サネカズラの集合果が色づき始める

画像1 山を登り始めると、まだ薄緑色ですがボチボチ赤く色づき始めようとするサネカズラ(ビナンカズラ)の実(種)に出会います。常緑つる性木本の一種で、球形の集合果が実りますが、茎などから得られる粘液は古くは整髪料に使われていたそうです。万葉集にも多数詠まれていて、古くからなじみ深い植物とか・・・。
画像2 さらに歩いて行くと、この花に出会います。ガンクビソウの花に似ていますが、茎が長く上に伸び花の色も赤っぽくてどうも違います。ちなみに、ガンクビソウの花は黄色っぽく、背丈は低く分岐しています。
画像3 そして、てっぺんの花は綿毛になって種を飛ばそうとしており、決定的にガンクビソウとは違うことに気がつきました。スマホ検索で、アフリカ原産のベニバナボロギクとでましたが、どうでしょうか・・・? 花後の冠毛を「ボロ」に見立ててこの名前だそうです。
画像4 ハナワラビの小さな株です。フユノハナワラビでしょうか・・・? 胞子をつけた胞子葉が伸びてきています。今年確認したのは、この群落が三か所目です。ここは、いつも綺麗に除草される場所なので、小さな個体の群落です。30株ほど生えているでしょうか・・・。今が観察の絶頂期、楽しみなことです。

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