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子育て忘備録②

 子供が生後1ヶ月を迎え、産院で1ヶ月検診を受け、晴れて外出許可がおりた。そして私の1ヶ月間の育児休業が終わり、仕事に復帰することになる。何もかも初めて。小さな赤ちゃんを連れた外出も、育児しながらの仕事も。これからようやく本当の苦労が始まった。
 1ヶ月検診は無事異常なく終わり、外出できるようになった。初めてのお出かけは近所の公園から。ベビーカーに乗せていったけど、まだ何もわかっていないので、とりあえず外の空気を触れさせたかな、くらいのレベル。

 妻の家族に引き続き、私の両親も子供に会いに来たり、水天宮へお宮参り。参道に三脚を立てて撮影はダメらしく、警備のおじさんに優しく諭された。苦労して写真撮ってる時は寝てしまう。子供ってずっとこうなんだろうな。

 毎日散歩をしたくて、隣駅のスタバにコーヒー飲みに行くのがルートになっていた。出かけるのにも、ミルクを頻繁にあげるので、粉ミルクを小さなパックに詰めて、保温ボトルにお湯を入れて持っていく。うんちもよくするからおむつとおしり拭き、ゴミ袋、着替え。赤ちゃんと出かけるのも一苦労。いつも1人でやってる世のお母さんはすごいな。
 休みの日はこんな毎日を過ごしていくわけだが、実は1ヶ月経ってから私の育児休業が終わってしまった。怒涛の育児と仕事が始まる。

 まだまだミルクの頻度もうんちの頻度も早く、「長くて3時間」。仕事を終え、日中の育児でぐったりした妻と交代。一緒に風呂に入り、子供を妻に任せて夕飯を作り、バウンサーで揺らしながら食事。食事が終わり、片付くのでもう22時。しかし睡眠のサイクルがまだ出来上がっていない赤ちゃんはまだ寝ない。いつも1時を過ぎた頃に寝付く。ミルクも1時に飲んで寝てくれればラッキーだが、23時にミルクを飲んで1時に寝るなんてこともよくある。これは1時間しか寝れない…
なんてことも。
 妻も疲れ切って寝てしまっているし、赤ちゃんも明るいところでミルクを飲まずと目が冴えてしまうので、暗闇でミルクを作り、飲ませて、おむつを変えて寝かせる。そして使った哺乳瓶を洗って殺菌消毒。そこから寝ようとすると次のミルクまで3時間も取れず、結局1〜2時間の睡眠を2〜3回繰り返して朝に。そのまま仕事へ行き、なんで生活を送っていた。

眠気の先にあるのは吐き気と頭痛。休憩時間が15分でも横になってた気がする。妻に比べればなんてことないんだろうが、身体がボロボロ。体調を崩さなかったのは遺伝子だと思う。両親に感謝。しかし、生後2ヶ月になる辺りから希望の光が差し出す。にっこりと笑い出したことだ。タイミングとか向いてる方向は結構謎なことが多いが、どんなに疲れていてもあの笑顔を見ると疲れが飛んでいってしまうような。今までの可愛いとはレベルが違うほど愛おしくなった。

 歯がないので歯茎ばっちり出てるけど、愛おしかった。そんな2ヶ月目。

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