還暦七夕Ⅱ

 私は分かっている、あなたの心の中には私の居場所など無い事は。色々言葉を並べているけれど、会い来てくれるなんて無いだろう。七夕に会えるなんて夢物語だよね。ステキな恋愛小説でしか書けないよ。現実にはならないと思うよ。今年会えなくても、来年に希望を持って、今の自分の生きる理由。
 夢物語が現実となって、今年会って「また、来年ね」て別れる。一年に一度のわずかな時間を共に過ごせればそれだけでいい。妄想は大きく大きく、叶わぬと分かっていながら広げてしまう。結果はいつも最悪なのに。心折られてしまうのに。馬鹿な自分に呆れてしまう。一人寂しく散歩って‥‥
 待っているよ七夕の日に‥‥わずかな期待を持って‥‥

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