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街の第一印象

 金沢市大野町に通い出したのは、確か1996年から。
 
 大野町に来てクルマを降りると、ぷーんと醤油の香りがした。不思議なもので、嗅覚はだんだんと順応してきて印象は薄れるが、初めて大野にやって来た人を案内するときには、まず街に漂う香りを指摘される。

 視覚はどうかといえば、砂丘の上からは黒瓦の家並みに突き出た煙突がシンボリック。そして、醤油倉庫に高く積み上げられた醤油瓶ケースのビビッドな色合いに目が引きつけられる。渋い色合いの下見板とのコントラストがイイ。

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