猪子山山頂でタカサゴユリ(高砂百合)の開花です

画像1 猪子山山頂にある北向観音の社の中には、坂上田村麻呂が安置したとされる像高55cmほどの小さな十一面観音菩薩の石像が祀られています。
画像2 その近くで、タカサゴユリ(高砂百合)が開花しました。台湾原産のテッポウユリの仲間で、よく似た花を咲かせます。この辺りでは、6月初めのササユリ、7月中旬のウバユリ、そして8月中旬のタカサゴユリが順番に咲きます。
画像3 葉っぱはテッポウユリと比べて細長く、茎が細くて背の高さは1m以上あるでしょうか・・・。
画像4 ササユリは開花まで7年ほど要しますが、こちらは2年目には花をつけるそうで、繁殖力旺盛です。テッポウユリとの交雑種もあり変異も起きやすく、判別が難しい個体もあるようです。この辺りのタカサゴユリは、花が白っぽい個体が多いように思います。
画像5 ここから観音正寺まで4㎞、雨宮龍神社まで1.9㎞と書かれた案内板も立っています。東近江トレイル繖山コースの入口になります。
画像6 すぐ横には東近江トレイルの地図看板も立っています。麓に一本立っていてこれが二本目になります。ちなみに繖山には7本、箕作山に8本立っています。
画像7 今日は、比較的遠くが見渡せます。北方向には荒神山が、そして写真の左方向には琵琶湖に浮かぶ多景島が見えますが、写っていないなあ・・・。
画像8 西方向には大規模農業が営まれている大中の湖干拓地があり、更に向こうには沖島が見えます。琵琶湖で唯一の住民が住んでいる島だそうです。
画像9 近くには、アマノウズメノミコト(天鈿女命)の巨石がドンと構えていますが、この辺りの岩石はすべて湖東流紋岩で構成されています。周辺には「神々の巨石」・古墳・城の石垣などに利用された巨石が点在しています。

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