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エバンス愛さんの語る文法学習の注意点!

こんにちは。
英会話の伝道師・まさぽんです。

今回は、20代の頃に英検1級を取得し、今ではアメリカ人の旦那さんを持つ英語業界の有名ブロガー「エバンス愛」さんが勧める文法学習について語ります。

エバンス愛さんは、こちらの記事👆でも語っている通り、「文法」の必要性を強くアピールしていますよね。

しかし、肝心の文法の勉強法に関しては、本人のブログ内でもあまり語られていません。

そこで今回、エバンス愛さんの文法学習をまとめつつ、僕から補足情報を語っていこうと思います。

これから文法を頑張ろうと思っている方は、最後まで記事を読んでみてくださいね^ー^

❏ 文法を理解すると「掛け算」で英語を学べる説

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エバンス愛さんは、英語の初級者がネイティブの英語表現を丸暗記することには否定的です。

ネイティブ英語の暗記は「足し算」だからです。

「〇 + 〇 + 〇 + ・・・」といった感じで1つ1つの表現を丸暗記していくと、覚えることが無限に増えていくので、いつまで経っても思ったような英語を話せないし、応用も効かない勉強になってしまうということですね。

その一方、英文法と英単語をしっかりと学んだ人は、「掛け算」で手持ちの英語表現を増やしていくことができます。

つまり、「〇 × △ = ◇」という形で英語の知識をどんどん組み合わせることで、自然と膨大な量の表現を(暗記しなくても)使いこなせるようになる、というわけです。

この「掛け算」を使った英語のトレーニングによって、エバンス愛さん自身の英会話力も飛躍しているので、結局大事なのは、文法なのです。

もちろん市販の本屋やインターネット上には、おびただしい量の英会話フレーズがあるので、それを暗記するのは間違いではないのですが、エバンス愛さんによれば、それらは「上級者向け」の学習法とのこと。

最初はフレーズ集が最も取っつきやすいので、多くの人がやり始めますが、ある程度こなした段階で「限界」に気付き、そこから文法学習へと目覚められるかどうかがカギなのです。

僕もまったく同じ意見です。初心者ほど文法が大事なのに、フレーズ集の方をみんなやりたがるんですよね^^;

❏ エバンス愛式・文法問題集の解き方

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エバンス愛さんのアメブロにも書いている内容ですが、具体的な英文法の勉強をどうすべきかについて、ここで簡潔にまとめておきましょう。

まず、現時点で文法の基礎があいまいになっている人は、「中学~高校レベルの英文法の問題集」をひたすら解きまくることを、彼女は推奨しています。

その際には1つの教材で良いので、同じ教材を最低3回、できれば7回は反復して解き直すことで、「問題集をやり切った」という自信が生まれます。

その自信は潜在意識に刻印され、「自分は英語をやればできる」というイメージアップにもつながり、英語に挫折しにくくなります。

あまり時間をかけず、時間を測ってタイムアタック形式を1冊の問題集を早めに回すことを心掛けることで、ゲーム感覚で文法を学ぶことができます。

また、知識の足りない部分は文法の参考書を使うことを、エバンス愛さんは推奨しています。

ただ上記の内容は、僕が思うに「既にある程度、文法知識が頭に入っている人」向けです。まだ体系的に英語を学んでいない初心者の場合、参考書を読んでも理解が追い付かないケースが多いんですよね~。

エバンス愛さん自身がTOEIC980点を取得したのも、塾講師時代にひたすら文法の問題集を解きまくったことが大きな要因ですが、それはもともとTOEIC600点レベルの実力があったからです。

ちなみにエバンス愛さんは「TOEICの問題集を使って文法を学ぶこと」は、英語中~上級者以外は非効率的だと断言しています。

なぜなら英語初心者の場合、体系的な文法知識が頭に入っていないからです。

問題集の解説を読んだとしても、その意味するところが正確に読み取れず、闇雲な暗記に走ってしまいがちです。(たとえばofの後には所有格あるいは目的格が続き、その後にing形が来る・・・みたいな解説を、意味も分からず暗記しようとする人)

