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どうすればユーザーにアプリを継続的に利用してもらえるだろうか

株式会社Peer Lodge代表のまささいとうです。いいね機能がなく、視聴回数が見えない招待制の音声アプリ「Peer Radio(ピアラジオ)」をつくっています。

「どうすればユーザーにアプリを継続的に利用してもらえるだろうか?」というテーマについて考えてみたメモです。

問い

どうすればユーザーにアプリを継続的に利用してもらえるだろうか

現状はどうなっているのか。

①価値を感じるまでに時間がかかる → 価値を感じる前に離脱

悩んだ時に悩みを投稿する→コメントをもらう

この行動が起きた際に、ピアラジオの価値をユーザーの方に最も感じてもらえるものの「悩んだ時に悩みを投稿する」というアクションが起きることは滅多になく、価値を感じるまでに離脱をしてしまっているのではないか。

価値を感じるまでの時間を短くするにはどうすれば良いかを考えていく必要があるのではないか。

②利用方法のパターンを複数提示できていない → 飽きてしまい離脱

前述した

悩んだ時に悩みを投稿する→コメントをもらう

に加え、

自分のモヤモヤを声に出す→気持ちが整理される

という大きく2パターンが、現在のメインの利用方法。

それ以外の利用方法を提示出来ておらず、ユーザーの行動パターンが限定されてしまっている。

その結果、現在ユーザーのアプリ利用方法は多様ではなく、ほとんどのユーザーが同じような使い方をしており、投稿ユーザーや視聴ユーザーにも飽きが来てしまうのではないか。

コアな価値を実感してもらえていることは良いことではあるが、多様な使い方を運営から提示することで、慣れや飽きを感じないようにしていくことが必要ではないか。

<例>
・誰かと録音する
・おはよう、おやすみなどのひとこと投稿
・Spotifyのようにプレイリストをつくる

上記のようなパターンをどんどん生み出していく必要がある。

③視聴UXに課題

・聴きたい投稿や自分に合った投稿・ユーザーにたどり着きづらい
・検索するけど結果が出てこない

上記のような「聴きたい投稿に出会う」「自分に合ったユーザーと出会う」などのコア体験に近しい視聴UXを磨いていく必要がありそう。

聴きたい投稿に出会う

・プレイリストを作成し、聴きたい投稿を見つけやすく
・サブタイトル、ハッシュタグを導入し、聴きたい投稿を見つけやすく
・音声をテキスト化し、内容も検索できるように
・検索ワードの傾向などから聴き手が聴きたいコンテンツを把握し、聴きたいコンテンツが並ぶようなキャンペーンを開催

自分に合ったユーザーと出会う

・ユーザーの属性検索の導入検討
・ユーザーレコメンドにより、自分に合ったユーザーを見つけやすく

連続再生機能の導入なども視聴UXを高めてくれるはずだが、ユーザーの心境によっては、聴きたくない投稿も聴いてしまうということも起こり得る。

ユーザーがどのような心境の時にどのような投稿を聴くのが良いか、というロジックが整った段階で実装を検討していく。

④アプリを開くトリガーが少ない

[外的トリガー]
・フレンドの投稿通知
・運営おしらせ通知

フレンドが少なかったり、運営がたまにしか通知を送ってこないと外的トリガーが少なく、アプリを開く頻度が減っていく。

[内的トリガー]
・モヤモヤや悩みが生まれた際
・なんとなく声を残したくなった際

外的トリガーをユーザーにストレスのない範囲で増やしていくことも必要だが、内的トリガーをどのように増やしていくのかが大切になりそう。

ピアラジオはいいね機能がなく、視聴回数が見えないため、ソーシャルの報酬がコメント以外にはない。

数字ではないものの「誰かが聴いてくれている感」「1人じゃない感」を感じられるような施策は必要かもしれない。

・連続利用することでレコメンドの精度が高まっていく
・noteのようにバッジが貯まっていく
・Pinterestのように「誰かがあなたのピンを使ってくれた」的な誰かに役に立っていることが分かる
・連続利用することでキャラクターが成長していく

などのような、一般的には換金できないピアラジオ内部での価値を感じてもらえるような報酬設計も必要になりそう。

おわりに

いいね機能がなく、視聴回数が見えない招待制の音声コミュニティ「Peer Radio(ピアラジオ)」をつくっています。

気になられた方おられましたら、よろしければユーザー登録いただけたら嬉しいです👏

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