治される』と投資家は判断してる。今、ゴールドをもつのは中央銀行に逆らうこと。》

◼️薬品銘柄について

じっちゃま曰く、《製薬会社の株はディフェンシブ(景気後退局面に強い)、大手はたくさんの種類の薬を販売しており、売上は安定。四半期決算のサプライズも少ない。薬のパテントが切れると、ジェネリックが登場=薬価が急落。大ヒットした大型薬がパテント切れを迎える前後は、株価も神経質な動きになります。》

◼️住宅関連銘柄

じっちゃま曰く、《住宅建設業者の株価は金利と住宅市場の動向に大きく左右されます。市況が暗転する局面では、在庫の評価損で大赤字を計上することも…。荒っぽいので、上手くタイミングを捉えて売買する必要があり、『金利が上昇、住宅の販売が低迷、住宅価格が下がっている』ときは、躊躇せず損切るべきです》

◼️石油関連

じっちゃま曰く、《「石油会社を分析するポイント『①リザーブ・リプレースメント・レシオが100%を超えている(生産した以上に新しい確認埋蔵量を発見・追加した)10年単位で比較する。②生産高(どれだけ生産を伸ばしているか?)③投下資本利益率(本業への投資の上手さ)また、利回りを手掛かりにすることもある。」》

◼️ホテル

じっちゃま曰く、《ホテル企業の経営内容は①客室単価=売上高÷客室数、②稼働率=稼働客室数÷総客室数③稼働可能客室当たり売上単価(RevPAR)=売上高÷お客さんを泊められる客室数によって計測されます。一般にホテル業界ではRevPARが最も重要だとされています。》

◼️消費安定材

じっちゃま曰く、《日用品の株は業績が読みやすく、株価も安定、財務的にもしっかりした企業が多い。好景気や、ハイテク株などの高い成長性を持った株が人気になっている局面では、市場平均よりパフォーマンスが劣後する。その安定的な性格は、NISAのような長期投資の対象として適している。配当利回りも平均以上》

◼️トラック!

じっちゃま曰く、《トラック需要は運送業の景気に左右されると同時に買い替えサイクルや排ガス規制などの影響を受けます。トラック市場の指標となるのはクラス8と呼ばれる、長距離トラックの販売台数です。》

◼️建機

じっちゃま曰く、《建機は固定資産投資サイクルの影響を受けます。鉱山で使用される削岩機械は石炭、鉄鉱石、銅などのコモディティ価格に影響を受けます。たとえば、コモディティ価格が軟調に推移すると鉱山機械の需要は急減しています。また、農業機械は穀物価格ならびに農家の収入に左右されます。》

◼️レジャーセクター

じっちゃま曰く、《レジャー・セクターは景気に敏感です。とりわけオートバイやスノーモービルなどは高額アイテムのため不景気の際は売上が落ち込みます。低金利は割賦で高額のレジャー用品を購入する際、消費者にとって返済が容易になることを意味します。原油価格の下落はクルーズ運営会社にとってプラスです》

◼️特化型ETF

じっちゃま曰く、《特化型ETFはその特徴からポートフォリオの中核に据えるのは不適切です。あくまでも補助的な使い方をすべきだと思います。その理由は1)往々にして費用比率が高い、2)それだけでは十分な分散が得られない、3)ETFの値動きが荒っぽいなどによります。選び方のポイントは出来高が少ないETFを避ける。」》

最後に

長年の経験を元に培ったチェックポイントを惜しげもなく教えていただけるのはありがたい限りですね!今後も適宜追加していきます。

最後まで読んでいただきありがとうございます(≧∀≦)


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