「理解」を伴わない暗記は、英語学習でほとんど意味を為しません。

結局大事なのは「体系的な文法学習」に外ならず、英語初心者こそ、まずはどこかで英文法の全体像を誰かに学んだ方が良い、ということですね。

❏ 英文法の前に学ぶべき「英語感覚」について

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エバンス愛さんは、中学レベルの英単語が既に分かっている人向けの「英語を効率的に学ぶ順番」として、次の解説をしています。

1.文法
2.リスニング
3.英会話
4.ボキャブラリー

ただし、初心者がいきなり文法をやり始めると、退屈に感じてしまい、英語学習に飽きやすい、という問題がありますよね。

そこでエバンス愛さんは、

「0.英語感覚のインストール」

を「1.文法」以前に持ってくることを(メルマガ内で)提唱しています。

これは、既に英語を極めた人の「感覚」を伝えることで、英語学習者の知的好奇心を刺激し、飽きない文法学習を実現するという狙いです。

ちなみに、これに関する僕の意見はというと・・・

英語の感覚を理解すれば確かに学習は捗りますが、正直、英語初心者がいきなり「感覚」をインストールするのはちょっと無理がある気がしますね~。

って感じです(笑)

たとえば、運転免許を取得しておらず、車に乗ったこともない人が「プロのF1ドライバーの感覚」を語られたとしても、いまいちピンと来ないと思うんですよね。

もちろんエバンス愛さんの言う「英語がデキる人の感覚」を持つことって大事だし、それがあれば学習が捗るのも事実です。

しかし、実際に「感覚」を養うには、もっと色んな経験を積んでからでないと難しいのです。

たとえば僕の場合、幼少期にECCジュニアに通い、中学3年の頃に塾で鬼講師にみっちり英語を鍛えられ、浪人時代は受験予備校で英語を勉強しまくり、大学ではアメリカに留学をするなど、色んな経験を積んできました。

そうした中で徐々に養われていったのが「英語感覚」なので、まだ文法も学んでいいない人が身に着けるのは、ちょっと厳しいかも・・・というのが僕の率直な意見ですね。

❏ 英会話は「英語上級者」のためのスキル

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エバンス愛さんは、自身は英検1級を持っており、過去には翻訳兼通訳者として華々しい経歴を持っていますが、「英会話は上級者のスキルだ!」と、メルマガ内でハッキリと断言しています。

英語をスラスラ話せる人は例外なく、基礎英語をどこかでみっちりと学んでおり、エバンス愛さん自身も塾講師時代に英文法の問題集にひたすら取り組んだ過去を持っています。

また、現時点で英語をしっかり話せる人の特徴としては、「アウトプットできる数十倍の知識量をインプットしている」ということです。

これに関しては僕も同意で、まずは単語や文法などをしっかりインプットしない限り、なかなか英語を話すのってできないんですね!

たとえば僕らは日本語でも、どこかで読んだり聞いたりした表現を日常会話で使いますが、それらが自然に出てくるのは、何度も何度も同じ単語や表現を見聞きしているからです。

その点は、英語も同じですよね。

まだ基礎が固まっていないのに、いきなり英会話スクールやオンライン英会話でスピーキングを学ぶと、結局はネイティブの言われるがままに「表現の暗記」を繰り返す羽目になるでしょう。

ただし、それはエバンス愛さんの言う「足し算」的な学習でしかないため、もっと効率よく「掛け算」で英語を学ぶためには、やはり基礎単語と基礎文法をしっかり固めることが先決だと言えます。

❏ エバンス愛さんが勧める「超越文法」とは

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さてさて、そんなエバンス愛さんは、自身のメルマガ内で “No Borders” という独自企画を案内しています。

その “No Borders” の参加条件として、別の先生が運営している「超越文法」という講座があります。

実際、これに参加すれば、英語初心者でも文法を極められるのか?

こちらはネットで検索すると、詳しい情報も出てくるので、「超越文法  エバンス愛」で検索してみると良いかなと思います!

それでは今回はこのへんで。

最後までお読み下さりありがとうございました。

まさぽん


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