駄菓子屋さん

UFOは、undefined flying object の略で、未確認飛行物体と言う意味です。必ずしも、宇宙人が乗ってる乗り物とは限りません。

と言う訳でまさるんです。

皆さんは駄菓子って好きですか?

駄菓子って今はそんなに安いって感じませんが、昔は子供の僅かなお小遣いで沢山買える夢の様なお菓子でした。中には、合成着色料など身体に良くない物が入ってるんで食べちゃダメって言われいる子も居ましたが・・・

今日は駄菓子屋さんでのお話。

もう、このノート嘘ばっかでつまらない!って思う人は、とりあえず、まさるんのTwitterのヘッダーに欲しい物リストがありますから、そこから何か一点ポチッとしておいて下さい。

以前のお話で出てきたかと思いますが近所に駄菓子屋があり、みんなそこが大好きでおやつは必ずと言って良いほどそこで買っていた。

そのお店の名は「ババァの店」

商品が売れ残らないよう、すぐに大当たりが出ないように当たりクジを抜いていたり、ジュースはあんまり冷たく無かったりと酷い事をするが、一人一人名前で呼んでくれたり、色々気にしてくれるんでみんなの大好きな店だった。

ある日の事、広場にはぼーっと立ってるシロしか居なかった。

「みんなは?」

「ババァの店・・・俺はまさるん待ってた」

シロと二人、歩いて5分もかからない場所にババァの店はある。

「まさるんもシロも来たね!一杯買って行きな」

これが、ババァの挨拶。

まず定番なのは、飴クジ

紐付きの飴で色々な味と大きさがあるのを、千本引きクジの様に一本選んで引く・・・

「おぉー今日はイチゴのデカい奴だ!」

「本当だ!みかんと交換してあげる!」

と半ば強引にハズレの小さいみかん飴と交換する強欲なサチ

でも、嬉しそうに飴を頬張るサチの顔をみたら文句は言えない。

「これまさるんのなっ」

とニキは歳上らしくお菓子を分けてくれる。

こういう時、仲間って良いなぁって思う。

みんなはさっさと買い物を済ませ広場に戻って行く中、俺はまだ何を買うか悩んでいた。

「うん?何だろ?」

何か視線と言うか表現しにくいが、俺に気がついて!!って言う何かビームでも撃たれてるんじゃないか?と言う様なのを感じた。

ふと振り返ると店の外に見知らぬ男の子が一人立って居た。

この店は決して広くない。その上、悪ガキが多いので、買い物しない子は、店に入ってはいけないと言うルールだった。そうなると、その見知らぬ男の子はお金を持って無い買い物しない子と予想出来る。

じーっとこっちを見つめる男の子・・・

俺は最後に袋に入ったお菓子を買い、その子に半分分けてあげた・・・


後半に続く

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